2012年11月20日

映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q YOU CAN (NOT) REDO.』

 公開週末の興行収入記録(オープニング記録)で、『海猿』を抜いて今年の1となった『ヱヴァQ』。『海猿』が金曜日公開で金・土・日の3日間での記録だったのに対し、『ヱヴァQ』は土曜日公開だから、2日間の記録。・・・凄い。

 今日も平日だというのに、新宿バルト9は満員。客層も僕のような中年・・・じゃなくて壮年から20歳代まで幅広い。『宇宙戦艦ヤマト2199』と好対照ですね。

 何でだろう?初期シリーズの公開時期が差なのか?それとも、「思春期の一少年の内面の葛藤」と「世界」を等価で描く『ヱヴァ』の方が、「皆の力で地球を救う」という大きな物語(『ヤマト』)よりも、今の時代の空気に合うのでしょうか?


 ともかくも、庵野監督がスタジオジブリと一緒に製作したミニ特撮映画『巨神兵 東京に現わる』の上映の後、『ヱヴァQ』スタート。

 もちろん、冒頭は先日TVで先行公開された通りだ。しかし、その時は意味が分からなかった。今回も最初は同様。

 しかし、進行するに連れ、どんどん驚きと疑問と違和感が襲ってくる。

 え!? え!? え!? え!? えー!

 あまりの大胆な展開に、脳みそが追い付かない。。。

 ・・・ああ、びっくりした。

 比較的、旧シリーズの踏襲率が高かった『序』。オリジナルストーリーへと舵を切った『破』。当然『Q』も旧シリーズとは異なる展開になることは誰もが予想するところだが、ここまでとは!

 別のアニメかと思ったよ・・・。

 しかし、面白い。熱い。見ごたえがある。

 相変わらず小難しく不親切なところもあるが(当然、意図されたものでしょう)、そういうことには関わりなく、引っ張っていかれた。

 もう最後の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観ないことには、気持ちが収まらない!内省的・自閉的になり過ぎた旧シリーズ(も好きだよ、もちろん)とは違い、今回の新劇場版は大団円のエンタメになるらしいが、期待度大!ちなみに、最終作タイトルの最後の||は、五線譜の終止線で右の縦線の方が太い。そして、前のコロン(:)と合わせて、曲の頭からもう一度演奏する反復記号を表すそうです(by Wikipedia)。そして、新劇場版ではずっと『ヱヴァンゲリヲン』表記だったのに、旧来の『エヴァンゲリオン』表記。意味深。

 ということで、今回のレビューでは一切内容に触れません。事前情報を遮断して、観に行ってください。旧シリーズを知っている方は、特に驚くと思います。

 ・・・思わず、通常版ではなく豪華版のパンフレットを買っちまいました。。。


『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』公式サイト
http://www.evangelion.co.jp/
posted by ふくちゃん at 18:34| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(14) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月11日

映画『北のカナリアたち』

 7日連続出勤して昨日から3連休!

 昨日は新幹線で宝塚に14:30頃戻り、17:00に梅田のBIGMAN前で、いつもの2人(中学時代の同級生)と待ち合わせて飲みに行きました。

 場所は、4月にも同じメンバーで行ったお初天神界隈。1軒めは和歌山直送の魚が売りらしい庶民的な居酒屋。2軒めは前回も行ったシックに見えて気軽な感じの小さなショット・バー。そして3軒めはカラオケ。トータル5時間程度というところですか。結構飲んだな。。。わーい(嬉しい顔)

 現役小学校教師のK氏は、30歳になった教え子の同窓会に行ったそうです。バツ1のH氏は久しぶりに大きくなった息子さんや娘さんに再会したそうです。K氏にもお子さんがいますし、そういう話を聞いていると、独りでお気楽に生きることを楽しんでいるとはいえ、羨ましくなりました。後の世代に自分を覚えていてくれる人がいるって、イイですね。


 さて、今日は久しぶりに宝塚の映画館シネピピアで『北のカナリアたち』を鑑賞しました。本当は劇場専用のタダ券が1枚あったけど、投資というか支援の意味で普通にお金を払いました。なかなか経営が厳しいらしいので。


