2014年11月02日

映画『小野寺の弟・小野寺の姉』

 向井理さんはイケメンですし、素も好青年っぽいですが、役者としての彼にはそれほど興味はなく(すいません)、この映画にも関心は無かったのですが、先日とある映画評で褒めていたので、新宿ピカデリーで鑑賞してきました。

 脚本家・西田征史さんの小説を素材に、ご本人の演出&向井理・片桐はいり主演コンビで舞台化。そして、西田さんの初監督作品として映画化したそうです。舞台版と映画版は別エピソードで、映画の方が小説を同じ話だそうです。

 ネタバレありです。

Story
小野寺進と姉のより子は、早くに両親を亡くし、それ以来ずっと2人で一緒に一軒家に住んでいる。33歳になった進(向井理)は真面目ながら寝癖をつけたままにしておくようなズボラな一面がある。恋には奥手で、より子(片桐はいり)からは過去の恋を引きずっていると指摘される。40歳になるより子は髪型に強いこだわりを持っており、万事にきっちりしている。特に仲がいい訳ではないが、笑いあい、不器用ながらも互いを大切に思い暮らしていた。ある日家に誤配達の郵便が届いたことから、2人に転機が訪れる・・・。
(Movie Walkerより)


 姉を気遣う弟。弟を気遣う姉。べたべたしているわけではないし、口喧嘩もするけど、なんとなく仲の良い2人の何気ない日常を、笑いをまぶしながら、楽しく、おかしく、切なく描いた作品です。

 2人にほぼ同時に訪れた恋の結末は、必ずしもハッピーエンドではないけれども、平凡な人生が愛おしくなる、なんとなく前向きな気持ちなります。


『小野寺の弟・小野寺の姉』公式サイト
http://www.onoderake.com/
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2014年10月20日

映画『ぶどうのなみだ』

 基本的に“癒しの映画”は好きではありません。結果的に癒されることはあっても、まるで癒すことを目的にしたかのような作品には深みを感じません。

 今回の作品も、私の好きなシンガー・ソングライターの安藤裕子さんが初めて本格的な映像作品に出演するということがなければ観に行っていないと思います。

 もっとも、最近は小田さんと浜省以外の新譜を買うことは無くなりましたが・・・。


Story
アオ(大泉洋)とロク(染谷将太)の兄弟は、父から小麦畑と葡萄の樹を受け継いだ。ピノ・ノワールというぶどうを育て赤ワインの醸造に挑んでいるものの、なかなか思い描くようなものが作れず悩むアオを、ロクは複雑な思いで見ていた。ある日、キャンピングカーに乗ったエリカ(安藤裕子)という女性が現れ、兄弟2人きりの静かだった生活が変化していく。
(Movie Walkerより)


 事前にMovie Walkerの評価投票を見たところ、高評価と低評価が半々の真っ二つでしたが・・・。

 美しい風景、美味しそうな料理。少ないセリフ、時に非リアリスティックな演出。

 こんな素敵な映画を撮りましたという、作り手の自意識と作為を感じる作品でした。

 映画は作為の積み重ねですが、どんなジャンルの映画であっても、それを感じさせてはいけないと思います。セリフも演出もストーリーも全てが“狙い過ぎ”です。

 この作品は「映画のようなもの」であって、映画ではないというのが、僕の感想です。とても気に入った!という方には、申し訳ないのですが。

 安藤さんの曲を主題歌に使って欲しかったなぁ(笑)。


『ぶどうのなみだ』公式サイト
http://budo-namida.asmik-ace.co.jp/
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2014年10月18日

映画『ジャージー・ボーイズ』

 クリント・イーストウッド監督の新作『ジャージー・ボーイズ』を新宿ピカデリーで。元は同名タイトルの人気ブロードウェイ・ミュージカルです。

 ビートルズ以前、1960年代に世界を席巻した人気グループ、フォーシーズンズの歩みを基にした作品だそうです。ちなみにミュージカル版の音楽を担当しているのは、フォーシーズンズのメンバーだったボブ・ゴーディオとグループのプロデューサーだったボブ・クルー。

 フォーシーズンズという名前は知らなくても『君の瞳に恋している』という邦題の付いた曲(厳密にはグループの曲ではなくメインボーカルのソロ曲)なら、皆さん聞いたことがあるでしょう。僕もそのクチです(笑)。


Story
ニュージャージー州の貧しい地区に生まれたフランキー・ヴァリ(ジョン・ロイド・ヤング)、ボブ・ゴーディオ(エリック・バーゲン)、ニック・マッシ(マイケル・ロメンダ)、トミー・デヴィート(ビンセント・ピアッツァ)。希望のない町に生まれた4人は、自分たちの音楽だけで夢のような成功をつかみ取る。彼らはザ・フォー・シーズンズとして、『シェリー』、『恋はヤセがまん』、『恋のハリキリ・ボーイ』、『悲しき朝焼け』、『悲しきラグ・ドール』、『バイ・バイ・ベイビー』、『愛はまぼろし』、『君の瞳に恋してる』といった数々の名曲をヒットさせ、音楽界に不滅の伝説を打ち立てていく。しかし、そのまばゆいばかりの栄光ゆえに、裏切りと挫折、別離、家族との軋轢といった不幸が彼らを襲う・・・。
(Movie Walkerより)


 ほぼ予備知識なしで観に行きました。

 ミュージカル映画ではありません。音楽好き必見です。

 登場人物たちが突然カメラ目線でナレーションを入れるという演出に最初は面食らいましたが、観ているうちにこれが楽しくなってきます。ミュージカル版でも同様の演出が行われているそうです。

 メインボーカルの声質は僕の好みではありませんが、もちろん上手い。4人のハモリも心地良いです。映画を観ながら、これはレコードをかけての口パクなのか、キャストが本当に歌っているのか、どっちなんだろうと思っていましたが、帰宅して公式サイトのプロダクション・ノートを読んだら、なんと撮影カメラの前で生で歌い、そのまま録音して使っているとのこと。

 驚きましたが、4人中3人がミュージカル版でも同役を演じていたと知り、納得です(メインボーカルのフランキー役ジョン・ロイド・ヤングさんは、現在音楽活動もしているそうです)。

 Wikipediaのフォーシーズンズの項を読むと、本当に紆余曲折、山あり谷ありで、映画は史実に比べると脚色・省略されているようですが、それでもアメリカン・ドリームの光と影、その落差は凄まじいですね。

 アマチュア時代からグループを主導し、犯罪にも手を染めてきたやんちゃなトミーと彼に誘われるまではどちらかといえば冴えない青年だったフランキーの愛憎と友情の描き方もいい。

