『るろうに剣心』と同じ入退場時間で劇場は大混雑。向こうは超満員かもしれませんが、こちらは8割程度の入りか。
新作ではないので、アニメブームの端緒を開いた旧作劇場版第1作のような大ヒットは厳しいでしょう(旧作劇場版も低視聴率に終わったTVシリーズの総集編だったわけですが)。3週間のイベント上映ですし。
でも、2199初期に比べると客層が広がったなと改めて実感しました。最初の頃は40代以上の親父率が高かったのに。
Story
西暦2199年。人類は絶望の淵に立たされていた。外宇宙から襲来した謎の星間国家ガミラスによる遊星爆弾により地球は壊滅的な被害を負い、人類滅亡までの猶予はわずか1年。残された最後の希望は、ガミラスの攻撃によって汚染された地球を浄化再生するシステム“コスモリバースシステム”であった。人類初の恒星間航行が可能となった宇宙戦艦ヤマトは、人類の命運を懸け、16万8千光年の彼方にあるイスカンダルへと旅立つ・・・。
(Movie Walkerより)
旧作劇場版もそうだったと思いますが、膨大なエピソードを2時間に全て収めるのは当然無理なわけで、取捨選択が行われます。
今回も相当の苦労があったと思いますが、どうしても駆け足の展開で、登場人物の心情、人間関係の機微などの描写は、ほとんど欠落してしまいます。
ちょっと味気ない。
そういう意味では、いちばん良かったのは登場人物たちのその後を描いた、むらかわみちおさんのエンドロール用のイラストかな(笑)。
でも、ガミラス本星での波動砲、古代と雪の宇宙空間での再会シーンは何回見ても、2199屈指の名シーンです。どういうわけか、毎回絶対に僕の涙腺が刺激されます。
さあ、次は12月の完全新作劇場版『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』。楽しみです。
『宇宙戦艦ヤマト2199』公式サイト
http://yamato2199.net/