2015年03月08日

映画『ソロモンの偽証 前篇・事件』

 ようやくの今年2本目は、宮部みゆきの傑作『ソロモンの偽証』の映画化作品。

Story
記録的な大雪が降った1990年のクリスマスの朝、城東第三中学校の校庭で2年生の男子生徒・柏木卓也(望月歩)が遺体となって発見される。転落死したと見られ、警察は自殺と断定するが、目撃者を名乗る者から彼は殺されたのだという告発状が学校に届く。状況から見て告発状の内容がデタラメであることは明白と思われるが、告発者を特定し、その心をケアするため、告発状の存在を伏せたまま、警察と保健の先生による生徒の聞き取りが始まる。しかし、クラス担任も送られたはずの告発状が、本人の手に渡らぬまま、マスコミの元へ。学校と警察が殺人事件の真相を隠匿しているのではないか。報道が熱を帯び、疑問と混乱が深まる中、犠牲者がまた一人・・・。父親が刑事だったため、自分も告発状を受け取った藤野涼子(藤野涼子)は、クラスメイトの死に責任を感じ、生徒抜きで事を進める学校とマスコミ等大人に見切りをつけ、学校内裁判を実施して真相をつきとめようと動きはじめる・・・。
(Movie Walkerより改変)


 前後篇2部作とは言え、原作を忠実に映像化するには尺が足りません。当然、大鉈が振るわれると予想はしていましたが・・・。

 藤野涼子(オーディションで選ばれた新人・藤野涼子さん)と野田健一(まえだまえだの兄・前田航基さん)が最初から一緒に登校するような友達で、一緒に柏木卓也の死体を発見したり、涼子の親友がキャストから消えていたり、その他のキャストも微妙に性格づけが原作と違ったり・・・。

 原作の最後に大人になり教師として母校を訪れるのは野田健一なのに、それが冒頭の藤野涼子(尾野真千子さん)になっていたり・・・。

 何よりも物語が始まったらと思ったら、すぐに柏木卓也の遺体が発見され、すぐに告発状が来て、すぐに柏木卓也殺しの主犯と疑われる不良の大出俊二の家が燃えて・・・。

 じっくりじっくり描かれる原作とは違い、ホイホイ話が進んでいくので、最初はちょっと不安でした。

 でも、少年少女たちの自然でまっすぐでひたむきな演技、壊れた人間の怖さを感じさせる黒木華さん(クラス担任の森内教諭)、市川美和子さん(森内の隣に住む主婦・垣内美奈絵)、永作博美さん(告発者・三宅樹里)達の演技が醸し出す、緊迫感のある物語に引き込まれました。三宅樹里(石井杏奈さん)も原作に劣らず、壊れてます。

 ウザいマスコミ記者・茂木悦男は原作のイメージにぴったり。

 4月11日からの後篇が楽しみです。

【満足度】★★★★☆

『ソロモンの偽証』公式サイト
http://solomon-movie.jp/
posted by ふくちゃん at 21:07| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(10) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。