 当人や周囲の人たちは大変だったでしょうが。

 青春映画の佳作です。

 こういう映画が日米ともヒットしないなんて映画ファンはどこに目をつけてるんだ。。。

 とか言ってみたりして。ですが、僕が参照する映画ブロガーの皆さんは軒並み高評価で、嬉しく思いました。

 ここからネタバレです。


 映画はグループが崩壊して、メンバーのゴーディオとプロデューサーのクルーの共作『君の瞳に恋してる』をフランキーがソロで歌いヒットを飛ばした1967年(この曲が最初はレコード会社から見向きもされなかったことが不思議)から、一気に1990年に飛んで、結成時のオリジナルメンバー4人によるフォーシーズンズがロックの殿堂入りで再会して歌うところで終わります。

 老け顔メイクが完璧(笑)。

 そして、エンドロールでは、全ての出演者による歌とダンス(『舞妓はレディ』と同じだ!)。

 クリント・イーストウッド御大は、御年84歳。こんな粋な映画を撮るなんて、まだまだ若々しい感性の持ち主ですね。

 ちなみに、フランキー氏は現在80歳。ゴーディオ氏と共に、この映画の製作総指揮に名を連ね、現在も世界各国でコンサートを開いているそうで、最近にもこの映画に合わせて日本でも初めてライブを開催したようです。凄い。


『ジャージー・ボーイズ』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/jerseyboys/
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2014年10月15日

映画『蜩ノ記』

 10月4日(土)から公開の『蜩ノ記』を新宿ピカデリーで。

 しかし、公開10日で早くも小さなシアター8(157席)ですか。ひょっとして当初からこの程度?先日の『柘榴坂の仇討』といい、人気俳優を起用しても時代劇は厳しいですね。例外は『るろ剣』だけか。


Story
些細なことからやむを得ず刃傷沙汰を起こしてしまったものの、家老・中根兵右衛門(串田和美)の温情により切腹を免れた檀野庄三郎(岡田准一)は、山の上の村に幽閉中の元郡奉行・戸田秋谷(役所広司)の監視役を命じられる。秋谷は藩主の側室との不義密通および小姓を斬り捨てた嫌疑により、事件から10年後、今から3年後の切腹とそれまでの間に藩の歴史である藩主・三浦家の家譜の編纂・完成を命じられていたのだ。庄三郎の役目は、家譜編纂を通じて藩の秘事を知る秋谷が不義密通事件を家譜にどう書くか監視・報告し、切腹間近の秋谷が逃亡のそぶりを見せた場合には妻子ともども始末するというものだった。はじめは秋谷のことを懐疑的に見る庄三郎だったが、編纂途中の三浦家譜と『蜩ノ記』と名づけられた秋谷の日記には、前藩主の言葉に忠実に事実を事実のまま書き留め、一日一日を誠実に大切にして生きる彼の姿があり、感銘を受ける。そして、秋谷やその妻・織江(原田美枝子)、娘・薫(堀北真希)、息子・郁太郎(吉田晴登)らとともに暮らす中で、秋谷の無実を確信し、薫との間には恋が芽生えていた。やがて庄三郎は不義密通事件の真相に辿り着き、事件の謎を解く文書を入手するが、そこには藩を揺るがすようなことが記されていた。庄三郎は秋谷の命を救おうとするが・・・。
(Movie Walkerより改変)


 前半はなんかぎこちないというか、流れが良くない感じでしたが、秋谷が住む村の農民たちと藩の役人の間に不穏な空気が流れ、遂には息子・郁太郎が親友の少年(健気で明るい素晴らしい子)を失うたあたりからは良かったです。

 権勢を奮う家老に立ち向かう郁太郎も、それに助勢する庄三郎も、2人を取り戻しにやってくる秋谷も・・・義を見てせざるは勇無きなり・・・頻繁に登場するこの言葉を体現していて感動的です。

 秋谷に寄せる妻・娘・息子、それぞれの想いにも、感じ入るものがあります。こんな家族、今の日本にはもういないのでは(笑)。時代劇だから見せられるファンタジーです(褒めてる)。

 原作の家老は良くも悪くももっと奥深い存在として描かれています。そこが残念。


『蜩ノ記』公式サイト
http://higurashinoki.jp/
posted by ふくちゃん at 20:53| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(8) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月12日

映画『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』

 先行劇場公開バージョン全7章≒TVシリーズ全26話を約2時間にまとめた『宇宙戦艦ヤマト2199』総集編バージョンを新宿ピカデリーで。

 『るろうに剣心』と同じ入退場時間で劇場は大混雑。向こうは超満員かもしれませんが、こちらは8割程度の入りか。

 新作ではないので、アニメブームの端緒を開いた旧作劇場版第1作のような大ヒットは厳しいでしょう(旧作劇場版も低視聴率に終わったTVシリーズの総集編だったわけですが)。3週間のイベント上映ですし。

 でも、2199初期に比べると客層が広がったなと改めて実感しました。最初の頃は40代以上の親父率が高かったのに。


Story
西暦2199年。人類は絶望の淵に立たされていた。外宇宙から襲来した謎の星間国家ガミラスによる遊星爆弾により地球は壊滅的な被害を負い、人類滅亡までの猶予はわずか1年。残された最後の希望は、ガミラスの攻撃によって汚染された地球を浄化再生するシステム“コスモリバースシステム”であった。人類初の恒星間航行が可能となった宇宙戦艦ヤマトは、人類の命運を懸け、16万8千光年の彼方にあるイスカンダルへと旅立つ・・・。
(Movie Walkerより)


 旧作劇場版もそうだったと思いますが、膨大なエピソードを2時間に全て収めるのは当然無理なわけで、取捨選択が行われます。

 今回も相当の苦労があったと思いますが、どうしても駆け足の展開で、登場人物の心情、人間関係の機微などの描写は、ほとんど欠落してしまいます。

 ちょっと味気ない。

 そういう意味では、いちばん良かったのは登場人物たちのその後を描いた、むらかわみちおさんのエンドロール用のイラストかな(笑)。

 でも、ガミラス本星での波動砲、古代と雪の宇宙空間での再会シーンは何回見ても、2199屈指の名シーンです。どういうわけか、毎回絶対に僕の涙腺が刺激されます。

 さあ、次は12月の完全新作劇場版『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』。楽しみです。


『宇宙戦艦ヤマト2199』公式サイト
http://yamato2199.net/
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2014年09月20日

映画『柘榴坂の仇討』

 15日、17日、本日20日と久々にハイペースで映画鑑賞です。今日は『柘榴坂の仇討』。歴史・時代小説も好きで良く読みますが、浅田次郎さんの作品は読んだことがなく、浅田文学が原作の映画も初めてです。元は短編だそうです。


