観ようかどうか迷っているうちに、見逃す作品って結構あります。これもそんな作品のひとつ。
Story
いつもと変わらぬ金曜日の放課後、バレー部のキャプテンで成績優秀、誰もがスターとして一目置いていた桐島が突然部活を辞めたというニュースが学校内を駆け巡る。桐島の恋人でさえ彼と連絡が取れないまま。桐島と密接に関わっていた生徒たちはもちろん、ありとあらゆる生徒に波紋が広がっていく。人間関係が静かに変化し、徐々に緊張感が高まっていく中、桐島とは一番遠い存在だった映画部の前田(神木隆之介)が動き出す・・・。
(Movie Walkerより)
原作も良かったけど、映画も良かったです。さすがは、日本アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞作品。
桐島が恋人とも親友とも連絡を絶ったまま突然バレー部を辞め、学校にも姿を見せなくなった金曜日。まず、その1日を違う人物の視点から何度も描くところから始めるという手法が秀逸。
やたらに「青春」していないのがいい。甘さのない描写がいい。登場人物の心のうちや背景を説明しようとしないのがいい(でも「葛藤」が伝わってくる)。
劇場で観れば良かったな・・・でも映像で魅せるタイプの映画ではないから、十分満足しました。
『桐島、部活やめるってよ』公式サイト
http://www.kirishima-movie.com/