2007年04月15日

映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

 少し間隔が空きましたが、今年の10本目。『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を近所の映画館で。

 さすがに200万部を越える話題の原作の話題の映画化ということで、ほぼ満席でした。

 2時間ドラマも連続ドラマもありましたし、もうストーリーの解説は不要でしょう(手抜きふらふら)。

 もっとも僕は原作も読んでませんし(文庫になったら読みます)、ドラマも観ていないのですがあせあせ(飛び散る汗)

 事前の評では「泣ける映画」「感動作」という紹介が多かったように思いますが、実際に観た感想としては「意図的に観客を泣かせようとはしない映画」でした。映画のパンフレットを読んでも、監督は「感動させよう、泣かせよう」という意識とは全く別のところで作品を撮っておられたようで、その試みは成功していると思います。

 もちろん、観る方によっては号泣しても全くおかしくはないですが、逆に退屈する方がいても不思議ではないでしょう。

 僕自身はどうかといえば、涙腺決壊までは至らないものの、なんだかじんわり、ほのぼの、少々ウルッもうやだ〜(悲しい顔)。いい意味で想像よりずっと地味な映画でしたが、142分という長さを感じることはありませんでした。

 大きな事件もなく家族の歴史が淡々と綴られていくわけですが、その平凡な時間の流れや積み重ねこそが、奇跡的ともいえる大きな出来事だったりするんだなぁ・・・なんて。


 ボク役のオダギリジョーさんは、大学生時代を演じたときのような普通のヘア・スタイルの方がカッコイイと思うわーい(嬉しい顔)。だからこそ、それを良しとしないんでしょうけど。

 オカンの樹木希林さん、オトンの小林薫さんはさすがの演技ぴかぴか(新しい)

 寺島進さん、仲村トオルさん、小泉今日子さん、板尾創路さん、宮崎あおいさん、田口トモロヲさん、柄本明さんなど錚々たる顔ぶれがチョイ役で出演しているのも楽しい。あと、荒川良々さんがわりに普通の役で、いちばん意外性がありました(笑)。

 余談ですが、エンドロールの最後の最後、この映画の“応援団”として全国の上映館とその支配人の方々の名前が流れたのが印象的でした。

 さらに余談ですが、この映画のパンフは良いです。メインの出演者や監督・脚本だけでなく、製作、撮影、照明、美術、録音、編集、音楽、衣裳、メイク、装飾、ラインプロデューサー、特殊メイクという裏方さんたちのインタビューも掲載されていて、(どんな映画もそうでしょうけど)皆が一生懸命愛情こめて作った映画という感じが伝わってくる。主題歌の福山雅治さん、原作のリリーフランキーさんも登場しています。


 ストレートに感動させる王道作も僕は決して嫌いじゃないけど、そういう路線には少々食傷気味・・・という方になら特にオススメできます。


映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』公式サイト
http://www.tokyotower-movie.jp/


posted by ふくちゃん at 00:35| 兵庫 ☀| Comment(6) | TrackBack(34) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この映画、私も来週あたりに観に行く予定です!
原作もドラマもなにもかも観ていない真っ白な状態なので、良いかも♪
リリー・フランキーさんの風貌を見る限り、過去に演じた大泉洋さん、速見もこみちさんよりもオダギリ・ジョーさんが一番しっくりきそうですね。
Posted by めい at 2007年04月15日 15:43
>めいさん。
オダジョー本人は「(映画という)どうしてもリリーさんのイメージで見られるから」ということで、半年間オファーを断り続けたそうですよ。
でも、確かに醸し出す雰囲気はいちばんリリーさんに近いような気がします。アーティスティックですもんね。
Posted by ふくちゃん at 2007年04月16日 00:58
私も来週、見に行こうと思っていました。私も、ドラマも原作も知らないので、とても楽しみにしています♪私は、涙腺かなぁぁーり弱いので、絶対、泣くでしょうが。。。(笑)
Posted by yukarin at 2007年04月16日 21:51
>yukarinさん。
泣いても全然おかしくないですよ♪
僕は最近自分で自分の泣くツボが分かりませんが(笑)。
Posted by ふくちゃん at 2007年04月16日 23:23
私も観に行こうと思っています。オダギリジョーも樹木希林さんも好きなので個人的にはすごく楽しみです。
Posted by mirai-creek at 2007年04月18日 18:51
>mirai-creekさん。
オダジョーは今作では抑えた普通の演技。
樹木希林さんは、この人、天才かと思うほどの演技(というか演技に見えないほど自然)でした。
Posted by ふくちゃん at 2007年04月18日 23:22
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