Story
安政7年3月3日、江戸城桜田門外で大老の井伊直弼(中村吉右衛門)が襲撃・殺害される。近習として警護に当たりながら、主君を守り切れなかった彦根藩士・志村金吾(中井貴一)。両親は自害し、切腹も許されず、仇を討てとの藩命を受ける。時は流れ、明治の世になり、江戸幕府や彦根藩が消滅しても、身も心も武士としての矜持を保ったまま、ただひたすらに愛する主君の敵(かたき)を探し続けるだけの日々を送る金吾。そんな夫を働いて支えるセツ(広末涼子)。一方、水戸浪士・佐橋十兵衛(阿部寛)は井伊直弼殺害後、名前を直吉を変えて俥引きに身をやつし、孤独の中に生きていた。金吾は旧友の伝手でついに襲撃者の中の唯一の存命者・十兵衛と出会う。だが、まさにその日、明治6年2月7日、仇討禁止令が布告されていたのだった・・・。
(Movie Walkerより改変)


 井伊直弼は実は名君であり、先見の明があったのだという説もあり、この作品の路線もそうですが(公式サイトにも「本当は“良い”直弼」というコーナーがある)、個人的には大勢の人間を弾圧・獄死させた安政の大獄の印象が強くて、悪人のイメージがあります。

 なので、いかに名優・中村吉右衛門さんが演じたとはいえ、金吾の敬愛ぶりを納得するには描写が足りません。でも、そこを詳しく描くと、映画としては無駄に長くなりそうです。

 また、直吉こと十兵衛もなぜ他の多くの水戸浪士らと同じように、自訴したり自刃したりせず、13年間も生きてきたのか(仇を討たれることを待ち続けたわけですが)、疑問に思わないでもありません。

 そして『イン・ザ・ヒーロー』同様、展開と結末は誰にでも予想が付きます。でも、こちらの場合は、素直に感動できました。

 仇討禁止令に愕然とする十兵衛。夫の死を覚悟するセツ。セリフは無くても、気持ちが伝わります。
 
 金吾が十兵衛を見つけて言葉を交わし、十兵衛の人力車に乗るところから、ラストシーンまでの何とも言えない、緊張感と切なさ。そして、最後にやってくる幸せな気持ち。

 良い作品だったと思います。劇場が空いていたのが残念。時代劇はやはり苦しい時代なんですかね〜。『蜩の記』も観に行くつもりです。


『柘榴坂の仇討』公式サイト
http://www.zakurozaka.com/
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2014年09月17日

映画『舞妓はレディ』

 周防正行監督、久々の純エンタメ映画『舞妓はレディ』を新宿ピカデリーで。『舞妓はレディ』というタイトルは、『マイ・フェア・レディ』のもじりだそうです。

 映画『マイ・フェア・レディ』ではオードリー・ヘプバーン演じたイライザがレディに成長していくように、『舞妓はレディ』では春子が一人前の舞妓になっていく姿を描いた映画です。


Story
京都。古い歴史を持つ小さな花街・下八軒だが、今や舞妓はたった一人。ある節分の夜、八軒小路のお茶屋・万寿楽に一人の少女・西郷春子(上白石萌音)がやってくる。春子は、女将の小島千春(富司純子)にどうしても舞妓になりたいと懇願するが、どこの馬の骨ともわからない少女を老舗のお茶屋が引き取るはずもない。しかし、そこに居合わせた言語学者の“センセ”こと京野法嗣(長谷川博己)は、ネイティブの鹿児島弁と津軽弁のバイリンガルである春子に興味を持ち、万寿楽常連客の老舗呉服屋社長・北野織吉(岸部一徳)に「春子に京ことばを習得させ、一人前の舞妓にしたら自分に褒美をくれ」とけしかける。晴れて万寿楽の仕込み〔見習い〕になった春子だが、厳しい花街のしきたり、唄や舞踊の稽古、そして何より慣れない京ことばに戸惑い、何もかもがうまくいかない。芸妓の豆春(渡辺えり)や里春(草刈民代)、舞妓の百春(田畑智子)たちが心配する中、春子はセンセの弟子の大学院生・西野秋平(濱田岳)から「君には舞妓は似合わない」と言われ、ついにストレスとショックから声が出なくなってしまう・・・。
(Movie Walkerより若干改変)


 純朴な上白石萌音さんを囲む芸達者な出演陣(チョイ役で顔を出した方々を含めて)。特に竹中直人さん、サイコーです。終盤では渡辺えりさんとのサービスショット?も。

 上白石萌音さんは演技だけでなく歌とダンスも重視のオーディンションで選ばれただけあって、ボーカルも踊りもバッチリ。いい歌声です。

 そのほかの役者の皆さんの歌も、決してプロのボーカリスト並みではないものの、いい味出してます。

 下八軒という花街は、モデルとなった場所はあるものの、架空の町のようです。ネット検索してみたところ、北野天満宮の近くに上七軒という花街がありました(知らんかった)。映画の公式サイトによると、下八軒の町並みはスタジオセットではなくオープンセット。それも凄い。

 とにかくインド映画もびっくり?の楽しい和風(和洋折衷という言うべきか)ミュージカル・ファンタジー映画でした(決して本格ミュージカルではないところが、また良い)!


『舞妓はレディ』公式サイト
http://www.maiko-lady.jp/
posted by ふくちゃん at 20:16| 兵庫 ☁| Comment(2) | TrackBack(14) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月15日

映画『イン・ザ・ヒーロー』

 ようやく今年の20本目。唐沢寿明さん主演の『イン・ザ・ヒーロー』を新宿バルト9で。映画サイトでの評価はわりと高めでしたので、そこそこ期待して行きました。


Story
下落合ヒーローアクションクラブの代表・本城渉(唐沢寿明)は、ヒーローや怪獣などの着ぐるみを着て演じるスーツアクターを25年続けている。スーツアクターは顔も名前を出ないが、肉体を酷使し特殊な技能を必要とし、特撮やアクションものの映画・ドラマには欠かせない存在である。いつの日か顔を出して出演したいと思っているがなかなか実現せず、そのうちに妻子には逃げられ、久しぶりにめぐってきたチャンスも新人アイドル俳優・一ノ瀬リョウ(福士蒼汰)に奪われる。だが、リョウが本城のアクション指導のおかけでオーディションに合格したハリウッドのアクション大作に、命がけの危険すぎるアクションを理由に降板した香港俳優の代役出演が舞い込む。周囲の反対を押し切り、本城は夢をかなえるため、誰かのヒーローになるため、スタジオへ向かう・・・。
(Movie Walkerより若干改変)


 唐沢さんだけでなく寺島進さんもスーツアクターの経験があり、しかもこの映画での役同様に女性ヒーローの役だったそうです。このシーンは笑えます。

 しかし、唐沢さんがあのライダーマンだったとは・・・。

 そんな唐沢さんの頑張りが支えている映画。だからこそ、高さ8.5mからの落下シーンはもっとはっきり見せてほしかった。

 その後の100人の敵忍者との斬り合いもなかなかのアクションですが(50歳という唐沢さんの年齢を考えればなおのこと)、いいところで余計なストップモーションと主題歌のバラードバージョンがぶち壊します。最後までの通常のスピードで一気に見せるべきでしょう。涙が引っ込んでしまいました。

 吉川晃司さんの主題歌そのものはカッコいいのに、使い方が下手。

 このシーンに限らず、音楽の使い方が良くないです。挿入歌もサイテーでした。これも曲に罪があるのではなく、雰囲気にそぐわない使い方に問題があると思います。

 ただ、映画内特撮ヒーロー作品『神龍戦隊ドラゴンフォー』の主題歌は、あの串田アキラさん(特撮ヒーローソングの神)、これは良かった。

 音楽以上に不満なのは、登場人物のキャラクターや人間関係の描き方があまりに類型的で、展開もベタなことですね。王道って難しいです。

 映画内映画では「CG」「ワイヤー」なしのアクションという設定でしたが、これ実際には使ってますよね?


