2015年07月10日

映画『海街diary』

 是枝監督の最新作、カンヌ映画祭正式出品の『海街diary』をようやく鑑賞してきました。

 僕が女優で作品を選ぶとしたら、宮崎あおいさんだけですので(それでも全部観るわけではない)、この作品も是枝監督作でなければ、スルーしていたことでしょう。

 『歩いても歩いても』と『そして、父になる』しか観ていませんが、何となく気になる監督さんです。


Story
長女・幸(綾瀬はるか)、次女・佳乃(長澤まさみ)、三女・千佳(夏帆)は、鎌倉で3人一緒に住んでいた。そんな彼女らのもとに、ある日、15年前に家を出て疎遠になっていた父の訃報が届く。3人は父の葬儀が行われる山形に向かい、母親違いの妹・すず(広瀬すず)と初めて対面する。3人の母親・都(大竹しのぶ)は、再婚して北海道で暮らし、葬儀には姿を見せない。父は、すずの母親である二人目の妻とも死別し、すずを連れて、また別の女性と結婚していたのだ。まだ中学生のすずは、どうしようもない大人たちに囲まれながらも、毅然としていた。そんなすずに幸は、鎌倉に来ないかと言う。こうして、4姉妹の暮らしが始まった・・・。
(Movie Walkerより改変)


 公開直後、人気アニメ映画『ラブライブ』に興収で負けて2位。ということを騒ぎ立てたメディアがありましたが、誠にナンセンスなことです。

 観客は老若男女、様々。女子高生もいるのが意外(でもないのか?)。

 樹木希林さんが4姉妹の大叔母さん役で出演。いい味、出していました(笑)。

 それはさておき、観ておいて良かった・・・。

 映画はただ4姉妹の日常を季節と共に淡々と、でも繊細に抒情を湛えながら描写していきます。

 ストーリーはあってないようなモノ。

 登場人物のキャラクターも背景も、エピソードも深追いせず、深堀りせず・・・そこがとても心地良いです。

 説明過多に陥らない。でも、しっかり伝わる。

 原作コミックが素晴らしいのか、監督・脚本が素晴らしいのか、両方なのか。

 登場人物がほとんど善人ばかりというところにちょっと引っかかりましたが(でも皆、それぞれにキャラが立っている)、また広瀬すずさんの演技がややぶりっ子(そういう演出でしょう)なのも少し気になりましたが、ほぼ文句なしであります。

 原作は不定期連載でまだ完結せず、単行本は6巻まで。読んでみようかな・・・。

〔満足度〕★★★★★


『海街diary』公式サイト
http://umimachi.gaga.ne.jp/


 本日、48歳になりました。少し贅沢に夕飯は特上鮨にしました。もうすぐ50歳かぁ・・・。友人との音楽ユニットは地道に練習を継続中です。月1回ペースで大阪のスタジオで3人で、月2回ペースで新宿のスタジオで個人練習しています♪。
posted by ふくちゃん at 21:31| 兵庫 ☀| Comment(2) | TrackBack(9) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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