2006年12月17日

映画『犬神家の一族』

 昨日から公開の映画『犬神家の一族』を自宅近くの映画館で観て参りました。

 前々日に予約していたのですが、なんと人生初の整理券番号1番(それがどうした)exclamation劇場は全席自由なので、自分の座りたい席に座り放題です。もちろん一席しか座れませんがふらふら

 この映画館のロビーには、カフェレストランがあります。最近のシネコンに多い、いわゆるコンセッション(売店)ではなく、喫茶店のようなものです。

 映画を鑑賞しなくても利用可能で、ご近所の高齢者の方々の憩いのスペースにもなっているそのカフェで、映画のパンフを読みながら(行儀が悪い・・・)、カレーライス・セットをお昼ご飯に食べて、PM12:25劇場へ。

 もちろん、席はベスポジですグッド(上向き矢印)。しかし、隣のオバさん2人組は上映中に会話するし、携帯phone toは鳴るし(マナー・モードでもあかん!)。後ろの席の人はやたらモゾモゾして、僕の席の背中を押すし(十分に間隔があるのにな)・・・。困ったもんですむかっ(怒り)


 さて、肝心の映画・・・。

 巨匠・市川崑監督による30年振りのセルフ・リメイク。しかも、金田一耕助(石坂浩二)、警察署長(加藤武/今作では等々力署長・オリジナルでは橘署長)、神官の大山(大滝秀二)は、76年版と同じキャスト。面白い試みですね(舞台ではよくあることですが)。

 ・・・が、ダメでした、僕には・・・バッド(下向き矢印)

 『ダ・ヴィンチ・コード』以来、久々に長く感じる映画でした。スリルもサスペンスも足りない。佐武(すけたけ)の生首もどう観てもツクリモノだしダッシュ(走り出すさま)

 松嶋菜々子さん、奥菜恵さん、深田恭子さんといった3人の若い女優さんの演技は、並みいるベテラン俳優陣の中では、いささか苦しいですあせあせ(飛び散る汗)

 良かったのは、
1)白いゴム・マスクの佐清(すけきよ)の不気味さ
2)佐清への溢れんばかりの愛情を見事に魅せた、母・松子役の富司純子さん
3)ラストの金田一の微笑
4)溜まった利用ポイントでもらえた劇場の無料招待券
というところでしょうか。4)はこの作品に無関係ですがふらふら

 僕はもともと横溝正史作品があまり好きではなく、随分前に少し読んだことがあるだけで(もう中身は忘れた)、映像化作品もほとんど観てません。ですから、真犯人も知らず、謎解きを期待していたのですが、ミステリとしては弱いですね、この映画。

 それに、パンフレットに掲載されている監督のインタビューを読んで、観る前に真犯人が判ってしまいましたし・・・(これ読むと誰でもすぐに判ってしまいますので、初めて観るという方は、監督のインタビューは後で読まれた方が良いかと)。

 しかし、初めて観る者にとっては、配役表も一種のトリックになってますね。そこには感心しましたぴかぴか(新しい)。まあ、鋭い方はすぐに気付くのでしょうけど(僕は鈍いので気付かないたらーっ(汗))。

 ところで、朝日新聞の夕刊で読んだんですが、今回金田一が使用しているトランクは石坂浩二さんの私物で、76年版『犬神家の一族』およびそれ以降の石坂金田一はもちろん、96年の『八つ墓村』トヨエツ金田一も使ったんだそうです。

 へぇ〜。


『犬神家の一族』公式サイト
http://www.inugamike.com/
スケキヨ君グッズがいい!

横溝World
http://www7.ocn.ne.jp/~yokomizo/
金田一の配役比較『犬神家の一族』の配役比較が面白いです。しかし、こんなに何回も映像化されてるんですね。


 2月には、この劇場で『紙屋悦子の青春』『ゆれる』『トンマッコルへようこうそ』『時をかける少女』『太陽』が上映されます。どれも観たいと思いつつ見逃した映画(『トンマッコル〜』は、まだ少しの間やってますけど、観に行けない)。少し先ですが、楽しみでするんるん


posted by ふくちゃん at 23:13| 兵庫 ☀| Comment(3) | TrackBack(22) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は、30年前の作品は未見ですし、原作も呼んだはずですが、あらかた忘れているしで、期待大大で鑑賞。う〜む監督91歳。これだけで全てが許されます。前作との比較は意味なし。監督御自身が覚えてはるかどうか。藤純子さん(なのです、私には)には、「お命頂戴致します」の名セリフがほしかったと残念でした。
Posted by zazatto at 2006年12月21日 09:00
>zazattoさん。
出来不出来、好き嫌いは別にして、91歳でこのエネルギーは凄いですね。
機会があれば76年版と観比べてみたいです。
Posted by ふくちゃん at 2006年12月21日 21:52
突然で申しわけありません。現在2006年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票に御参加いただくようよろしくお願いいたします。なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.mirai.ne.jp/~abc/movieawards/kontents/index.htmlです。
Posted by 日本インターネット映画大賞 at 2006年12月24日 09:35
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Excerpt: 金田一さん、事件ですよ──  
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