Story
女の子にモテたい一心で高校の文化祭に向けて、必死でバンドの練習を続けてきた巧(小出恵介)、京平(勝地涼)、和生(鈴木亮平)、雄喜(ムロツヨシ)、秀人(綾野剛)。だが、学校の都合で文化祭は中止。5人は文化祭復活を訴えて教室を占拠する。だが、ハッタリで持ち込んでいた工作の得意なユウキ作製の時限爆弾が誤って爆発してしまう。学校爆破犯として退学させられた彼ら。巧は刑事を免職となった父(竹中直人)が経営するしがないバーの手伝い、京平は大検を経て三流大学生、雄喜は銀行支店長だった父(モト冬木)の自殺に責任を感じて引きこもり、秀人は芽の出ないストリート・ミュージシャン。見事に坂道を転げ落ちるような人生、明るい未来なんかあるはずない・・・。そう思い込んでいたある日、ヤクザ稼業に身を落とした和生のせいで大事件に巻き込まれる。組の金3億円を奪ったと疑われた和生と彼を匿った巧・京平に、組長・亀頭(吉田鋼太郎)はその金を奪った女(小西真奈美)と現金を明日までに取り戻さなければ彼らを殺すと脅迫してきたのだ。だが、巧はこの危機を“最悪な人生から抜け出す最高のチャンス”と考え、和生、京平、そして無理やり引き込んだ秀人と共に、立ち上がる。「3億円取り戻して、バカで最強だった俺たちを取り戻す!」自分たちの未来を賭けた彼らの奮闘の顛末は?
(Movie Walkerより改変)
小栗旬さんが持ち込んだ原案を、『クローズZERO』シリーズの武藤将吾さんが脚本化・・・ということですが、なかなかスタイリッシュで、遊び心満載で、良く出来ていると思います。
刑事を辞めた巧の父があんな証拠を揃えられるはずない・・・とか、突っ込みどころはあるものの。映画の嘘として許容範囲かどうか微妙なところもあるものの。
全体的にはテンポよく、飽きない。特に、勝地君のハジケッぷりが最高です。意欲的な演出や、時にストレートでカッコよく決めようとするセリフには、青臭さも感じるけど、それも若い監督ならでは・・・。青春時代のみっともなさと素晴らしさが上手く表現されていると思います。
終盤の5人のストリートライブに関しては、曲そのものと小出君のボーカルにもっと力があれば、さらに良かったと思いますが・・・。
豪華なちょい役ゲストの顔触れが楽しいです(特に、岡村隆史さん演じるホームレスさん)。あと、知らない役者さんでしたが、亀頭役の吉田鋼太郎さんが凄い存在感でした。
『シュアリー・サムデイ』公式サイト
http://www.surely-someday.jp/
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突っ込みどころは、ちょこちょこあるものの(笑)、はつらつとしたパワフルな内容に、楽しみながら鑑賞しました(*^_^*)。
勝地君、軽々なおバカな顔と繊細で真面目な顔、魅せてくれていましたね〜。
吉田鋼太郎さんは、舞台を主になさっている俳優さんです。
蜷川さんの作品にも出演なさっています。
難しい役所を魅力的に演じる役者さんで、観劇に行くと、自然に魅きつけられます。
夏から秋にかけて、故井上ひさしさんの追悼公演:舞台「黙阿弥オペラ」に出演なさいます。
よろしければ、どうぞ〜☆。
吉田さんは、舞台俳優なんですね。最初はちょっと太ったリリー・フランキーさんかと思った・・・(^^)。
にこやかに話す様子に、狂気が滲み出て、人の命を奪うことを何とも思っていない感じで怖かったです。