梅田ではシネリーブルではなく、TOHOシネマズで上映されていますが、小さい劇場で観たいので、僕は三宮へ。
Story
大学在学中の司法試験合格も間違いなしと言われた北海道学院大学法学部3年生・五十嵐(佐藤隆太)は、1年前に学園祭で見た学生プロレスが忘れられず、プロレス研究会の門を叩く。「マリリン仮面」というリングネームとコスチュームをもらい、大切な事は何でもメモする真面目な五十嵐だったが、肝心の試合の「段取り」を覚えられない。デビュー戦となった商店街のイベントでも、途中からガチンコの試合をしてしまう。しかし、それが客に大ウケ。スター選手「ドロップキック佐田」(川岡大次郎)の脱退により人気低迷気味だったプロレス研究会は活気付く。そこへ五十嵐の妹・茜(仲里依紗)が駆け付けて、プロレスを止めるように訴えたことで、偶然控え室にいたマネージャー麻子(サエコ)と「デビルドクロ」こと大久保(小椋毅)は、今の五十嵐が「高次脳機能障害」患者であることを知る。事故の後遺症により、事故以後の新しい記憶は1日しか持たないのだ。だが、五十嵐は、記憶は無くても体の痣や筋肉痛が昨日を覚えている気がする、それだけが今の自分の生きる証なんだとプロレスを続ける。やがて、他の部員も五十嵐の記憶障害を知ることになるが、彼は部長の「レッドタイフーン」こと奥寺(向井理)と共に、学園祭の舞台で人気・実力道内1の他大学のレスラー・シーラカンズとのガチンコ・タッグ戦に挑むことに・・・。
ちょっと意地悪に、クールな視点で見つめれば、あまりに王道的すぎる展開で、そんなに上手く行くかよ・・・とか、映画は大団円だけど現実なら人生は続くんだよ・・・とか、冷めた見方もできそうです。クライマックスの試合も、学生プロレスでそこまで相手を痛めつけるか
でも、この映画には、そういうシニカルで分別臭い見方を蹴っ飛ばずような“熱さ”があります。不覚にも泣けました
監督は『タイヨウのうた』で劇場長編デビューした27歳の小泉徳宏監督。若いのにやりますなぁ。
主演の佐藤隆太君を始めとする部員たちは、撮影前に北海道で2ヵ月の合宿。みちのくプロレスの指導の下、体づくりとプロレスの習得に励んだそうです。とはいえ、ヘタレ気味のプロレス研究会という設定ですから、あまり強くなり過ぎてもいけない。でも、怪我しない程度には鍛えないと・・・ということで気苦労もあったとか。
佐藤君、サエコさん、向井君(合宿中に肋骨を骨折したそうです)の3人以外、プロレス研究会のメンバーは、僕の知らない役者さんばかりでしたが、みんな良かったです
この映画の脚本も担当、「ボラギノール日野」こと“無駄に動く”レフリー日野役、8kg減量したものの“動きすぎて”ギックリ腰になったという西田征史君。原作となった舞台を演じた劇団所属で、蝶野っぽい「デビルドクロ」を演じる小椋毅君。女性レスラー・コケティッシュ谷を演じるために、10kg増量したという久保麻衣子さん。そして、レスラー役では唯一怪我をしなかったという、勢いとテンポで笑わせてくれる「玉子王子」こと新沼役の中谷竜君。
見事な青春グラフィティでした。学生時代を思い出して、何だか羨ましかったです。
朝、起きて、前日の記憶が全く無い状態で、まっさらな1日に足を踏み出していく不安や怖さ。かつての自分に期待をかけていた父親との距離。毎日記憶を無くして、これでも生きていると言えるのかという苦悩。五十嵐の障害を知った他の部員たちの心の揺れ。
楽しいだけでなく、そういうシリアスなドラマもしっかり描かれています。
プロレス・シーンは全て吹き替えなしのCGなし。撮影に5日かかったというクライマックスのタッグ・マッチは、リアルでスピーディー。迫力あるファイトと熱いドラマ。お決まりといえば、お決まりですが、僕はやられました。
敵役シーラカンズの2人は本職?と思って観ていましたが、キムタク似の金村琢己君は歴とした役者さん。もう1人のフジタ“Jr”ハヤト君は、みちのくプロレスの若手レスラーでした。
朝日新聞の映画評で、「失礼ながら“拾い物”」と評されていましたが、まさに
僕の在籍していた大学でも、学生プロレスは人気ありました。チョコチョコ観戦しては大笑いしていましたが、今はどうなってるのかなぁ。
『ガチ☆ボーイ』公式サイト
http://www.go-go-igarashi.jp/
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まさかこんなに良いとは思いませんでした。
シリアスな面がこんなにしっかりと描かれているとは思わなくて。
演出によってはこういったシリアスな面も笑いにされて、ただのドタバタコメディになりそうですよね。
私は逆に、もっとシリアスかと思っていただけに、あれ?って思うところが多多ありました。
けれど、やはりクライマックスには力が入りましたね。
楽しく泣き笑い。良い作品でしたね(^^)
>たいむさん。
シリアスと笑い。
なかなかバランス良かったように思います。最後はわかっちゃいるけど・・・ロッキー状態でした(笑)。