『イン・ザ・ヒーロー』公式サイト
http://in-the-hero.com/
posted by ふくちゃん at 20:09| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(5) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月05日

映画『めぐり逢わせのお弁当』

 『ベニシアさんの四季の庭』『世界の果ての通学路』以来、3回目のシネスイッチ銀座。観客の9割は女性、立ち見も出る盛況です。

 映画には関係ありませんが、最近日本式のお弁当と弁当箱が“BENTO”として海外でも人気らしいですね。


Story
インドのムンバイ。お昼どきになると、弁当配達人“ダッバーワーラー”が慌ただしくオフィス街を巡り、お弁当を配って歩いている。主婦イラ(ニムラト・カウル)は、冷え切った夫の愛情を取り戻そうと、腕を振るった4段重ねのお弁当を、ダッバーワーラーに預ける。ところがそのお弁当は、なぜか見ず知らずの保険会社の会計係サージャン(イルファン・カーン)の元へ誤配されてしまう。妻に先立たれて独り暮らしのサージャンは、故郷のナーシクヘ隠居しようと、35年勤務した会社を早期退職する予定だ。近所の食堂に頼んでいる平凡な仕出し弁当が彼の昼食のはずだったが、誤配された弁当はいつもと違ってとても美味しいものだった。夕方、イラの元に弁当箱が帰ってくる。すっかり空になった弁当箱を見てイラは作戦成功と喜んだものの、帰宅した夫との会話から弁当が見知らぬ誰かに配達されていたことに気付く。だが、イラはその間違いをダッバーワーラーに説くことなく、翌日も弁当を預ける。中にちょっとした手紙を添えて。それに気づいたサージャンも、食べ終わった弁当箱に短いメモを残すようになり、弁当箱を介して2人の交流が始まる。やがてイラは、夫との冷え切った毎日に対する不満を吐露するようになり、サージャンは淡々とそれを受け止める。彼はイラの弁当を待ちわびるようになり、孤独だった心も少しずつ癒されてゆく。サージャンは自分の後任として雇われたシャイク(ナワーズッディーン・シッディーキー)を邪険に扱っていたが、ある昼休み、シャイクにイラの弁当を勧めたことがきっかけとなり、2人の距離は一気に縮まって行く。一方、夫の浮気を疑って沈むイラは、国民総幸福量の高いブータンに一緒に行きたいと手紙で漏らすようになる。やがて求めに応じて名を明かしたサージャンに対して、イラは“私たちは逢うべきだわ”と告げ、待ち合わせの場所と日時を伝えるが・・・。
(Movie Walkerより若干改変)


 インドで、家庭やお店から職場などに弁当を配達する配達人“ダッバーワーラー”を利用する人は20万人もいるそうです。映画で見る限り、日本の運送業のようにシステム化されている感じはしないのですが、ハーバード大学の調査によるとご配達の確率は600万個の1個とのこと。

 さて、ゆるゆると進んでいくこの映画、やはり一種のラブストーリーでしょうか。

 姿を見せないままイラに弁当づくりと人生アドバイスを送る階上のおばさんとの会話、どこかいいかげんで憎めないシャイクとサージャンの会話、ちょっとした仕草や表情、間の取り方など、心憎い演出でほっこりクスクス笑えます。

 イラがサージャンに逢いたいと思い、行動し始めたあたりから、少し雲行きが変わり、物憂げな切ない感じに。

 サージャンが退職を取りやめたりやっぱり退職したり、ナーシクに引っ越したりムンバイに戻ったり、急に場面切り替えが慌ただしくなり、ちょっとついていけませんでした。

 まだ若いイラに逢う直前に、サージャンが急に老いを自覚するところは切ないですが、サージャンを待ち合わせ場所で待ち続けるイラに対して、ここでのサージャンはちょっとずるい。

 この先、2人は出会うことがあるのか、可能性は限りなく低いけど、ひょっとしたら・・・。悪く言えば中途半端な、良く言えば観客に開かれた結末です。

 僕はこの映画の質感がなんとなく好きです。


『めぐり逢わせのお弁当』公式サイト
http://lunchbox-movie.jp/
posted by ふくちゃん at 19:00| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(4) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月01日

映画『ルパン三世』

 実写化の話を聞いた時も、予告編を観た時も特に興味は持っていなかったのですが()、監督を務められた北村龍平さんの著書『映画監督という生き様(集英社新書)』をたまたま書店で目にして立ち読みし、こういう人が撮るなら面白いかもしれないと思い、観に行ってきました。


Story
世界最強の鉄壁セキュリティに覆われた超巨大要塞型金庫“ナヴァロンの箱舟”。そこには、「その所有者は世界を統べる」といわれる運命の宝物“クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ”が収蔵されていた。神出鬼没で大胆不敵、世界で最も有名な大泥棒、ルパン三世(小栗旬)は、仲間の次元大介(玉山鉄二)、石川五ェ門(綾野剛)、峰不二子(黒木メイサ)等と共にその秘宝強奪を計画。だが、そんな彼らをICPOの銭形幸一警部(浅野忠信)が執拗に追っていた・・・。
(Movie Walkerより)


 北村龍平監督は日本で『あずみ』や『ゴジラ FINAL WAR』などを撮った後、ハリウッドに拠点を移し、自らの作家性も残しながら(ハリウッドではそれが難しいそうです)何本かの映画を撮り、まだ「世界の誰もが知っている有名監督」ではないものの、それなりの評価を受けているようです。

 さて、北村監督の『ルパン三世』には、原作のモンキー・パンチさんも脚本にアイディアを提供しているそうです。

 まず気に入らない箇所を先にあげておくと(笑)、ルパンや次元・不二子が一種の大きな組織に属しているという設定、わりにアクション一辺倒(とはいえルパンらしい明るさや稚気もありますが)のストーリー展開といったところでしょうか。

 あと、せっかくルパン一味と銭形警部以外のほとんどのキャストが外国人(タイ・台湾・韓国・豪州)なんだから、そこを日本語吹き替えにせず、全編字幕でも良かったと思います。漫画・アニメだと全部日本語でも気にならないんですが。