Story
夫・川島行夫(柴田恭兵)と共に父親の住む北海道の離島の分校にやってきた小学校教師・はる(吉永小百合)が受け持つことになったのは6人の児童たち。鈴木信人(小笠原弘晃)、戸田真奈美(渡辺真帆)、生島直樹(相良飛鷹)、安藤結花(飯田汐音)、藤本七重(佐藤純美音)、松田勇(菊池銀河)だった。彼らの歌の才能に気付いたはるは、合唱を通してその心を明るく照らしていく。「先生が来るまで学校がつまらなかった」とこぼしていた子供たちの顔にも笑顔が溢れるようになり、大自然に響き渡るその歌声は島の人々の心も優しく包み込んでいった。そんな時、担当した事件が原因で心に傷を抱えた警察官・阿部(仲村トオル)が島へやってくる。人知れず悩みを持っていたはるは、陰のある阿部と自分を重ねるかのように心動かされていく。ある夏の日、生徒たちと行ったバーベキューで、悲しい事故が一同を襲う。子供たちは心に深い傷を負い、はるは心配する父(里見浩太朗)を1人置いて、追われるように島を出ることになる。だが、島を離れた後も心に残るのは6人の児童たちのことだった・・・。20年後、東京で図書館司書として暮らすはるに成長した児童の1人が起こした事件の知らせが届く。その真相を知るため、はるは6人の生徒たち(森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平)との再会を心に決め、北へ向かう。久しぶりに再会した彼らの口から語られるのは、20年間言えずにいた想いだった。それぞれが抱えていた後悔が大きな傷となり、今も心に残っていることを知ったはる。そして自身もまた、心に閉じ込めていた想いを6人に明かすのだった・・・。
(Movie Walkerより)


 ミステリ作家・湊かなえさんの『往復書簡』を原案とする映画だそうですが、ミステリ(サスペンス)にする必要のない映画を無理やりにミステリ(サスペンス)風にしてみました・・・という感じの映画でした。

 20年ぶりに戻ったかつての赴任地で、大人になった教え子1人1人と再会して話をしていくことで、現在の事件の真相と20年前にはるが島を追われることになった経緯が明らかになる・・・でも、真相の衝撃が弱すぎる。

 ネタバレを防ぐために、説明できませんが、展開もおかしい。普通なら、20年ぶりの北海道で、はるが真っ先に訪ねるべきは“彼”でしょう。

 また、20年前、はるが阿部という警察官とどのように出会い、なぜ惹かれあったのかも、まったく理解できませんでした。

 せっかく、豪華な若手俳優を揃えながら、彼等が共演するシーンは一握り。もったいない・・・。

 登場人物の誰にも感情移入できませんでしたふらふら


『北のカナリアたち』公式サイト
http://www.kitanocanaria.jp/
posted by ふくちゃん at 23:55| 兵庫 ☀| Comment(4) | TrackBack(5) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月15日

宇宙戦艦ヤマト2199 第三章

新宿ピカデリーで10月13日(土)よりイベント上映がスタートした『宇宙戦艦ヤマト2199 第三章』を鑑賞してきました。もちろん、既にDVDは予約注文してありますわーい(嬉しい顔)


Story
 イスカンダルを目指して宇宙を進むヤマトは、いよいよ太陽圏と恒星間空間の境界“ヘリオポーズ”を通過しようとしていた。艦内では地球の家族との通信を許可されたクルーたちが、それぞれに別れを告げる。お祭りムードの中、ガミラスとの戦いで家族をすべて失った古代は、所在ない思いを味わっていた。そして、それは彼1人ではなかった。
 冥王星基地を破壊されたガミラス軍の司令官、シュルツがヤマトを執拗に追跡する。ヤマトの航海を阻止しようとするガミラスの帝都バラレスでは、デスラー総統が自ら立てた作戦でヤマトを撃沈する模様を中継し、閣僚たちにその力を誇示しようと目論む。目論見どおりガス生命体と灼熱の恒星グリーゼ581のフレアに挟まれ、絶体絶命のピンチに陥るヤマト。果たして、ヤマトの運命は…?
 捕獲したガミラスの機械化兵オルタを分析し、ガミラスの情報を引き出す任務に就くAU09=アナライザー。ふたつの機械に友情に似た関係が生まれるが、保安部長の伊東は、不可解な行動をとり始めたオルタを破壊しようとする。果たして、機械に心はあるのか…?
 異次元断層へはまり込んでしまったヤマト。そこは難破した異星の船が無数に浮かぶ大宇宙の墓場だった。そんな中、同様に漂着していたガミラス艦がヤマトに交信を求めてくる。この空間を脱出するためには、互いの協力が必要だというが…。
(Movie Walkerより)


