映画『月に囚われた男』

　今日は休日でしたが、家で仕事をするつもりでした。しかし、いざ仕事の道具を鞄から取り出すと、肝心のモノがひとつ足りず・・・。仕事をしようにも、できません。ということで、普通の休日として過ごすことに。神様が休めと言っている・・・違うか。

　で、先日、シネ・リーブル神戸で『半分の月がのぼる空』を鑑賞した際、劇場内の宣伝POPを目にして気になっていた『月に囚われた男』を観てきました。今日は女性客が多い・・・と思ったら、毎週火曜日はシネ・リーブル神戸のレディース・デー。


Story
近未来。地球のエネルギーは底をつき、新たな燃料源を38万キロ彼方の月で採掘することになった。ルナ産業の従業員サム・ベル（サム・ロックウェル）は燃料源採掘のため、たった1人で月に派遣される。会社との契約期間は3年。地球との直接通信は許されず、話し相手は1台の人工知能ロボット（声：ケヴィン・スペイシー）だけであった。孤独な任務が続く中、地球で彼の帰りを待つ妻と子供への思いがサムの心を支えていた。そして任務終了まで2週間を切ったある日、彼の周りで奇妙な出来事が起こり始める。やがて、サムは自分と同じ顔をした人間に遭遇。果たして単なる幻覚なのか・・・。
（Movie Walkerより）


　監督のダンカン・ジョーンズさんは、デヴィッド・ボウイさんの息子だそうで、これがデビュー作。アイデア勝負の低予算映画です。

　予告編を観たときはSFスリラーかと思ったのですが・・・。

　同じ顔した人間の正体は、人間ではまだ実用化されていないあの技術・・・て書くと分かってしまいそう・・・。映画の中でも、わりに早くこのネタは割れます。ここで「なぁ〜んだ、つまらん、平凡なネタやな」と思ってしまいましたが（そう思う自分に今の時代を感じる）、本当の見所はここからでした。

　残酷な話です。ひょっとしたら、遠い未来には現実にあるかも知れない話です。心に残るものは特にないですが、なかなか楽しめることは楽しめます。


『月に囚われた男』公式サイト
http://www.moon-otoko.jp/