 僕は原作漫画はほとんど読んでおらず、アニメ版しか観ていないのですが(しかも全部は観ていない)、『ルパン三世』の雰囲気を完全に再現できてはいないと感じます。

 でも、そんなことは土台無理な話ですし、実写化する意味もない。この作品に限らず、原作完全再現を映画に求めるのはヤボだと僕は思います。

 黒木不二子はほぼ別人でしたが(それはそれで悪くはない)、小栗ルパン、玉山次元、綾野五ェ門はかなり良かったです。

 カメラワークを含む映像表現やその他の演出にも面白いところがいろいろありました。

 監督には続編を作りたいという希望があるようですが、実現したら観に行きます。


『ルパン三世』公式サイト
http://lupin-the-movie.jp/
posted by ふくちゃん at 19:29| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(9) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月04日

映画『GODZILLA ゴジラ』

 「今度は日本のゴジラに近い」というハリウッド版ゴジラを新宿ピカデリーで。


Story
1999年フィリピン。石炭採掘現場で謎の陥没事故が起こる。事故現場に急行した芹沢猪四郎博士(渡辺謙)は、化石となった巨大生物の骨とそこに寄生していたかのような物体を発見する。物体は2つあり、そのうち1つからは何かが抜け出して海へ向かった跡が残されていた。日本の地方都市・雀路羅市。原子力発電所で働くアメリカ人のジョー・ブロディは、発電所に近づきつつある謎の震動と電磁波に気づく。対策会議を開くべく発電所に向かったジョーと妻サンドラ。サンドラは調査のため原子炉へと向かい、ジョーは管制室で緊急対策会議の準備を進める。しかし、謎の咆哮と共に凄まじい揺れが発電所を襲う。原子炉は破損し、放射線漏れが起きる。ジョーは市全体への被害を防ぐべく、サンドラを残したまま防御壁を閉じる。だが、その後も揺れは収まらず、発電所は倒壊。それを街から見つめるブロディ夫妻の息子フォード・・・。15年後、フォードは爆弾処理担当の軍人となっていた。久々の休暇で妻子の待つサンフランシスコに戻った彼は、領事館から父が逮捕されたとの連絡を受け、急ぎ日本へと向かう。発電所倒壊で生き残ったジョーは、妻の死の原因を政府が隠蔽していると信じ、真相を暴くべく日本に残っていた。逮捕は、放射線汚染のため立入禁止となった雀路羅市に侵入しようとしたためだった。釈放後再びかつての自宅に残した謎の電磁波のデータを取りに行こうとする父に付き添い、フォードは雀路羅市へ侵入する。ガイガーカウンターには放射線反応は現れなかった。自宅でデータを回収する2人だが、警備隊に見つかり連行される。連行先はかつての発電所跡で大がかりな施設が建造され、多くの人間が働いていた。炉心があった場所には繭のようなものがあり、そこから電磁波が発生していた。この施設を管理しているのは「モナーク」という国際秘密組織であり、芹沢博士も所属していた。電磁波の発生間隔が短くなり、何かが目覚めようとしていた。芹沢博士は迷った末抹殺指令を下すが間に合わず、ついに巨大怪獣が目覚め周囲を破壊したのち、翼を広げ飛び去っていく。その破壊に巻き込まれたジョーは死亡する。「MUTO(ムートー)」と名付けられた巨大怪獣は海を越え、東を目指していた。追う芹沢博士たちと米軍。博士はともに行動することとなったフォードに「モナーク」が怪獣調査のために設立されたことを告げる。古生代、今よりも高濃度の放射線で覆われていた地球では放射線をエネルギー源とする怪獣たちが闊歩していたが、やがて放射線量の低下により地底深くへと追いやられていた。1954年に米軍の潜水艦ノーチラス号が生き残りの怪獣を発見。人類は核実験という名目でカモフラージュして怪獣殲滅を図るも失敗に終わった。怪獣は「ゴジラ」と呼ばれることとなった。MUTOが復活した今、きっとライバルだったゴジラも復活するだろうと芹沢博士は考えていた。MUTOはハワイ沖でロシアの原子力潜水艦を捕獲し、ホノルル市街に上陸する。MUTOの電磁波攻撃により停電する市街。沖合では別の巨大怪獣がホノルルへと向かっていた!
(Movie Walkerより若干改変)


 なかなかゴジラが出てこない(笑)。MUTOの造形はイマイチ。第1作ゴジラへのオマージュだとも聞いていましたが、本作のゴジラは悪役でもないし、人類への警鐘でもありませんし、思想性もない。自然界の調和を保つためにMUTOを滅ぼしに来たと芹沢博士が解釈することで、後世の日本版ゴジラ同様、正義の味方になっています。

 コアなゴジラ・ファンは不満かもしれませんね。。

 しかし、巨大な自然災害とそれに立ち向かう人類を描くエンタメ系のディザスター・ムービーとして観れば、なかなかの作品になっていると思います。

 でも大津波のシーンは観てて辛いですね。


『GODZILLA ゴジラ』公式サイト
http://www.godzilla-movie.jp/
posted by ふくちゃん at 22:48| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(9) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月23日

映画『思い出のマーニー』

 アメリカで最も興業的に成功したジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督の第2作。予告編で絵と主題歌を気に入っていたので鑑賞してきました。夏休みのジブリ映画ということで、少しでも空いている時間に・・・と思い、久しぶりに午前中に劇場へ。

 おかげで空いてはいたのですが、すぐ前列には大勢の小さい子ども達・・・。嫌な予感が・・・。


Story
北海道。12歳の杏奈(声:高月彩良)は、大きな苦しみを抱えながら生きていた。夏休み、喘息の療養のために、親戚夫婦が住む海辺の村にやって来た杏奈は、美しい湿地の対岸に古びた洋館を見つける。その屋敷に不思議な既視感を覚えた杏奈が村人に尋ねると、そこはもう何十年も人が住んでいない“湿っ地屋敷”だという。好奇心からひとりでボートに乗って屋敷を目指す杏奈だったが、誰もいないはずの屋敷の窓に明かりが灯り、船着き場から「ロープをこっちへ投げて」と声が。その声に向かって杏奈がロープを投げると、そこには金色の髪、青い瞳、白いネグリジェを纏った裸足の少女が立っていた。彼女の名はマーニー(声:有村架純)。杏奈とマーニーはすぐに仲良くなり、ふたりは“湿っ地屋敷”で過ごすことになるが、杏奈の身には不思議な出来事が起こり始める。時を超えた舞踏会、告白の森、崖の上のサイロの夜・・・。やがてふたりの少女のひと夏の思い出が結ばれるとき、杏奈は思いがけない“まるごとの愛”に包まれていく・・・。
(Movie Walkerより若干改変)


 幸いそれほど気にならなかったものの、子ども達は案の定、落ち着きがなく・・・。「小さな子ども入場禁止」の回を作ってくれないかなぁ・・・。反対に「小さなこども大歓迎」の回も作ってくれて良いから。

