Story
学校内で孤立気味の中等部2年生エイジ(声:岡本信彦)は、管理されたアイガ社会では珍しく教師にも反抗的な態度を示す不良っぽさのある少年だ。“かつて多くの罪びとが空に落ちた”と空を見上げることを忌み嫌うこの世界の慣習にも従わず、時折、学生寮を抜け出しては一人“空”を見上げている。そんなある日、突然現れた“サカサマの少女”パテマ(声:藤井ゆきよ)。必死にフェンスにしがみつき、今にも“空”に落ちそうな彼女を助けようと、エイジがパテマの手を握った瞬間、体がふっと軽くなり二人は空に浮かびあがる。落下する恐怖に慄くパテマと、想像を超える体験に驚愕するエイジ。この奇妙な出会いは、封じられた<真逆の世界>の謎を解く禁断の事件であった。しかしその頃、アイガの君主イザムラ(声:土師孝也)の元に“サカサマ人”が現れたとの報告が届く。イザムラは治安警察のジャク(声:安元洋貴)に、その“サカサマ人”を捕獲するよう命じるのだが・・・。
(Movie Walkerより)
『かぐや姫の物語』を観た直後とあっては、映像表現としての斬新さでは劣ります。それでも、なかなか魅力的なビジュアル。日本のアニメーションって、本当に水準が高いと思います。
ストーリーとしては、実験の結果、重力が反転して多くの文明と人類が空に“墜ちる”という大災害の後に生まれた地上の管理社会アイガと地底社会、重力の方向が上下反対の2つの世界の関係性が最後に反転するというオチが劇場で観た段階ではイマイチ理解できませんでした。
アイガの禁を破って、忌むべき空へと向かおうとしたエイジの父の飛行船をエイジとパテマが発見した場所の意味も後で、ネット上で感想まとめのサイトを観て初めて理解できました。
自分の理解力に難があったのかもしれませんが、実際に劇場で観ているときに理解できていたら、もっとこの作品に感心していたでしょう。
でも、観ていて気持ちの良い映画だと思います。
『サカサマのパテマ』公式サイト
http://patema.jp/