2010年12月04日

映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』

 遂にこの日がやって来た!てな感じで、TOHOシネマズ梅田へ。シアター1とシアター2のW上映ですが、当然、よりスクリーンの大きいシアター1を選択。近所のシネ・ピピアでも公開されていますが、こちらは少々スクリーンが小さいので、今回はパス。

 客席はほぼ満員。ヤマト世代の30〜40代とキムタクファンの女性が主な客層だと予想していたら、意外に年配の方々も。


Story
2194年、外宇宙に現れた正体不明の敵ガミラスが、地球に向けて攻撃を始める。人類は全戦力を結集して対抗するが、壊滅。それから5年、ガミラスの遊星爆弾によって放射能汚染された地上を離れ、わずかに生き残った人類は地下での暮らしを余儀なくされ、しかも生存可能期間のリミットは最大で残り1年と迫っていた。そんな中、かつての地球防衛軍のエース・パイロット古代進(木村拓哉)は、ガミラスの攻撃で両親を失った悲しみから軍を退き、失意の日々を送っていた。ある日、地球に通信カプセルが落下する。それは、14万8千光年先にある惑星イスカンダルからのものだった。カプセルの情報によってイスカンダルには放射能除去装置が存在することを知った人類は、イスカンダルの高い科学技術が産み出した波動エンジンを建造中の宇宙戦艦ヤマトに搭載する。兄・守(堤真一)の戦死を知り、復隊した進は、戦闘班班長としてヤマトに乗り込み、守を見殺しにした沖田十三艦長(山崎努)に憎しみをぶつける。一方、ヤマト艦載機コスモタイガーのパイロットで、ブラックタイガー隊のエース森雪(黒木メイサ)は、これまで戦いから逃げていた古代が自分の上官に任命されたことを不満に思っていた。そして、遂にヤマト発進!その際に発生するエネルギーは膨大であり、地球を監視するガミラス偵察艦隊に発見されないはずがない。ヤマトは出撃と同時に、ガミラスとの戦いに突入する。また、1年以内に銀河の彼方にあるイスカンダルと地球を往復するには、時間と空間を跳躍するワープ航法が欠かせなかった。波動エンジンはワープ航法を可能にしたが、人間の体がワープに耐えられるかは未知数だった・・・。
(Movie Walkerより改変)


 僕にとって、山崎貴監督といえば『ALWAYS 三丁目の夕日』よりも『リターナーReturner』(2002)の印象が強烈。「日本にも、こんなSFを撮れる人がいるんだ」と思いました。

 ということで、予告編からも映像的には期待していたんですけど、そこも含めて作品全体として予想以上に良かったです。原作アニメのPart1とPart2をベースに、その世界観をうまく再構築。

 特に映像的には、どこに出しても恥ずかしくないSF作品になっています。オープニングから始まって、ささきいさおさんによる「いかにもヤマト」なナレーションと、あの印象的なスキャット。そして、ヤマトの発進からいきなりの波動砲まで、最初のシークエンスで気持ちを持って行かれました。思わず感涙もうやだ〜(悲しい顔)・・・しそうでしたわーい(嬉しい顔)。時間と予算を考えれば、VFXも最高峰レベルじゃないですか。

 事前に少しだけ読んでしまった評論では、「突っ込みどころ満載」と書かれていましたが、それほどもない。原作アニメの方が、よっぽど突っ込みどころ満載です。そこも、ヤマトの楽しみなんですが。

 ガミラス側の設定は、戦艦デザインを含め、原作アニメを踏襲して欲しかったなぁ〜という気持ちはあります。今回のアレンジも面白いですが、ガミラス人の造形だけは、ズッコケました。不気味な感じは監督の狙い(パンフレットにそう書いてありました)通りでしたが。でも、あの人がデスラーの声をやってくれたので、ヨシとする。

 ガミラス中枢部突入から、地球帰還に至るラストのシークエンスはこれまた、「いかにもヤマト」。哀しくも希望あるエンディング。納得です(ま、子どもは必要ない)。監督も、脚本の佐藤嗣麻子さんも原作アニメのファン。おふたりの原作アニメへの愛とリスペクトがそこかしこに感じられる作品であると同時に、『宇宙戦艦ヤマト』を知らない人が観ても、というか、そういう人の方が素直に楽しめる作品かも知れません。

 人間ドラマの部分には、全く期待していませんでしたが、自分の信念のままに、常に正論の側に立ち、時にはそれゆえに組織の秩序とは無縁な行動もする古代進が、艦長代理に任命された結果、正論だけでは動けない立場になるという展開は良かったです。「自分の信念のままに生きる」というとカッコいいし、それなりに大変なトコロもあると思いますが、ある意味、逆に楽なところもあるんですよねぇ・・・。もちろん、組織の論理で生きる方が、楽な面もあるわけですが。大人の世界は、一筋縄ではいかんわなぁ・・・。って、小難しいことを考えて観る必要なんかないですけどね。

 相当なバッシングもあるでしょうが、僕は好きです。多分、DVD買います。劇場でも、もう1回観るかも(シネ・ピピアで)。


『SPACE BATTLESHIP ヤマト』公式サイト
http://yamato-movie.net/


posted by ふくちゃん at 22:50| 兵庫 ☀| Comment(2) | TrackBack(17) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふくちゃんさん、こんにちは。
ヤマト、見てOKですか?後悔しませんか?
ガミラスの設定はちょっとな〜らしいですが大丈夫でしょうか?
デスラー総統の声はあの方なのですね。それで諦めがつくか…
古代守が堤くんか…
ネックはキムタクか〜
Posted by kinkacho at 2010年12月05日 23:17
>kinkachoさん。
僕はOKでした!少なくとも、アニメの『完結編』『復活篇』よりは、全然良いです。比べる相手が違うかも知れませんが(笑)。僕は古代進や登場人物たちのドラマではなく、あくまでヤマトの勇姿を観るんだという気持ちで行きました(^^)。
Posted by ふくちゃん at 2010年12月06日 18:06
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