 第7話〜第10話にあたる今回の第三章は、原作のオリジナルアニメに比較的忠実だった第一章・第二章よりもアレンジの度合いが大きくなっています。

 原作アニメには存在しない多数の新キャラにも活躍の場を与えるには、仕方がないことですが、子どもの頃、オリジナル作品に親しんだ僕らの世代にこの大胆な改変がどこまで受け入れられるか・・・。離脱していく人も増えるかも。

 てなことを書くぐらいですから、僕としても評価はビミョーです。ですが、最後まで付き合うと決めていますから、1月12日からの第四章も観に行きます。


『宇宙戦艦ヤマト2199』公式サイト
http://yamato2199.net/
posted by ふくちゃん at 20:08| 兵庫 ☀| Comment(2) | TrackBack(2) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月20日

映画『鍵泥棒のメソッド』

 気が付けば、日が落ちるのが早くなりましたね〜。さて、『アフタースクール』(2008年)がとても面白かった、内田けんじ監督の最新作。

 公式サイトによると、ここで言う「メソッド」とは、キャラクタが置かれたのと同じ、または近い状況に身を置くことで、自然な演技を追求するという演技理論・演技法のことらしいです。


Story
銭湯に入ってきた男(香川照之)が転倒。自殺に失敗した後、その銭湯に来ていた貧乏役者の桜井(堺雅人)はちょっとした出来心を起こし、男と自分のロッカーの鍵をすり替える。救急車で運ばれた男を入院先に尋ねると、男は記憶を失くし、自分を桜井だと思い込んだ様子。桜井は男が住んでいた高級マンションで暮らし始める。しかし、男の正体は誰も顔を見たことのない伝説の殺し屋・コンドウだった・・・。大金が絡む危険な仕事の依頼が舞い込み、コンドウ=桜井はやむなく引き受けることに。一方、退院した男=コンドウは、桜井が住んでいたオンボロ・アパートへ。自分は自殺しようとした売れない役者だったらしいと思い込んでいるコンドウは、気持ちも新たに、一流の役者となることを目指して真面目に努力する。桜井=コンドウと病院で偶然知り合った、雑誌編集長の香苗(広末涼子)は、そんなひたむきな姿に胸を打たれ、求婚。その頃、コンドウ=桜井には危機が迫っていた・・・。
(Movie Walkerより改変)


 さすがは、内田監督。凝った脚本。洒落た作品です。ただ、『アフタースクール』ほどのキレと驚きはありません。同じ手法を使うわけにはいかないでしょうから、仕方がないですね。

 128分という時間のわりに少し冗長。楽しいシーンもいろいろありましたし、香川さんと堺さんの演技はさすがでした。


『鍵泥棒のメソッド』公式サイト
http://kagidoro.com/
posted by ふくちゃん at 21:16| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(5) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月18日

映画『天地明察』

 原作小説はかなり面白かったし、宮崎あおいさんも出演しているということで、『天地明察』を鑑賞してきました。


Story
江戸時代前期。将軍に囲碁を指南する名家のひとつ安井家に生まれた安井算哲(岡田准一)は囲碁の才能とは別に、星の観測と算術が大好きで、熱中しすぎて周囲が見えなくなることもしばしば。算哲は過去の棋譜を将軍の前で披露するだけの仕事に疑問を抱き、真剣勝負の場に身を置くことを願う。そんな彼に、「天と勝負を挑め」と将軍・徳川家綱の後見人である会津藩主・保科正之(松本幸四郎)は、「北極出地」への同行を命ずる。日本全国の北極星の高度を測り、その土地の位置を計測するこの旅で、冬至や日蝕など、唐王朝から導入されて800年の宣明暦で示された日と実際の日が異なることを知った算哲。今度は暦の誤差を修正する改暦作業を命じられる。改暦作業は、暦の全てを司る朝廷・公家に対する幕府・武家による介入という問題を孕んでいたが、使命に燃える算哲は、長期の天文観測と膨大な算術計算で検証した結果、中国の三大暦の中から元王朝の授時暦の採用を朝廷に請願する。しかし、授時暦の蝕予報が外れた、結果は不採用。宣明暦に代わる新しい暦には、授時暦より質の低い大統暦が、公家の推薦により採用される。失意の底に沈む算哲。しかし、師や友人、妻となったえん(宮崎あおい)や、彼の理解者・後援者である水戸光圀(中井貴一)らに支えられながら、日本独自の新しい暦づくりに取り組んでいく・・・。
(Movie Walkerより改変)


