2015年06月01日

映画『サンドラの週末』

 なかなか観たい!と思う映画が無い状態が続いています。

 以前にも何度か書いたと思いますが、最近はどうも映画に対する自分の採点が辛めになり、「面白い!」と素直に思える作品に出会いにくくなってきて、それが観る映画を厳選しようとする気持ちに繋がっているように思います。

 さて、今日は初めての渋谷Bunkamuraル・シネマで『サンドラの週末』。新宿では上映館がないもので・・・。

Story
体調不良のため休職していたサンドラ(マリオン・コティヤール)が職場に復帰しようとした矢先、会社側から職員へボーナス支給するために1人減らさざるを得ない、よって解雇すると告げられてしまう。16人の同僚による投票の結果、サンドラの雇用継続よりも自分たちのボーナス獲得を選ぶ者の方が多かったのだ。だが、サンドラも家族を養うためには夫の収入だけでは厳しく、復職は譲れない。同僚の1人が社長に掛けあってくれたおかげで、週明けの月曜日に再投票を行い、自分のボーナスよりサンドラの復職を選ぶ者が過半数に達したら、サンドラは仕事を続けられることになる。同僚たちを訪ね説得して回る、サンドラの長い週末が始まった。
(Movie Walkerより改変)


 この映画で最も直截に悪者として描かれているのは、16人+サンドラの直属の上司である「主任」だけ(実際に登場するのは、最後のシークエンスのみ)。

 主任の裏で糸を引いている社長は一見悪者には見えませんが、狡い。

 しかし、その2人以外は、みんな普通の、どちらかというと貧しい人たち。サンドラに対しては何も含むことはありませんが、彼女が辞めれば生活の大きな足しになる貴重なボーナスが手に入るのです。

 16人の同僚のうちボーナスを選んだ者にも事情があり、サンドラへの同情があり、葛藤があります。サンドラもそれを理解するがゆえに、彼女の復職より自己のボーナス獲得を求める同僚を責めることができません。

 再投票の結果、サンドラは職場復帰できるのか。

 味のある最後だったと思います。

 とはいえ、登場する同僚を減らし、彼等と主任の人となりをもっと描けば、さらに良かったのではないでしょうか。

〔満足度〕★★★☆☆


『サンドラの週末』公式サイト
http://www.bitters.co.jp/sandra/


 Bunkamuraル・シネマは綺麗なミニシアターでした。座席にドリンクフォルダーがあったり、コンセッションが充実したりしていると、なお良いですが。
posted by ふくちゃん at 21:44| 兵庫 | Comment(0) | TrackBack(0) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/419964446

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。