原作は小松左京氏。1973年に当時の日本史上最高額となる5億円をかけて製作された映画は、観客動員650万人、興行収入40億円(現在の貨幣価値では80億円に相当)の大ヒットを記録し、翌年にはTVドラマ化
今回メガホンを取ったのは、73年版を観て映画監督を志したという樋口真嗣氏(『ローレライ』)。原作の忠実な映画化、あるいはかつての映画やTVの単なるリメークではない今の時代にふさわしい『日本沈没』を撮ろうとされたとか。
映画は、駿河湾で発生する大地震の場面から始まります。これがいきなりなかなかの迫力。以下、若干のネタバレを含みます。
潜水艇<わだつみ6500>のパイロット小野寺俊夫(草なぎ剛)は4WD車の中で意識を取り戻し、何とかそこから這い出した。その眼に飛び込んできたのは、廃墟と化した街を彷徨い歩く少女・倉木美咲(福田麻由子)。道に溢れ出すガソリン。引火の危険を察知した小野寺は、美咲を助け出そうと駆け出すが、そこへ大爆発。炎が美咲を襲おうとしたそのとき、東京消防庁のヘリからロープで降下してきたハイパーレスキューの阿部玲子(柴咲コウ)が間一髪、彼女を救い上げる。
小野寺と玲子、2人の出会いのシーンでもあるわけですが、この玲子の登場シーンがかなりカッコいいです
アメリカの地球物理学者コックス博士から、日本はあと40年で確実に沈没するという警告を受けた政府。しかし、地球科学博士・田所雄介(豊川悦司)は、小野寺や同じく<わだつみ6500>パイロットの結城達也(及川光博)等との独自調査により、日本の沈没は40年後どころか、1年以内にやってくることを確信する。政治家や他の研究者が田所の説を信用しないなか、内閣総理大臣・山本尚之(石坂浩二)は文部科学大臣・鷹森沙織(大地真央)を危機管理担当大臣に任命し、懸命に危機回避を図ろうとする。しかし、この直後から、日本の各地で地震・噴火・津波などが頻発し始める・・・。
実写+CG+特撮で作られたという大災害シーンは、リアルで迫力満点です。TBS出資の映画なので、そんなに遠くない将来TV放映されるでしょうけど、こればっかりは映画館で観ないと
被害が拡大し、全国民の海外退避も難しくなった状況下、田所は日本沈没をくい止める手段を鷹森に提案する。それは、列島を海溝に引きずり込むように動くプレートに堀削船で無数の孔を掘って爆薬を詰め、さらに孔の1つに潜水艇<わだつみ6500>で核爆弾並みの破壊力を誇るN2爆弾を仕掛けて爆発させ、プレートを途中で引きちぎるという計画だった。漕艇技術に優れた結城がその任に当たるのだが・・・。
田所役の豊川悦司さん。熱演です。カッコいいです。ミッチーも王子様ではなく(当たり前か
残念ながら、計画はアクシデントにより失敗。結城は命を落とし、<わだつみ6500>も海の藻屑と消える。いつしか玲子と恋仲となっていた小野寺は、イギリスからの仕事の誘いに応じて、玲子や美咲と一緒に日本を退去するつもりでいたが、最後の最後まで救助活動を続けるという玲子のため、そして美咲や結城、多くの人のためにある決意を秘めて田所のもとを訪れる・・・。
小野寺と玲子が惹かれ合う過程をもう少し丁寧に描いて欲しかったなぁ・・・という気がします。パンフレットに掲載されている柴咲コウさんのインタビューによると、そういうシーンは幾分カットされてしまったようですね。ちなみに、元夫婦の田所と鷹森の関係性を示すシーンも若干削られてしまったようです。そのせいか「個人の思いを大切にした」という監督の意図の割には、いささか人間ドラマが薄い感じで、やや残念です。しかし、それでも小野寺と玲子の別れのシーンは、かなりウルウル来るものが・・・
昨日は「日本映画専門チャンネル」で73年版を放送していたので、それも観ました。特撮がチャチいのは致し方ないですが、作品自体はこちらの方が重厚な感じがしましたね。小野寺役は藤岡弘さん(当時は芸名に「、」なし)、玲子役(ハイパーレスキューでなく深窓のご令嬢)はいしだあゆみさん。田所博士役の小林桂樹さんの怪演?が光っておりました
迫力ある映像と主人公2人の別れのシーンだけでも観る価値あり、かもです。音響の良い劇場で、ど真ん中に座ってご覧になることを強くオススメします。
日本沈没:公式サイト
http://www.nc06.jp/
出演者紹介のページに草なぎ剛君の顔写真だけが出ていません。なぜでしょう?
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別れのシーンの主題歌を聞きながら、私もウルウルきました。久保田利伸の声が絶妙な入り方してましたね。
草なぎ剛君の顔写真・・・彼はジャニーズだからなんですよ。ジャニーズは肖像権の管理が超〜厳しいので、サイトへの顔写真掲載は基本的にNG。肝心の主人公の顔が出ないんじゃ、雰囲気でませんよねぇ。
TB&コメントありがとうございました。
肖像権ですか・・・。
いくら厳しいたって、主演映画のサイトに顔写真が出ないとは・・・。
変ですよね、やっぱり。
映像とストーリーと演技と音楽。
これらがピッタリはまるとグっときますね。
TBありがとうございました。
ほんと、主題曲よかったですよね。
迫力のある歌声に感動しました。
こちらこそ、TB&コメントありがとうございました。
実はTVで曲だけを聴いたときは、ピンと来なかったのですが、映像とひとつになったことでグッときました。
なんか、最近の邦画は、CGとかを駆使してどんどん描写がリアルになってきてはいますが、私はなぜか昔の邦画に惹かれちゃいます。描写よりも後引く余韻を重視!みたいな感じ。映画じゃないですが、ウルトラマンとか、大好きです!ぜひ、観てみてください。なぜか、泣けたりします!
宮崎あおいさんの件については、「そら、恋愛ぐらいするやろ!(笑)」というのが感想です。
昔の邦画、何がお好きですか?
ウルトラマン、僕も大好きですよ。
私も、こんな女性になりたいなぁ…。でも、まだまだほど遠いなぁ…。
鶴田浩二。
僕の親父(もう亡くなりました)も好きでした。
あと任侠モノというかヤクザモノの「仁義なき戦い」も面白いですよ。
菅原文太がワイルドで、かっこいいです。
映画の中だけにしてほしいですが(笑)。