2007年09月17日

映画『サッド ヴァケイション』

 今年25本目は、シネリーブル梅田シネマ2にて『サッド ヴァケイション』。それにしてもシネマ1の『エヴァンゲリヲン』は相変わらずの大盛況。ついでに、同じビル(梅田スカイビルタワーイースト)でやっている『人体の不思議展』も大盛況のようです。


Story
北九州市、若戸大橋のたもとにある小さな運送会社。社長の間宮は、かつてバスジャック事件の被害にあった梢のほか、様々な理由から行き場のない人たちを住み込みで雇っていた。ある日、妻、千代子がかつて捨てた男との間に出来た息子の健次が会社に現れた。千代子は健次と、妹分で知的障害者のゆりを家に住まわせ、間宮はそれを快く受け入れた。一見、楽しげに働くフリをしながら、健次は母への復讐を狙っていた。
(ZAQ映画より)


 白石健次(浅野忠信)、松村ユリ(辻香緒里)、秋彦(斉藤陽一郎)が登場する1996年の『Helpless』(未見です)、田村梢(宮崎あおい)、秋彦(斉藤陽一郎)、茂雄(光石研)が登場する2000年の『EUREKA』(観ました)に続く、青山真治監督の北九州サーガ三部作の完結篇。

 前2作を観ていなくても大丈夫ですが、観ていればより楽しめるかもです。

 でも、この映画、僕はあんまりピンと来ませんでしたふらふら。『EUREKA』の方が好き揺れるハート。特に最初の約30分、中国人の密航の手引きをしていた健次が密航船の中で父親を亡くしたアチュンを引き取って逃亡するまでのくだり、秋彦の部屋で茂雄がグタグタしているあたりなどは退屈で、少々イライラしました。分かりにくいしバッド(下向き矢印)

 その後は、まあまあ楽しめたのですが・・・。でも終ってみると、幕切れも含めてなんとなく中途半端な感じが残りました。

 石田えりさん演じる健次の母親・千代子 ― 年齢的にやはり無理のあるキャスティングだと思います ― の不気味にも感じられるほど懐の深い、したたかな『母性』の強さはよく伝わってきましたが(はっきり言って千代子は怖いがく〜(落胆した顔))、梢やユリ、健次の恋人となる冴子(板谷由夏)からは監督が意図するような“ゆるぎない”強さは、僕にはあまり感じられませんでした。

 オダギリジョーさん、中村嘉葎雄さん、その他芸達者な俳優陣が多数出演しているわりに、浅野さんと石田さんを除いて、もうひとつその魅力が活かされていないような気もしましたあせあせ(飛び散る汗)

 文化・芸術としてのシネマより、活劇としてのモーションピクチャーを目指したということですが、どうかなぁ・・・。


『サッド ヴァケイション』公式サイト
http://www.sadvacation.jp/
posted by ふくちゃん at 20:17| 兵庫 雨| Comment(4) | TrackBack(9) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「アヒルと鴨〜」を観に行った時の予告編で少し気になっていた映画です。
雰囲気は好きな感じなんですけど、あまり期待せず観てみようかと思います^^;
(「EUREKA」を観てないのでまずそっちを観てからの方が良いでしょうか。)
Posted by mirai-creek at 2007年09月19日 00:02
>mirai-creekさん。
『EUREKA』を観ていなくても、ほぼ大丈夫です。
でも、導入部のシゲさんと秋彦の会話シーンは分かりにくいかも知れませんが・・・。
Posted by ふくちゃん at 2007年09月20日 22:55
こんばんは♪
TBありがとうございました!
浅野忠信、オダギリジョー、宮崎あおいという巣kな俳優が出ていたからこそ、かなり楽しめたのかもしれません。
オダジョーファン的にはあのように映画の中に静かに佇んで目立たないというのも、かなり嬉しいんです。
決して目立とうとする役者ではないので・・・。
なーんて、ファンならではの目線でしょうか(汗)
Posted by ミチ at 2007年11月23日 00:22
>ミチさん。
“オダジョーファン的にはあのように映画の中に静かに佇んで目立たないというのも、かなり嬉しいんです。”
雰囲気があって、佇まいだけでかっこ良い俳優さんだと思います。
Posted by ふくちゃん at 2007年11月24日 13:43
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