 原作小説は、史実を下敷きにしたフィクション。映画は小説を下敷きにしたフィクション。小説と映画は別モノ・・・とはよく聞く言葉ですが、原作を読んでいる場合は、どうしても比較してしまいますね。

 その原作はそれほど長い小説ではありませんが、それでも約10年に及ぶ話です。映画はそれを140分で上手くまとめようと登場人物を減らしたり、設定を変えたりしていますが、必ずしも成功していません。

 役者さんが作品の中で老けないためか、妙に駆け足に感じられます。原作で重要かつ魅力的なキャラクタとして描かれる大老・酒井の役回りを、水戸光圀に統合してしまったのも残念です。妻・えんも原作に比べて、ただの慎ましい女性になってしまいました。

 エンタメ性アップのために付け加えたと思われる、武装集団による観測現場襲撃のシークエンスも余計です。

 岡田准一さん演じる算哲は、原作のイメージに近い、愛すべきキャラクタで、良かったです。それにしても、岡田さんと宮崎さん、どうしても不倫騒動を思い出すなぁ・・・たらーっ(汗)


『天地明察』公式サイト
http://www.tenchi-meisatsu.jp/
posted by ふくちゃん at 21:11| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(8) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月13日

映画『最強のふたり』

 フランスでは国民の3人に1人が観た(ただし、のべ動員数/国民の実数)というヒット作・・・とか、「生涯最高の映画に出会う」とか、とにかく良い映画、感動作ですよ〜と宣伝されている作品です。

 劇場は、「新宿武蔵野館」。東京に来て初めてのミニ・シアターです。今どきのオシャレなミニ・シアターではなく、微妙な“うらぶれ感”が残る、味のある劇場ですね。


Story
フランスはパリ。スラム街出身の無職の黒人青年ドリスは、パラグライダーの事故で首から下の全身が麻痺した大富豪フィリップと、彼の介護者の採用面接で出会った。周囲の同情や偽善にウンザリしていたフィリップは、就活不採用の証明書を3件貯めて失業手当を得るのが目的だとハッキリ告げるドリスをあえて採用する。クラシックとソウル・ミュージック、高級スーツとスウェット、文学的な会話と下ネタ − 何もかも正反対のふたりだが、本音で生きる姿勢は同じだった。互いを受け入れ始めたふたりの毎日は、ワクワクする冒険に変わり、ユーモアに富んだ友情が生まれていく。ある日、ドリスの経歴を調べた親戚が、宝石強盗で半年服役した前科者だから気をつけるようにとフィリップに忠告する。しかし、フィリップは「彼は私に同情していない。そこがいい。彼の素性や過去など、今の私にはどうでもいいことだ」と、毅然と答えるのだった。フィリップをワゴン車の荷台に乗せるのを「馬でも運ぶみたいだ」と嫌がって高級車の助手席に座らせたり、早朝に発作を起こした彼を街へ連れ出して落ち着くまで何時間も付き合ったり、意外にもドリスには自然な思いやりや優しさがあった。だが、別れは突然やってくる。ヘマをして仲間にシメられたドリスの弟が、逃げ込んで来たのだ。家族のことを真剣に思うドリスを見たフィリップは、ドリスが家族を助ける時間を作るため「やめにしよう。介護は君の一生の仕事じゃない」と提案する。翌朝、名残を惜しむ邸の人々に、陽気に別れを告げるドリス。フィリップは真っ当な介護者を雇い、ドリスは宅配ドライバーの仕事を見つけ、新たな人生を始める。だが、フィリップは再び孤独に陥っていた。そして、ドリスは突然真夜中にフィリップ邸に呼び出され・・・。
(Movie Walkerより改変)


 ちょっと期待値が上がりすぎたかなぁ・・・。悪くはないけど、もう少し登場人物の心情や生活を丁寧に描いて欲しかったという気がします。テンポが良すぎですね。

 普段はお調子モノで下品なドリスには笑えるし、彼が時々見せる優しさは、感動的ですが・・・。

 ラスト・シーンの後、実在の本物のおふたりが少しだけ映像とともに紹介されます。今もおふたりは友人だそうです。


『最強のふたり』公式サイト
http://saikyo-2.gaga.ne.jp/


 ところで、以前、今住んでいる新宿の新築マンションから立て続けに3件、入居者が出ていったことについて、色々理由を想像して書いてみましたが、ひょっとしたら、これが決定打かも・・・という理由を見つけました。

