2007年11月04日

映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

 今日は久し振りの自宅近くの劇場に行きました。半年ぶりぐらいかな?ここのところ観たい映画が掛かっていなかったので。

 『ALWAYS』の前作は劇場ではなく、つい先日のTV『金曜ロードショー』で観たばかり。

 ただ、異例のロングランとか、日本アカデミー賞やらキネマ旬報やら数々の映画賞を総なめにしたとか、そのほか高い評判ばかり耳にしていたので、大いに期待しながら鑑賞したのですが、そこそこ良い映画ではあるけれど、傑作とまでは思えなかったんですねふらふら

 しかし、おかげさまでexclamation&question、今日は少し期待値も下がっていたせいか、そして観たばっかりの前作との繋がりもしっかり理解できたせいか、わりに楽しめましたわーい(嬉しい顔)


Story
昭和34年春。東京オリンピックの開催が決定し、日本が高度成長時代に足を踏み入れることになるこの年。黙って去っていったヒロミ(小雪)を思い続けながら、淳之介(須賀健太)と暮らしていた売れない作家・茶川(吉岡秀隆)のもとに、淳之介の実の父親で会社社長の川渕(小日向文世)が再び淳之介を連れ戻しにやって来る。人並みの暮らしをさせることを条件に淳之介を預かった茶川は、安定した生活をするために、またヒロミに一人前の自分を見せるために、一度はあきらめていた“芥川賞受賞”の夢に向かって再び純文学の執筆を始める。一方、鈴木則文(堤真一)と妻トモエ(薬師丸ひろ子)、息子の一平(小清水一揮)が暮らす自動車修理工場・鈴木オートでは、六子(堀北真希)も一人前に仕事をこなせるようになり、順調に取引先が拡大し始める。そんなある日、鈴木家に新しい家族が加わって…。
(ZAQ映画/パンフレットより)


 前作は茶川周辺のエピソードと鈴木家周辺のエピソードが羅列されているだけに思えて散漫に感じましたが、今作は茶川がヒロミや淳之助と家族になるために芥川賞に挑み、その結果がどうなるかというメインストーリーがあり、茶川と鈴木家の面々の絡みも十分で、きちんと物語として成立していたと思いますグッド(上向き矢印)。もともと続編は予定になかったということですが、結果として前作と今作でひとつの映画になったという感じがしますね。

 まぁ、良くも悪くも観客の予想なり、期待なりを全く裏切らない展開で、先は読めてしまうのですが・・・。このあたりを退屈な予定調和と感じるか、“定型”の気持ち良さにハマるかで、評価は分かれそうですね。

 この作品については、「感動した!」とまではいかないけど、嫌いじゃないです。意外性のある物語はもちろん大好きですけど、定型があってこその意外性ですからね。何のヒネリもない王道のストーリーも良いものです(いや皮肉じゃなくてあせあせ(飛び散る汗))。昭和34年という時代設定がそうさせるのかなぁ・・・。

 シリーズの目玉であるVFXについては、前作と比べて不自然に感じる箇所は少なかったです。あとでパンフレットを読むと、大勢の方が協力して、努力して、苦労して、手間暇かけて、凄いなぁ・・・と改めて素直に感心・感嘆します。しかし、デジタルエキストラ(CGで作成されたエキストラ)という手法もあるんですね。VFXに詳しい方なら、先刻ご承知なんでしょうけどふらふら

 そうそう、パンフレットのキャスト・インタビューでの三浦友和さんの言葉が印象的でした。

「山崎監督の描く昭和30年代だからこそ、みんな共感できるんですね。当時を知っている人が監督すると、もっと湿っぽくなってしまうと思うんです。確かに、現実は、嫌なこともいっぱいありました。でも、そんなことばかり覚えて生きていたら寂しいでしょ。(中略)いい思い出ばかりを集めた物語だからこそ、この映画は素敵なんですよ」

 やっぱり、傑作!とまでは思えない(すいませんたらーっ(汗))。でも、なぜか昭和42年生まれの僕にも懐かしく感じられる“昭和ファンタジー”です。そう思いながら観ていると、エンドロールの映像と主題歌(『花の名』BUMP OF CHICKEN)が沁みました。佳作です。


『ALWAYS 続・三丁目の夕日』公式サイト
http://www.always3.jp/
posted by ふくちゃん at 23:52| 兵庫 ☁| Comment(4) | TrackBack(32) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは♪
私も傑作だとまでは思いませんが、佳作だと思います。
日本人なら誰でもどこかに共感できる部分を含んでいますよね〜。
三浦友和さんの言葉、なるほどな〜と思います。
監督はお若いのによくやるな〜と感心していたのですが、あの時代を客観的に見れるからこそできるんでしょうね。
Posted by ミチ at 2007年11月05日 08:50
>ミチさん。
あの画面の作りこみを観ていると、VFXそのものへのこだわりはもちろん、あの時代への愛情というか思慕のようなものを感じます。
Posted by ふくちゃん at 2007年11月06日 00:01
夢なんですよね、この作品は。
夢と希望とイイトコだけがぎっしり詰まった作品。
世知辛い平成の世ですし、この映画で懐かしむ気持ちがちょっとわかる気がします(^^;;)
Posted by たいむ at 2007年11月07日 17:53
>たいむさん。
そうですね。
公開2日の興収は前作の2倍だそうですね。
みんなホッとしたいんだなぁ。
Posted by ふくちゃん at 2007年11月09日 00:12
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