2008年01月14日

映画『銀色のシーズン』

 ナビオTOHO PLEX改めTOHOシネマズ梅田にて、『銀色のシーズン』。何でも毎月14日は東宝の日=10(トウ)4(フォー)の日ということで、入場料は1,000円でした。

 初めは全く観る気のない映画だったんです、コレ。タイトルがなんか好きになれなくて(難癖ふらふら)。

 でも、一昨日たまたま日本映画専門チャンネルで『海猿』と『LIMIT OF LOVE 海猿』を放送していて、好きな作品なので2本続けて観て、涙したりしてもうやだ〜(悲しい顔)。で、その2本の合間に、この『銀色のシーズン』のメイキング番組があって、『海猿』シリーズの羽住英一郎監督が「自分の最高傑作」とか、「今までにない『銀色のシーズン』というジャンルの映画」とか言ってたし。製作会社はROBOTだし。ひょっとしたら、面白いんじゃないかと・・・。


Story
モーグルの町、桃山町(長野県?)の町営スキー場には、ゲレンデの厄介者と呼ばれる3人組がいた。リーダー格の城山銀(瑛太)を中心に、小鳩祐治(玉山鉄二)、神沼次郎(青木崇高)は、スキー客相手に「雪山の何でも屋」でぼったくり商売をしたり、当たり屋をしたりとやりたい放題。ある日、新観光名所“雪の教会”オープン最初の挙式を挙げるカップルの女性・綾瀬七海(田中麗奈)が町を訪れる。3日後の挙式当日にやって来る予定のスキー好きの婚約者と違って雪を見るのも初めての彼女は、ゲレンデでも転んでばかり。カモを見つけたと張り切る銀は、ライスシャワーを浴びながら滑らねばならない七海に1日2万円でコーチを買って出る。しかし、彼女には秘密があった・・・。
(ZAQ映画などより)


 『スパイダーマン』で空中移動撮影によるスピーディーなカメラワークを実現した<スパイダーカム>クルーが日本映画に初参加したという、スキー&モーグルシーンは鮮やかです。冬の雪山の景色も雄大で、バックに流れる音楽も良いるんるん

 しかし、人間ドラマがあまりに薄味です。

 テンション高く弾ける3人組。その裏にある銀や祐治の屈託の描写は浅いし(特に祐治の場合はほとんど取ってつけたような)、次郎は至っては無闇に元気なだけで内面には陽が当たらず、青木君の熱演もただ面白可笑しいだけで(そこそこ笑えますけど)。なぜ、主人公を3人組にしたのか、必然性がよく分かりませんでしたバッド(下向き矢印)

 それに、七海が抱えている喪失感や哀しみも伝わってきません。だから、彼女の行動がどんな心情に裏打ちされているのか、こちらの胸に自然な感じで落ちてこない。というわけで、銀と七海の気持ちが近付くシーンも、2人がそれぞれの過去を乗り越えていくシーンももうひとつ胸に迫らないのです。

 銀が七海にスキーを教えるときの「下ばかり向いてちゃダメだ。遠くを見ろ」という言葉が、そのまま人生へのメッセージになっている・・・というのは上手いと思うんですけどね。

 救いは田中要次さん、國村隼さんといった名脇役の存在感。特に國村さんは、かわいいオジサンという感じが実に自然でオカシイですわーい(嬉しい顔)

 いっそ表層的な人間ドラマは排して、スキーアクションと笑いのエンタテインメントに絞り込んだ方が良かったんじゃないでしょうか。

 今回は、このブログで「映画が趣味になりました」と宣言して以来、初めてパンフレットを購入しませんでした。後半はお尻の痛さばかりが気になりましたし、1,000円の日でまだ良かったよ・・・と思いながら、劇場を後にしたのでしたダッシュ(走り出すさま)

『銀色のシーズン』公式サイト
http://www.g-season.jp/


posted by ふくちゃん at 16:29| 兵庫 🌁| Comment(3) | TrackBack(10) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
ほんと、男3人組の必要性はなかったかもしれませんね。
人間ドラマを恋愛と復活に絞っていればもう少し深みが出たんでしょうけど・・ちょっと勿体無かったですね。
Posted by たいむ at 2008年01月14日 17:01
結局、次郎君には過去の傷は無いの??と思いました。
あと、七海も「彼以外の人なんて考えられない」と言ってすぐ、銀と良いカンジになったのはフジテレビだなぁ、と(笑)。
私は密かにサトエリ、いいじゃん♪と思いました。
Posted by めい at 2008年01月14日 18:07
>たいむさん。
登場人物もエピソードも、ちょっと盛り込み過ぎだったかも知れませんね。

>めいさん。
連続ドラマにすれば、七海の気持ちの変化も自然に描けて、次郎やサトエリさんの役(名前忘れた)、その他の脇役にもスポットを当てることができたでしょうね。
Posted by ふくちゃん at 2008年01月15日 23:26
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