 このマンション、すぐ隣が墓場なんです。塀で囲まれて、道路や1階からはほとんど見えないなので、最近まで気付かなかったのですが・・・。2階からは見えるでしょうね。だから、新宿区内で新築なのに、(いくら狭いワンルームとはいえ)家賃が安いのか・・・。隣が墓場でも僕は全く気にしませんけどね(清々しい気分とは言いませんが)。
ラベル:最強のふたり
posted by ふくちゃん at 21:01| 兵庫 ☀| Comment(2) | TrackBack(9) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月10日

映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』

 新宿バルト9にて、15年の歴史に幕を下ろす『踊る』シリーズ最終作を鑑賞しました。


Story
警視庁湾岸署管轄内で開催されている国際環境エネルギーサミットの会場で誘拐事件が起こり、さらに数時間後には被害者が射殺体で発見されるという事件が発生。犯行に使われたのは、6年前の誘拐事件で押収した証拠品の拳銃で、保管庫から持ち出されたもの。すなわち、警察官による犯罪。湾岸署内に捜査本部が設置されるも、不祥事隠蔽を図る警察トップにより、全ての捜査情報は文書にて管理官・鳥飼(小栗旬)へ報告すること、所轄署員は捜査へ参加せず、後方支援に徹することが決定される。異例の捜査方針が敷かれる中、第2の殺人事件が発生。さらに、湾岸署署長となった真下(ユースケ・サンタマリア)の息子が誘拐されるという第3の事件までも起こる。青島(織田裕二)は、疑念を抱きつつも事件解明に向け懸命に捜査するが・・・。
(Movie Walkerより改変)


 オープニングの張り込み(一種の潜入捜査)、事件の捜査方法や刑事たちの行動・・・『踊る大捜査線』って、こんなにリアリティのない物語でしたっけ?

 とはいえ、映像、音楽、緊張と緩和を心得た演技・演出などが相まって、それなりに魅力的な作品になっていたとは思います。

 でも、クライマックスでアレが突っ込んでくるなんて、さらにありえない・・・。いくらフィクションでも、ダメでしょう。一気にテンションが下がりました。

 犯人の描き方も奥行きがないです。それでもアレさえなければ、十分及第点だったのですが・・・。


『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』公式サイト
http://www.odoru.com/
posted by ふくちゃん at 20:45| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(14) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月26日

映画『プロメテウス』

 今住んでいる新宿のマンション。この8月だけで実に3人が退去して行きました。確かに、屋根の無いオートロックドアは、傘を立てたまま通り抜けられないので、雨に濡れる。各部屋のドアも同様である。郵便ポストの中もなぜか雨で濡れる。しかし、それらを除けば欠陥住宅ではないと思うのですが・・・。僕の部屋も1ヵ月だけ住んでいた人がいるようですが、きっと狭さに耐えられないのでしょう(笑)。

 予告編やチラシを初めて観たときから興味津々だった『プロメテウス』。レビューをチラ見した感じではイマイチのようで、一抹の不安を感じつつも、新宿ピカデリーで鑑賞してきました。


Story
エジプト、マヤ、メソポタミアなどの古代遺跡の壁画から、共通するサインが見つかる。時代も場所も異なるこれらの古代遺跡で見つかったサインを、考古学者のエリザベス(ノオミ・ラパス)は人類を創造した知的生命体からの招待状ではないかと分析する。人類の起源の謎を解くため、エリザベスや恋人の学者ホロウェイ、女性監督官ヴィッカーズ(シャーリーズ・セロン)、精巧なアンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)ら17名は、巨大企業ウェイランド社が建造した宇宙船プロメテウス号で出航する。2093年、人類未踏の惑星にたどり着いた一行は、明らかに人の手になる遺跡を発見し、その奥へと足を踏み入れる。だが、地球の科学では計り知れない異常な出来事が次々と彼らに襲いかかる・・・。
(Movie Walkerより)


 3Dメガネをかけるのが嫌なので、2Dで観たかったのですが、いい時間帯に上映していないので、仕方なく3D版を観ました。

 SF的な想像力と創造力を駆使して、通説とは異なる迫る荒唐無稽かつ魅力的な切り口で、人類の起源の謎に挑む・・・そんな知的でミステリアスな作品を期待していたのですが・・・。

