2008年08月24日

映画『落語娘』

 シネリーブル梅田にて『落語娘』。

 周りはなぜかオッサン独り客がほとんど。異様だ・・・って、自分もその1人。これってきっと製作・配給側の見込みとは違っているのではないでしょうかわーい(嬉しい顔)


Story
「絶対、真打になる!」と、12歳の時に落語に目覚めて以来、大学の落研で学生コンクールを総なめにしてプロの門をたたいた香須美(ミムラ)。拾ってくれたのは奇行三昧で知られる業界の札付き・三々亭平佐(さんざんてい・へいざ:津川雅彦)だった。一度も稽古をつけてくれないばかりか、不祥事を起こしてしまって、寄席にも出入り禁止状態。そんな破天荒な師匠にTV局から、これまで演じた者が必ず命を落とすという呪われた演目「緋扇長屋(ひおうぎながや)」に挑む話が舞い込む・・・。
(ZAQシネマより)


 不治の病に侵された落語好きの叔父さん(利重剛)のために、彼の贔屓の三松屋柿紅(みまつや・しこう:益岡徹)の十八番「景清(かげきよ)」を病室で演じて以来、自身も落語に魅せられ、中学・高校・大学と柿紅をお手本にひたすら落語修行。

 しかし、学生コンクール優勝の実績を引っ提げて、あこがれの柿紅の前で最も思い入れのある「景清」を演じて弟子入りを願うも「あなたは所詮女性」とすげなく断られる。そこに現われて「噺家は男でなきゃいけねえなんてストイックな考えはな、俗を知ろうとしねえ独り善がりの思い込みよ」と拾ってくれたのが、業界の問題児・三々亭平佐師匠。

 封建的な上下関係、男性優位社会でのセクハラ、破天荒な師匠とそれに振り回される弟子・・・というのは定番(もちろん実際はどうか知りませんが)ですけど、軽妙でメリハリの効いた2人の遣り取り、緩急織り交ぜてテンポ良く進むストーリー、最後のオチ・・・とコンパクトに無駄なくまとめられたエンタメ・ムービー。楽しめました。

 ただ、「緋扇長屋」を映像化した劇中劇のヒロインの演技というかキンキン声がちょっと気になりましたが・・・。

 小品だけどなかなかの佳作、肩の凝らない、気楽に楽しめる作品です。


『落語娘』公式サイト
http://www.rakugo-musume.com/


posted by ふくちゃん at 17:08| 兵庫 ☔| Comment(4) | TrackBack(10) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この映画、気になってるんですよね。
ただ、普段私がやっている映画館では上映してないから(いえ、通勤途中にある映画館でやってるんですけど)、時間が合えばレディースディにでも行こうかな(どこまでもセコイ私)。
ミムラさんって一時期、結婚して女優を辞めるみたいなこと言われてましたけどそうじゃないんですね・・・結構フツーっぽいところが好きな女優さんです。
Posted by めい at 2008年08月24日 20:30
>めいさん。
そうそう。
僕も彼女は女優を辞めたもんだと思っていました。
本当になかなか良かったですよ。
Posted by ふくちゃん at 2008年08月24日 21:15
・・自分は静岡県駿東郡在 住 先月40歳になりました。
現在は建築現場監督してますが・18歳時、交通事故にて脳挫傷で1ヶ月意識不 明・・CT検査(脳の断面レントゲン)では脳が半分に・・ 人からは分かりにくい障害持ち奇跡の復帰!しかし.社会に出て絶えない苦 労ですが、楽観主義で闘ってます!よかったら自伝ブログも事故発生の始めから読んでやって下さい
トラックバックさせてもらいました。
Posted by 智太郎 at 2008年08月27日 00:15
>智太郎さん。
2つブログされていて、しかも凄い更新数ですね。
TBありがとうございました。
Posted by ふくちゃん at 2008年08月27日 22:14
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