映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』

　14：30頃、シネ・ピピアへ。劇場内のバグダッド・カフェにて、ホットドッグ、コーヒー、『星新一 1001話をつくった人 上巻（新潮文庫）』で、時を待つ。あぁ、寛ぐ・・・。

　昨日から公開の『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』を鑑賞しました。


Story
音楽に集中したい千秋（玉木宏）は、のだめ（上野樹里）と離れ離れに暮らすことを選ぶ。エリーゼ（吉瀬美智子）は、千秋に彼がヨーロッパデビューを飾ったウィルトール・オケでの孫Rui（山田優）指名による共演話を持ち掛ける。オクレール先生からコンクール参加の許可が下りず、焦り始めるのだめのもとに、国際コンクールのヴァイオリン部門に出場する清良（水川あさみ）を応援するために峰（瑛太）と真澄（小出恵介）が日本からやって来る。彼らと意気投合したフランク（ウエンツ瑛士）、ターニャ（ベッキー）に、黒木（福士誠治）、千秋も交えて、一行はコンクール会場へ。そのコンクールのピアノ部門で聴いた『ラヴェル　ピアノ協奏曲』に心を奪われたのだめは、いつか千秋とこの曲で共演すると決意するが、テオ（なだぎ武）から千秋と孫Ruiが共演する演目だと聞き、大きなショックを受ける。想像以上に素晴らしい2人の演奏に自信と目標を喪失するのだめ。翌朝、のだめは千秋に結婚を申し込む。千秋は冗談だと思って取り合わないが、不安が募っていく。落ち込むのだめの前に、シュトレーゼマン（竹中直人）が現われる。のだめのピアノ演奏を聞いたシュトレーゼマンは、プラハ公演での共演を提案し、のだめはそれを受け入れる。シュトレーゼマンと共演による『ショパン　ピアノ協奏曲』は一大センセーショナルを巻きこすが、その後のだめは行方不明に・・・。
（Movie Walkerより改変）


　前編と後編で監督が変わったせいか若干テイストが異なる気がしますが、それが良い方向に作用していると思います。

　原作同様、ピアニスト・音楽家としてののだめの葛藤、千秋との微妙なすれ違い・・・など、悶々とする展開の中にも、適度な笑い、演出上の遊び、美しい音楽、登場人物たちの成長があり、楽しめます。

　音は吹き替えでも、演奏シーンは実際に弾いているわけで、どんな音を出しているかは別としても、ちゃんと演奏しているようにちゃんと見せる俳優陣の努力と表現力は大したものです。玉木さんや竹中さんの指揮も堂に入ってます。クライマックスの『2台のピアノのためのソナタ』も良かった。

　漫画連載開始から10年。僕はドラマで初めて出会ったので、その半分以下の付き合いですが、原作も終わったし、アニメも、ドラマ＆映画も終わりかと思うと少し寂しいです。DVD？買いますとも。


『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』公式サイト
http://www.nodame-movie.jp/


　ところで、『1Q84 BOOK3』、僕はもちろん発売日に買いました。で、BOOK1とBOOK2を再読してから・・・と思っていたのですが、文芸評論家・斎藤美奈子さんによると、1と2の内容を忘れていても思い出させてくれる“親切設計”ということらしいので、もうBOOK3から読んじゃおうかな・・・と迷っている今日この頃です。

Comments

はじめまして♪TBありがとうございました。
私は漫画からのファンなのですがこの実写は
漫画以上に楽しかったです。
のだめ出演者の魅力もさることながら音楽を
ちゃんと聴けることも大きいのかも。
指揮もあの弾きっぷりも素晴らしかったですよね！
私も寂しいです。

Posted by くろねこ at 2010年04月19日 22:21

＞くろねこさん。
コメント＆TBありがとうございます。
スタートはドラマでしたが、原作も全部買って読みました（笑）。寂しいですね。
ポスターには「Fin？」と「？」が入っていましたが・・・。

Posted by ふくちゃん at 2010年04月19日 23:42