2014年02月14日

映画『エージェント:ライアン』

 降りしきる雪の中、『ジャック・ライアン』シリーズの最新作『エージェント:ライアン』(原題JACK RYAN:SHADOW RECRUIT)先行上映に行ってきました。

 ちなみに過去の映画シリーズ、アレック・ボールドウィン主演『レッド・オクトーバーを追え!』、ハリソン・フォード主演『パトリオット・ゲーム』および『今そこにある危機』、ベン・アフレック主演『トータル・フィアーズ』のいずれも観ていません。

 原作シリーズも読んでいません。

 今作は過去の続編ではなく、最後は大統領まで上り詰めるジャック・ライアンの若き日、CIAエージェントとして携わる初の事件を描いた、昨今流行のリブートもの。


Story
全世界を標的とした大規模テロ計画がロシアで発覚、CIAは真相を暴くため、ウォール街に勤務する若き経済アナリスト、ジャック・ライアン(クリス・パイン)をスカウトし捜査を開始する。だが突然現場の最前線へ放り込まれたスパイ経験ゼロの彼を待ち受けていたのは、恐るべき巨大な陰謀であった。世界経済を牛耳るロシアの実業家チェレヴィン(ケネス・ブラナー)、不可解な行動をとるCIA上官ハーパー(ケヴィン・コスナー)・・・。誰を信用すべきか、何が真実なのかはっきりしない中、その天才的な情報分析力を武器に“エージェント・ライアン”はポスト9.11の全く新しいテロに挑んでいく・・・。
(Movie Walkerより)


 ロンドンの学校で博士号取得を目指していたライアン。母国アメリカの9.11テロのニュースに触れ、アメリカ軍の少尉としてアフガンへ。ヘリが作戦区域にたどり着く直前、砲撃を受け、超人的な活躍で部下を救うものの自らは重傷を負い、リハビリ生活へ。日常生活に復帰後、CIAから分析官にスカウトされ、博士号取得後、投資会社へ(もちろんCIAの分析官であることとその任務は極秘)。

冒頭からここまで、一気にハイテンポで魅せます。期待しましたが、そのハイテンポが仇になったかもしれません。

終盤の大活躍が唐突過ぎるように感じました。彼の能力のバックボーンをもう少し丁寧に描写しておけば良かったと思います。

スパイ・アクション映画として、手堅くまとめられた作品だとは思います。でも、アメリカVS.ロシアという構図はいささか古いし、展開的にも、アクションの面でも、『ミッション・インポシブル』シリーズのように、もう少し破天荒なところがある方が、カタルシスを感じられたと思います。


『エージェント:ライアン』公式サイト
http://www.agentryan.jp/


 『銀河英雄伝説』も再アニメ化されるらしい。原作小説も、アニメも素晴らしいから、相当ハードルは高いかもしれませんが、楽しみです。
posted by ふくちゃん at 19:55| 兵庫 🌁| Comment(2) | TrackBack(7) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月11日

映画『ラッシュ プライドと友情』

 先週末の東京は大雪でした。帰宅したときには、マンションの入り口から家のドアの前までたっぷりの雪。新宿で住んでいる2階建マンションは、オートロックのドアのすぐ向こうが中庭のようなもので、ロビーが無く屋根も無いのです。

 足首の上までズボズボ雪に埋まりながら、家に入りました。

 千葉では今日も雪が降ったようです。

 僕のマンションにもまだ溶け残った雪がどっさり。


 さて、2日間に渡って長時間労働となり昨日はヘロヘロでしたが、今日は久しぶりに映画へ。

 懐かしのF1ドライバー、ニキ・ラウダとそのライバル、ジェームズ・ハントの物語。でも、ニキ・ラウダの名前は覚えていますが、ジェームズ・ハントのン名前は記憶に無いです。それだけ、あの事故(知らずに観る方のため詳細は自己規制)の印象が強いのかな。

 子どもの頃に集めたF1のミニカーを思い出しました。


Story
沈着冷静で隙のないレース運びを誇るフェラーリのニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)と、奔放な性格そのままマクラーレンを駆るジェームズ・ハント(クリス・ヘムズワース)。2人の天才は、正反対の性格と走り方のため、常に比較され、互いを意識し、衝突することもあった。1976年、前年チャンピオンのラウダは年間ランキングのトップを疾走していたが、ドイツ・ニュルブルクリンクのレース中にマンンの不調とミスにより壮絶な事故を起こす。大怪我を負ったラウダは生死の境をさまよい再起不能かと思われたが、6週間後、まだ傷が癒えないまま奇跡的に復帰。そして迎えたシリーズ最終決戦の日本・富士スピードウェイ。ラウダとハントは互いにライバル以上のつながりを感じながらレースに臨む・・・。
(Movie Walkerより改変)


 映画の感想の前に一言。

 今日、新宿ピカデリーの5番スクリーンで、I列4・5番に座った、僕よりもやや年配と思われる夫婦。ぶつくさ会話しおって!!二度と劇場に来るんじゃねぇ

 それにしても“プライドと友情”という邦題の副題はいただけませんね。語り過ぎですし、安っぽい。

 テスト走行を通じてマシン開発にも力を発揮し、コースの下見も行い、まるで優秀で几帳面なビジネスマンかエンジニアのように、勝利を重ねるラウダ。

 節制せず、享楽的な日々を過ごし、センスだけで走るハント。

 好対照のライバル2人の物語。実話に基づくだけに、鉄板ですね。

 自分がいない間にポイントを稼ぐハントに倒し、2年連続のチャンピオンになる・・・その執念だけで苦しい治療を乗り越え、瀕死の状態からたった42日でイタリアGPでサーキットに復帰(凄すぎる)。そして、まさかの結果。このあたりがヤマ場でした。

 ここで終わっても良かったと思うのですが、映画は最終の日本でのレースやその後のエピソードまで描きます。富士スピードウェイでのレースの顛末は、いかにもラウダらしい。

 F1に興味がない人でも普通に楽しめると思います。僕もF1を観ていたのは、ピケ、マンセル、セナ、プロストの頃だけですから。


『ラッシュ プライドと友情』公式サイト
http://rush.gaga.ne.jp/


 1月は結局1本しか観たい映画しかなかったので、今月からはもう少し劇場に行きたいです。
posted by ふくちゃん at 20:56| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(15) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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