 全然違いました。

 安いSFだったなぁ・・・。いや、もちろん、金はかかっているわけですが。

 オープニング・シーンの意味が最後まで分からなかった。デヴィッドがなぜホロウェイにあんなことをする必要があったのかも、理解できなかった。

 そして、ラスト・シーンは失笑もの。結局、それかよ・・・。結局、その話かよ・・・。どうやら実際には、最初からあのシリーズの前日譚として作られた映画みたいですね。知っていたら、最初から観に行かなかったかな・・・。

 結局、人類の起源も、創造主かもしれない連中の意図も分からないまま、彼らの本星を目指して、エリザベスは旅立つ。

 結局、ドタバタするだけのパニック&サバイバル・ムービー・・・。

 やはり続編があるようですね。でも、観に行かない。


『プロメテウス』公式サイト
http://www.foxmovies.jp/prometheus/
posted by ふくちゃん at 17:46| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(8) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月01日

映画『ダークナイト ライジング』

 新宿ピカデリーには『マダカスカル3』吹き替え陣の舞台挨拶で、玉木宏さんらが来ていたらしく、出待ちの人が溢れていました目


Story
ゴッサム・シティを襲撃したジョーカーを倒した後、トゥーフェイスことハービー・デント検事殺害の罪をかぶり、街を離れたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)。8年後、再びゴッサム・シティに戻ってきた彼は、街の破壊をもくろむ新たな強敵ベイン(トム・ハーディ)を前に、再びダークナイト(闇の騎士)=バットマンとして対峙する・・・。
(Movie Walkerより)


 『バットマン ビギンズ』の続編として観るには面白いけど、『ダークナイト』の続編として期待すると裏切られる・・・そんな声も聞いていた本作品。

 僕は『ビギンズ』は観ておらず、『ダークナイト』に非常に感心したクチです。しかも、本作はどちらかと言えば、ストーリー的には『ビギンズ』の続編のようで、最初は理解できないところもありましたが、それでも165分という長さを全く気にすることなく、しっかり楽しめました。

 ほとんど昼メシも食わず(寝坊ふらふら)鑑賞したにも関わらず、最後まで集中は途切れませんでしたね。

 『ダークナイト』ほどダークな雰囲気ではないものの、シリアスで独特な雰囲気に満ちた作風は、大人が堪能するに相応しいヒーロー映画。ラスト・シークエンスの展開=この人があの人だったの?という驚きも含めて、充実の一本です。


『ダークナイト ライジング』(原題THE DARK KNIGHT RISES)公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/batman3/
posted by ふくちゃん at 20:20| 兵庫 ☀| Comment(2) | TrackBack(19) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月24日

映画『おおかみこどもの雨と雪』

 『時をかける少女』、『サマーウォーズ』の細田守監督の最新作『おおかみこどもの雨と雪』を新宿バルト9で。

 平日の特定回が割引になるシネマチネは、いい制度だグッド(上向き矢印)


Story
人間の姿をして、人間として普通に暮らす“おおかみおとこ”(声:大沢たかお)と出会った大学生の花(声:宮崎あおい)。正体を明かし、明かされた後も、2人は惹かれあい、やがて子どもを授かる。雪の日に生まれた姉の雪と雨の日に生まれた弟の雨。2人は、人間とおおかみの2つの顔を持つ、“おおかみこども”として生まれた。都会の片隅で正体を隠しながら慎ましやかに暮らす4人は、幸せそのもの。しかしある日、父である“おおかみおとこ”が不慮の死を遂げてしまう。おおかみこどもの姉弟を抱えた花は、人の目を気にせず、伸び伸びと過ごせる場所を求めて、豊かな自然の残る田舎に移住するが・・・。
(Movie Walkerより改変)


 父である“おおかみおとこ”の死後、他人の目を避けるために移ったはずの田舎で、逆に人との関わりを深めながら(雨は少し違いますが)、家族3人は生きていきます。花という1人の女性の、母としての成長。雨と雪という2人の子どもの成長と自立。ファンタジーの衣を纏っていても、描かれるのはとても普遍的な、家族と人生の物語です。