 この映画は、小さな子どもが引き込まれて、夢中で見入るような作品ではないと思います。

 ファンタジーとしては地味で、特に大仕掛けはないし、扱っているテーマも小さな子どもには難しいのではないでしょうか。監督は子どもために作ったそうですし、子どもの感受性は馬鹿にはできませんが。

 とはいえ、評判はなかなか良いようですね。

 僕の感想は「ぼちぼち」というところです。まず既に書いたように、地味。映像は非常に美しく。それだけも心が和みますが、物語としては“ある事実”が明らかになる最後の瞬間までは、やや退屈です。

 その“ある事実”に関しては、ネタバレになるので具体的には書けませんが、伏線の張り方と回収には些かイチャモンをつけたい部分があります。それでも最後に「なるほどそういうことだったのか」と、ちょっとした感動がやってきましたが・・・。


『思い出のマーニー』公式サイト
http://marnie.jp/


鑑賞後、原作を買いました。
posted by ふくちゃん at 18:10| 兵庫 ☁| Comment(2) | TrackBack(4) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月07日

映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

 日本の同名ライトノベルが原作(ただし映画としての原題はEDGE OF TOMORROW)のハリウッドSFアクション大作を新宿ピカデリーで。

 平日だというのに、結構な人出です。


Story
近未来。地球は謎の侵略者ギタイからの攻撃を受ける。彼等のあまりの戦闘力の高さに人類はなすすべもなかった。統合軍広報担当のウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は将軍の不興を買ったために、脱走兵扱いで最前線に送り出され、嫌々ながらも決死の任務にあたるが、敵にダメージを負わせることなく戦死。しかし、気が付くと時間は出撃前に戻っていた。そして、ほぼ同じ経過を辿って再び戦死。だが目を覚ますとやはり出撃前日の元の場所に戻っていた。幾度となく出撃・戦闘・死のタイムループを繰り返すうちに、この戦争における人類の英雄であり女神、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と巡り会い、彼女もかつて同様にタイムループを経験していたことを知る。彼女と彼女に協力する研究者から敵の生態とタイムループの関連の真実を知らされたケイジは、戦いを繰り返しながら戦闘技術を磨いていき、リタと共にタイムループから抜け出す糸口と人類の勝利への道を探る・・・。
(Movie Walkerより改変)


 最初はヘタレで利己的で鼻持ちならない男だったケイジ少佐が、強く美しい女性兵士リタと出会い、幾度となかく戦いと死の記憶を保持したままループを繰り返し、その都度前回よりも敵の殲滅に近づいていくうちに、一廉の男になっていく様がテンポよく、時にコミカルに描かれていて、面白い。

 テンポが良すぎて、いくつか理解の追い付かない箇所もありましたが、ケイジは本当に数えきれないほどのループを繰り返しているんだろうなというところをダレることなく描いていました。。

 最後のボスキャラとの戦いはいささかアッサリしすぎの感もありましたが・・・。


『オール・ユー・ニード・イズ・キル』公式サイトhttp://wwws.warnerbros.co.jp/edgeoftomorrow/


 映画の帰り道、新宿ルミネエストのHMVで小田さんのニュー・アルバム『小田日和』を購入しました。聴くのが楽しみ。9月の神戸ワールド記念ホールはファンクラブ先行抽選でゲット!大阪城ホールは1人2枚までしか申込できなかったので、ぴあとe+の会員先行抽選に賭けました。もうすぐ結果が出ます。当たれ〜〜〜。

 ところで10〜11日に関西に戻るつもりでしたが、台風とタイミングが合いそうなので、延期になりそう・・・。
posted by ふくちゃん at 19:45| 兵庫 ☔| Comment(2) | TrackBack(17) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月01日

映画『渇き。』

 珍しく、というか久しぶりに2日連続の映画鑑賞。予告編を観たときから役所広司さんの力の入った演技に心惹かれていました。

 当作品は、公開初日からの8日間<6/27(金)〜7/4(金)>は学生1,000円ということで、客層は若めです。


Story
元刑事の藤島昭和(役所広司)のもとに、ある日別れた妻から、娘の加奈子(小松菜奈)の行方がわからなくなったと連絡が入る。家族を失った原因について顧みずに、これをきっかけに家族を取り戻そうと、なりふり構わず娘の行方を追う藤島。娘の交友関係を洗ううちに、成績優秀で学校の人気者だったはずの加奈子のとんでもない真実の姿が露わになっていく・・・。
(Movie Walkerより若干改変)


 役所広司、妻夫木聡、國村隼、オダギリジョー、中谷美紀、二階堂ふみ、橋本愛・・・豪華キャスト陣が揃いも揃って、熱演・怪演・快演!

 本作が本格的な演技デビューとなるヒロイン役の小松菜奈さんも、一般人には理解も共感もできない、悪魔的な美少女を好演。果たして、彼女の行動は復讐のためだったのか、それとも愉しんでいただけなのか。何故そこまで歪んでしまったのか。

 血と涙と暴力に彩られて、物語は異様なテンションで進んでいきます。どいつもこいつもぶっとんだクズな奴ら。昨日観た『トランセンデンス』同様、誰にも感情移入できないのに、面白い。熱さの差かな。

 映像と音楽と編集も凝っていてます。「映画だなぁ〜」と思いながら観ていました。

 現在と過去を行ったり来たりと目まぐるしい展開に、幻視・幻聴・妄想的なシーンも織り込まれ、「話についていけない」という声も周囲の若い観客からは聞こえました。

 鬼畜的なグロい描写も多いので、誰にでもオススメできる映画ではありません。トラウマになる人もいるかも。

 でも、既に書いたとおり、僕は面白く観ました。自分ことが心配になります(笑)。

 最後の最後、やや冗長だったことだけが、少し残念でした。


『渇き。』公式サイト
http://kawaki.gaga.ne.jp/
posted by ふくちゃん at 21:24| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(13) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月30日

映画『トランセンデンス』

 28日から公開、ジョニデ主演の近未来SF『トランセンデンス』を、今日は高齢者の方(『春を背負って』狙い?)が目立つ新宿ピカデリーで。

 “トランセンデンス(超越)”とはAI(人工知能)が人間の知能・知性を超える瞬間のことで、一般的には“シンギュラリティ(特異点)”と呼ばれる概念だそうです。


Story
人工知能が人間の知性を超える現象“トランセンデンス”を開発研究する科学者ウィル(ジョニー・デップ)は、ある日、反テクノロジーの過激派組織の凶弾に倒れてしまう。即死は逃れたものの銃弾に仕込まれた化学物質によって体内は放射能に汚染され、余命は約1か月。死の間際、妻エヴリン(レベッカ・ホール)は、彼の脳のデータを量子コンピューターへアップロードする。それは自我を持った超AIの誕生であった。コンピュータ内で生かされたウィルの意識はネットワークに接続したことで、軍事機密・金融・政治から個人データまで地球上のすべての情報を手に入れ、超高速演算処理能力により人類の想像を遥かに超える進化をし始めるのだった…。
(Movie Walkerより改変)


