「みりん」は言わずと知れた日本伝統の調味料。醸造用糖類(ブドウ糖・水飴)にグルタミン酸や香料を混ぜて作る「甘味調味料」や、もち米に酒粕アルコールと食塩を添加して作る「発酵調味料」などの「みりん風調味料」に対して、もち米と米麹に焼酎(またはアルコール)を加え、40〜60日間熟成させて作るのが「みりん(本みりん)」だそうです。
アルコール度数14度前後の「みりん」は酒税法の対象となるので、酒税法対象外の「みりん風調味料」より割高になるんですね。手間もかかってますし。
で、通常40〜60日間で済むところを3年も熟成させたというのが、この「福来純」。ふたを開けて匂いを嗅いでみると、まさに日本酒の香り。グラスに注いでみると、きれいな黄金色。トロ〜リとした液体です。
口に含めば、まさに超甘口の日本酒。それもそのはずで、「みりん」はもともと調味料ではなく、お酒として飲まれていたそうです。お子さんはそのまま飲んだりしてはいけません。
で、いつものように「みりんの効用・効果」をネットで調べてみると・・・。
●上品な甘さ・旨み・香りがあり、素材の臭み消し効果がある。
●素材の煮崩れを防ぎ、味の浸透を良くし、旨みを閉じこめる。
●素材に美しい照り・ツヤをつける。
・・・あれ。
調べたいのは「健康効果」なのだが・・・。
・・・なかなか見つからない。
かろうじて、「米のタンパク質はアミノ酸に、でんぷんはブドウ糖や麦芽糖といった吸収されやすい形に分解されている。麹菌は米の表面で繁殖するときに、ビタミンB1・B2・B6などのビタミンB群を大量に生成する」・・・つまり栄養豊富ですよ、という情報を発見。B1が不足すると疲労しやすく、B2が不足すると口内炎や口角炎などができやすくなるそうです。
ちなみに、みりんは冷暗所で開栓後1年間は保存が効くそうなので、決して高い買い物ではないかも知れません。しかし、1年保存できるといっても、どんどん使えば高くつくか・・・。
煮物に使ってみましたが、確かに美味しくなると思います。
↑ 江戸時代は飲み物でした。
白扇酒造
http://www.hakusenshuzou.jp/
白扇酒造さんの公式サイト。もちろん日本酒も造っておられます。
「福来純」の通販もありますが、まとめ買いか大瓶(1.8L)が中心です。
銘酒市川
http://www.e-sakaya.com/mirin/mirin.htm
こちらの酒屋さんのサイトでは、「福来純」を1本から購入できます(500ml/720ml/1.8L)。
今日の「どっちの料理ショー」では、特選素材特集をやってましたね。最後の方しか見なかったのですが、紹介された商品には注文が殺到して、きっと品薄になるんでしょうね。
僕は埼玉県川越市にある「小野食品」さんの「なごり雪」というざる豆腐に惹かれました。ものすごいぷるぷるで、旨そうWebサイトがないので、直接買うかFAXなどでの注文になるみたいです。でも、普通の豆腐7丁分ぐらいの大きさ。1人暮らしでは、とても食べ切れません・・・。