 最後は花が少し可哀そうにも思えましたが、「人間としても、おおかみとしても、生き方を選べるように」という彼女の願いどおりに、雨と雪はそれぞれの道を選んでいきます。

 約2時間、濃密な13年間の物語に、文字どおり釘付けでした。

 喜怒哀楽の「怒」以外の全ての感情を引き出され、心地よく引き回されたような感じです。エンドロールで、映画に合わせて細田監督が詞を書いた主題歌を聴きながら、少し切ないような寂しいような満足感でいっぱいになりました。

 実写と見紛うようなリアルな映像といかにもアニメらしい映像との組み合わせも美しく、時に躍動感に溢れていて、素晴らしい。


 もうジブリの時代ではない。

 ・・・かも知れません。


『おおかみこどもの雨と雪』公式サイト
http://www.ookamikodomo.jp/
posted by ふくちゃん at 21:07| 兵庫 ☁| Comment(2) | TrackBack(12) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月13日

映画『BRAVE HEARTS 海猿』

 新宿ピカデリーにて、本日より公開の『BRAVE HEARTS 海猿』。


Story
世界最大級の天然ガスプラント“レガリア”爆発事故から2年。仙崎大輔(伊藤英明)は後輩の吉岡(佐藤隆太)と共に、海難救助のエキスパート“特殊救難隊”で、嶋副隊長(伊原剛志)の指導の下、苛烈な任務をこなしながらも、充実した日々を過ごしていた。大輔の妻・環菜(加藤あい)は2人目の子どもを身籠り、吉岡にはキャビンアテンダントの美香(仲里依紗)という恋人が出来ていた。そんなある日、乗務中の美香を乗せて羽田空港に向かうジャンボ旅客機で、エンジン炎上事故が発生。飛行困難な状況に陥り、車輪も出ない旅客機の乗客乗員を救助する方法として胴体着陸も検討されるが、総合対策室の下川救難課長(時任三郎)は、前代未聞の東京湾への着水を提案する。ただし、海上着水に成功したとしてもジャンボが浮いていられる時間はわずか20分。機体が沈む前に乗客乗員346名全員を助け出すことが出来るのか?特救隊や現場に駆け付けた第5管区の服部(三浦翔平)、警察、消防、現場周辺の関係機関を巻き込んだ空前の大救出計画。日本中が固唾を飲んでその行方を見守る中、旅客機の村松機長(平山浩行)は東京湾着水に向けて降下を開始する。その先には、予想もしない事態が仙崎たちを待ち受けていた・・・。
(Movie Walkerより改変)


 海猿4作目は、3作目よりは良かったです。

 それは仙崎だけをスーパーヒーローにせず、海上保安庁・国土交通省・東京消防庁・警視庁・日本赤十字社・民間船舶の人々、ジャンボの機長や乗員等々、多くの人間が全力で人を救おうとする姿を描いたからだと思います。

 そういうシーンには、涙腺が決壊しそうになりますねぇ。

 ただ、最後はお約束の流れでした。多くの潜水士・機動救難士が、仲間の捜索のためにどんどん飛び込むというアレです。こういうシーンがないと『海猿』らしくない・・・のかも知れませんが、ちょっとワンパターンで、気持ちが萎える。実際、こういうことするんですかね?

 難しいとは思いますが、違うパターンの大団円を探してほしいです。

 あと、美香の過去を最後に台詞だけで説明するのではなく、少し伏線を張ってほしかった。それから、環菜が息子の大洋の怪我を通して「今の世の中は・・・」と嘆くシーンは、今作のテーマを強調するためでしょうが、ちょっと唐突でした。

 とか言いながら、もし続編があれば、観に行くけど。


『BRAVE HEARTS 海猿』公式サイト
http://www.umizaru.jp/
posted by ふくちゃん at 19:58| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(14) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月02日

宇宙戦艦ヤマト2199 第二章

 東京生活も2ヵ月半が過ぎました。こちらに来て、残念なことのひとつはFM802が聴けないことです。いや、スマホのアプリで聴けるには聴けますが、音質に満足できません。関東のFM局は、よく言えばオシャレで軽快。本音を言えば、すかした感じでツマラナイふらふら


 さて、6月30日から公開の映画といえば、『アメージング・スパイダーマン』、『夜のとばりの物語』、『少年は残酷な弓を射る』が気になるのですが、今日、私が選んだのは『宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘』わーい(嬉しい顔)

 全国10館・2週間限定上映とあって、平日にも関わらず満席です。おっさん率95%以上でしょう。むさくるしいです。もちろん、私もその一員ですが、これではヤマトを次代に継承するという出渕監督の願いも叶わないかも(笑)。