 個人の意識をデータとしてアップロードできるかどうかはともかく、人間が開発した人工知能が人間の知性を超える“トランセンデンス”“シンギュラリティ”が現実のものになる日は近いそうで、数十年後と言われているようです。

 そのときに現出するのはユートピアか、ディストピアか。

 さて、映画の方ですが、想像したよりもSFとしては地味でした。

 ウィルの意識を宿すコンピュータ、あるいはコンピュータの中で全能の神に近づいたウィルは決して暴君ではないのですが、ナノテクノロジーを駆使して地球と人類の救世主たろうとする姿がどこか不気味です。

 自然の摂理に反するというか(今さらテクノロジー抜きの世界で生きていく気もないですが)、善意ゆえに恐ろしいというか。

 ナノテクによる復元力(人間もモノも)が凄すぎて、笑えます(良くない意味で)。
 
 全体的な感想としては、SFというよりも夫婦愛を描いた映画のようだったな・・・。でも思索的な作品か、エンタメ作品か、どちらかにはっきり振り切った方が良かったのでは・・・。

 共感できる人物も登場しないし、なんか中途半端な感じです。


『トランセンデンス』公式サイト
http://transcendence.jp/
posted by ふくちゃん at 19:42| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(10) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月23日

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』

 27年ぶりのTVシリーズだった『LUPIN the Third 峰不二子という女』に続くスピンオフ第2弾。

 ということですが、『LUPIN the Third 峰不二子という女』という新作TVシリーズがつい最近(2012年深夜)放送されていたことは知っていたものの、観てはいなかった。

 原作に近い大人の雰囲気が漂う作品であることは、『LUPIN the Third 峰不二子という女』のサイトで知っていました(原作を読んだことはないけど)。

 今作もPG12。

 客層は意外にも若いです。


Story
世界屈指の平和な国・東ドロアの歌手クイーン=マルタ(声:皆瀬まりか)が隣国・西ドロアでコンサート中に射殺され、東西ドロアは一触即発の緊張状態が続いていた。そんな中、東ドロアに潜入したルパン三世(声:栗田貫一)と次元大介(声:小林清志)は、秘宝“リトルコメット”を盗み出すが、何故か行く先々に警察が待ち構えていた。彼らの目をかいくぐり逃走するルパンと次元だったが、どこからも死角のはずのビル影から飛び出した瞬間、一発の銃弾が次元を襲う。次元は自分の身体を貫いた弾丸を見て、それが自分がボディガードを引き受けていたクイーン=マルタを撃った弾丸と同じものだと気付く。ルパンとともに墓地を訪れた次元は、そこに『次元大介』の名が記された墓を発見。ターゲットの墓を事前に用意する殺し屋・ヤエル奥崎(声:広瀬彰勇)の噂を次元は耳にしていた。墓を用意されて生き延びた者はいないという。だがヤエル奥崎は個人的な意思では動かない。背後にはいるのは誰か、次元とルパンは考えるのだった。その頃、峰不二子(声:沢城みゆき)はある獲物を狙い秘密クラブへ潜入するが、オーナーに見つかり捕らえられてしまう。一方、ルパンと次元は墓に残された花を手掛かりに、ヤエル奥崎のアジトを特定、潜入に成功する。武器工房のような一室にモニターがあり、そこには囚われた不二子の姿があった。驚く2人の前に、ヤエル奥崎が姿を現す。ついに対決の時を迎える二人のガンマン、ヤエル奥崎と次元大介。一瞬の間。そして空気を切り裂き銃声が響いた・・・。
(Movie Walkerより若干改変)


 上映時間は1時間弱。TVサイズ(27分)×2本(前編・後編)という構成でした。

 オープニングやエンディングの映像は、アーティスティックでお洒落。本編も多少の笑いはあるものの、基本的にハードかつ大人の世界。

 ストーリーとしては「面白いか?」と聞かれると微妙。ツッコミどころもたくさんあるような気がします。でも、カッコ良い。それだけで気分よく観れる。

 エピソード0的な作品であり、ルパン一味が結成される以前を描いていました。そのせいか、石川五エ門は登場しません。時間軸的には、『峰不二子という女』より前なのだろうか。

 銭形のとっつぁんも一瞬の登場。最後にはあのキャラも出てきたし、続編もあるかな?


『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』公式サイト
http://jigen-movie.com/
posted by ふくちゃん at 20:07| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月06日

映画『オー!ファーザー』

 人気作家・伊坂幸太郎さんの同名小説の映画化。人気若手俳優の岡田将生さん、忽那汐里さんが主演なのですが、公開はミニシアター(角川シネマ新宿)なんですね。意外だ。


Story
由紀夫(岡田将生)は、普通の高校生・・・父親が4人いること以外は。彼が生まれる前、母親は四股交際していた。妊娠した際、相手の男たち4人が“別れるくらいなら!”と一斉に父親として名乗りを上げたため、父4人・母1人・子1人の家庭が出来上がったのだ。その秘密を知るクラスメイトは、多恵子(怱那汐里)ただ1人。父親が4人もいるので、やかましさは他の家の4倍だが、ありがたいと思うことも少なくない。博学多識の大学教授・悟(佐野史郎)、スポーツ万能の体育教師・勲(宮川大輔)、女好きの元ホスト・葵(村上淳)、ギャンブラーの鷹(河原雅彦)と、父親たちの個性も性格もバラバラだったが、由紀夫への愛情は深く、父親同士も仲良く毎日を楽しく過ごしていた。だが、街のフィクサー富田林(柄本明)が仕切るカジノめいた豪華なゲームセンターで、二者が争う知事選挙の片方の陣営に属する男の鞄がすり替えられるのを由紀夫が目撃、鞄を持ち去った男を尾行した日から自宅の周囲を何者かがうろつき、部屋が荒らされる。同級生の突然の不登校。富田林がハマったらしい振り込め詐欺。不可解な心中事件。熾烈化する知事選挙・・・。すべての出来事が繋がっていることに気付いた由紀夫が思い切った行動に出たところ、大変な事態に発展する・・・。
(Movie Walkerより改変)


 吉本興業製作ということで、長原成樹さんもそこそこ重要な役で出演していますが、セリフ回しが。。。はっきり言って下手(笑)。浮いてます。

 それはさておき、4人の父親のキャラクターや由紀夫との遣り取りは、原作ファンの納得の出来。ほのぼのしていて、楽しいです。現実にありえないような家族なのに、リアル。

 原作同様、バラバラのピースが嵌って最後に大きな絵が見えるところも頑張っています。というか原作が面白いんだから素直に脚本にすれば面白いに決まってる(笑)。でも、原作ほどの爽快感がないのは・・・原作を読んでいてネタが分かってしまってるからかなぁ〜。

