雨の中、テアトル梅田へ

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昨日からリニューアル・オープンということになっていたようで、ロビーが白を基調にした明るい内装に変わっていました。スタンド式のカウンターが無くなったのは残念。
しかし、麻生久美子さんは今本当に売れっ子の映画女優ですね。『おと・な・り』、『インスタント沼』、『ウルトラミラクルラブストーリー』と立て続けに公開だもんなぁ。
Story編集者・沈丁花ハナメ(じんちょうげはなめ/麻生久美子)が担当する女性誌は売り上げが伸びず、ついに休刊。会社を辞め、好きな男にもふられた彼女は、人生をリセットしようと全ての家財道具を売り払う。実家の母・翠(松坂慶子)は河童を探しに行って池に落ち、意識不明で病院に運ばれる。池からは母がある男性に宛てた手紙が・・・。その手紙で相手の男性=沈丁花ノブロウ(風間杜夫)という見知らぬ男が実の父親であると知ったハナメは、手紙の住所を頼りに彼を訪ねる。そこは「電球商店」という怪しげな骨董店だった・・・。
(ZAQシネマより改変)
ファンの方は先刻ご承知なんでしょうけど、三木聡監督は『ダウンタウンのごっつええ感じ』、『笑う犬の生活』など人気バラエティ番組の担当作家だったそうですね。その脚本・演出はさすがに笑えます。“間”がとてもいい。
じり貧OLハナメの日常と妄想を、彼女のモノローグと早回しの映像でテンポよく綴る数分間のオープニングからして、最高です

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なぜかうまく行かない毎日でも、明るく能天気に生きるハナメの楽天家ぶりは、痛々しくも清々しい。実際に身近にいたら、はた迷惑な気もしますが、少なくともこの作品の中の彼女は非常に魅力的です。
で、映画全体にも、ひとつひとつのエピソードにも、大した意味もメッセージも無いように見える。ただ楽しく笑いながら、アッという間に時間が過ぎて行きます。
でも、貯金をはたいて開いたアンティーク・ショップが上手く行かず落ち込むハナメへの「人生うまくいかないときは水道の蛇口をひねれ!」というノブロウのアドバイスは本当に効きそうだし(観れば分かる)、『インスタント沼』というタイトルの意味が明らかになる終盤、出来上がった沼から飛び出したとんでもない「アレ」、そういう非日常的なエピソードも抵抗無く腑に落ちます。
結局のところ、ハナメの人生は結構ハッピーだと思うんですが、それは彼女自身の心の持ち方のおかげなんですよね。自分の人生が楽しいかどうかは、自分次第。
“心さえ乾いていなければ、どんな景色も宝石に変わる”です

(from ミスチル「エソラ」)。
それにしても、テンションの高い麻生さんはとても新鮮。加瀬亮君演じるトサカ頭のパンクロッカー役も意外性十分です(最初、加瀬君であることに気付かなかった)。
観終わった後、元気になる映画です。これもDVD欲しいなぁ。
ところで、三木監督と言えば傑作と評判の『転々』。やっぱり観ておくんだった。ま、いずれ必ず。
余談ですが、将来の伴侶の写真が出てくるツタンカーメン型のあやし〜い占い機。いかにもフィクションと思ったら、なんと実在するそうです

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『インスタント沼』公式サイトhttp://instant-numa.jp/
posted by ふくちゃん at 23:26| 兵庫

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