 原作では、振り込め詐欺の件ももっと密接に絡んでいた気もするのですが・・・(記憶が曖昧)。

 原作を知らない方が、より楽しめる映画かも知れません。ちなみに、母親が最後まで登場しないのは原作通りです。多恵子がウザキャラなのも原作通りです。

『オー!ファーザー』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/oh-father/
posted by ふくちゃん at 19:48| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(3) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月03日

映画『MONSTERZ モンスターズ』

 藤原竜也さんと山田孝之さん。個性的な役を演じることの多い演技派若手俳優の2人が初共演。それ見たさに劇場へ。監督は『リング』シリーズで有名な中田秀夫さん。韓国映画のリメイクだそうです。


Story
ある孤独な男(藤原竜也)には、幼い頃から視界に入っている人間を意のままに操る能力があった。その力を恐れ虐待してくる父を殺し、母には見捨てられていた。必要なときに能力で金を奪い、ひっそりと絶望の中生きていた彼は、ある日普段通り力を使おうとしたが、ひとりだけ通じない男がいた。彼は田中終一(山田孝之)という、一見ごく普通の男ではあるが、どれだけ大きな怪我を負ってもすぐに回復する驚異の肉体を持っていた。そして彼もまた幼い頃に交通事故で両親と弟を失い、孤独を抱えて生きていた。思うように動かせない終一に対し苛立つ男は、終一に思いを寄せる叶絵(石原さとみ)の父親を死に追いやる。怒る終一と自分の能力を唯一知る終一を抹殺しようとする男は、激しくぶつかり合う・・・。
(Movie Walkerより)


 藤原竜也さん演じる“男”・・・不幸な生い立ちは分かりますが、あれぐらいで世を拗ねる必要なんてない。唯一自分の能力が及ばない人間を発見したからって戦いを挑む必要もないし、人を殺しまくる(死なせまくる)必要もない。単なる駄々っ子にしか見えません。彼の根性が捻じ曲がるのもやむを得えないと納得できるように、過去を克明に描写して欲しかった。

 山田孝之さん演じる田中終一の「もう誰も死なせない」という喪失感と正義感も含め、(ある程度の笑いを挟みつつも)全体的な描き方が悪い意味で日本的にウェットで、ちょっとイライラしました。

“男”に関しては、中途半端に背景を描くぐらいなら、いっそのこと観客の感傷や感情移入を一切受け付けないようなキャラクターにして、サスペンスやアクションを前面に出した方が良かったのではないでしょうか。

 刑事の2人の立ち位置が中途半端。松重豊さん演じる柴本刑事。「この時を待っていた」って何?結局は終一の味方でも無かったってこと?特殊に進化した突然変異種である能力者を抹殺することが目的だったのですか?藤井美菜さん演じる押切刑事の「文化人類学と遺伝子工学に精通している」という設定も取ってつけたようで・・・。

 街中の人々が“男”に操られて動きを止めてしまったり、一斉に終一に襲いかかったりするシーンとか、終一のどこかとぼけた感じなんかは、面白かったです。


『MONSTERZ モンスターズ』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/monsterz-movie/
posted by ふくちゃん at 20:28| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(12) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月29日

映画『キカイダー REBOOT』

 石ノ森章太郎原作の特撮ヒーロー『人造人間キカイダー』。子どもの頃、大好きで夢中で観ていました。後番組の『キカイダー01』も。

 そんな作品がリメイク(リブート)されると聞き、不安が半分以上ながら、映画館へ。

 同世代の男ばかりを予想していましたが、意外にも若い観客の姿もありました。


Story
世界的ロボット工学の権威・光明寺ノブヒコ(長嶋一茂)を中心に、日本政府はARKプロジェクトという社会問題解決のためのロボットを利用する計画を推し進めていた。しかし実験中の事故により光明寺が死んで以来、光明寺のライバル・神崎(鶴見辰吾)と国防大臣・椿谷に掌握されたARKプロジェクトは本来の目的を見失っていた。神崎は独自のプロジェクトに固執、一方の椿谷は光明寺のプロジェクトを遂行するために必要な鍵を探し求めていた。その鍵を持つ光明寺の子供・ミツコ(佐津川愛美)とマサルに魔の手が伸びようとしたそのとき、彼らの前に光明寺が開発した良心回路を持つ人造人間ジロー(入江甚儀)が現れ二人の窮地を救う・・・。
(Movie Walkerより)


 アンドロイドであることを意識した生身の人間とは微妙に異なる格闘シーンや、大人向けの映画のためにリファインされたキカイダーやハカイダーのヴィジュアルも(僕の好みではないものの)なかなか。

 しかし、ストーリーと演出はチープの極みでした・・・。


『キカイダー REBOOT』公式サイト
http://www.kikaider.jp/
posted by ふくちゃん at 21:08| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(5) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月10日

映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常』

 『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』の矢口史靖監督の最新作。

 三浦しをんさんの『神去なあなあ日常』の映画化です。原作が好きなだけに、観るつもりは無かったのですが・・・。新聞広告の三浦さんとジブリの鈴木プロデューサーの対談を読んで、ひょっとしたら面白いかもと考え直して、新宿ピカデリーまで観に行きました。

 公開初日にも関わらず、小さなシアター8での上映とは意外です。


Story
チャランポランな性格で毎日お気楽に過ごしていた勇気(染谷将太)は大学受験に失敗。彼女にもフラれ、進路も決まらないという散々な状態で高校の卒業式を迎える。そんな時、ふと目にしたパンフレットの表紙で微笑む美女に釣られ、逃げ出すように1年間の林業研修プログラムに参加することを決意。だが、ローカル線を乗り継いで降り立った神去(=かむさり)村は、携帯電話の電波も届かない“超”が付くほどの田舎。鹿やら蛇やら虫だらけの山、同じ人間とは思えないほど凶暴で野生的な先輩のヨキ(伊藤英明)、命がいくつあっても足りない過酷な林業の現場・・・。耐えきれずに逃げ出そうとしていたところ、例の表紙の美女・直紀(長澤まさみ)が村に住んでいることが判明。留まることを決意するが・・・。休む間もなく訪れる新体験、野趣溢れる田舎暮らし、底なしに魅力的な村人に囲まれ、勇気は少しずつ変化してゆく。果たして、勇気と直紀の恋の行方は?そして、勇気は無事に生きて帰れるのか!?
(Movie Walkerより)


 結論から言いますと、「まあまあ」。

 テンポは良いし、そこかしこに笑えるシーンもあります(ちょっとあざとい笑いが多い気もしますが)。

 林業にまつわるシーンは役者さんが体を張って頑張っていますし、CGをできるだけ使わずに仕上げたという大掛かりな祭りのシーンも迫力があります。

 しかし、人物描写が浅いので、いろいろガチャガチャ賑やかなわりに、平板な感じがしてしまいますね。

 あと「なあなあ」の意味をちゃんと説明してほしかったなぁ・・・。

 やはり『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』を超えるのは簡単ではないようです。


『WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常』公式サイト
http://www.woodjob.jp/
posted by ふくちゃん at 19:42| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(10) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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