Story
人類最後の希望を背負い、宇宙戦艦ヤマトは遥か16万8000 光年の彼方にあるイスカンダルへの旅を開始する。火星軌道では、ワープシステムのテストを実施したもののトラブルが発生、予定外の木星圏にワープアウトする。やむなく、謎の浮遊大陸に着陸して修理を行っていたところで、ガミラスの襲撃を受ける。この危機を救ったのは、新兵器・波動砲だった。続いて、コスモナイトの採掘と受信した救難信号に応えるために立ち寄った土星圏でのガミラスとの交戦を経て、冥王星に辿り着く。ここには、地球を壊滅させた遊星爆弾の発射基地が存在していた。ガミラス基地への攻撃を決意する沖田艦長。古代と加藤の航空隊2チームによる敵基地探索とヤマトによる攻撃準備に取り掛かるが、逆にシュルツ司令官率いるガミラス軍の秘密兵器・反射衛星砲の長距離攻撃を受けて損傷。死角のない連続砲撃にコントロールを失ったヤマトは、冥王星の海に沈んでしまう。しかし、古代と山本は冥王星を彩るオーロラの中から出撃する敵機を目撃、ついに敵基地を突き止める。反射衛星砲の攻撃をかいくぐり、ヤマトの反撃が始まる。
(Movie Walkerより改変)


 DVDで鑑賞した第一章はTV放送用の第1話・第2話でしたが。第二章は第3話〜第6話の4話分ということで、ガッツリ堪能できました。

 今も昔もコミカルなシーンは正直ちょっと寒いし(オリジナルよりそういうシーンが増えたような)、女性キャラクタが増えて(何せオリジナルの第1作では、森雪だけ)、さや当てが増えたのも、あまり好みではないですが、まあ許容範囲です。

 航空隊希望ながら主計科に配属された山本玲が、あっさり航空隊に転属されたくだりでは、「最初から航空隊でも良かったのでは・・・」。

 せっかく異星言語を創作したのだから、「ガミラス人の会話はすべてガミラス語+日本語字幕でも良いのでは・・・(声優さんはたまったものではないが)」。

 山寺宏一は偉大な声優ではあるが、「やはりデスラーだけは、オリジナル通り伊武雅刀が良いな・・・」。

 なぜ、ブラックタイガー(戦闘機)を廃止して、「わざわざコスモファルコンなんて創作してしまったのか・・・(かっこよくないぞ)」。

 ・・・などと思いながらも、十分楽しませていただきました。ヤマトのオリジナル劇伴(音楽)は、やはり素晴らしい。各種の音響(効果音)も、素晴らしい&懐かしい。

 帰りには、第一章、第二章の劇場パンフレットも購入しました。第二章のDVDはもちろん購入予定、10月の第三章も劇場鑑賞します。


『宇宙戦艦ヤマト2199』公式サイト
http://yamato2199.net/
posted by ふくちゃん at 17:43| 兵庫 ☀| Comment(2) | TrackBack(3) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月25日

映画『ソウル・サーファー』

 『幸せへのキセキ』同様、事実に基づく映画ですが、あちらがかなり実話を改変した(らしい)作品であるのに対して、こちらはエンドロールで流れる映像を観る限り、ほとんど事実に即して作られているようです。

 そのせいかどうか分かりませんが、映画としての物語の強度が全く違いました(こちらが上)。

 実は、感動しつつも「感動するように、都合よく改変されている部分もあるのかなぁ」なんて、心の隅で思いながら観ていたのですが・・・自分の汚い心(?)を反省。本当に良い映画です。


Story
プロ・サーファーになるという夢を持ち、周囲からも将来を嘱望される13歳の少女ベサニー(アナソフィア・ロブ)。いつもと同じようにハワイの海でサーフィンの練習をしていたところ、サメに襲われ左腕を失う。以前のように波に乗れない己に苛立ちと絶望感を抱き、サーフィンから離れようとするベサニー。しかし、サーフィンへの思いを諦めきれず、友人や家族に支えられ、ベサニーは再びサーフボードに乗ることを決意する。厳しい訓練をこなし障壁が待ちうけようとも、彼女は何度も海に立ち向かっていく − 。
(Movie Walkerより)


 片腕になった有名アマチュア・サーファーということで、マスコミから浴びる野次馬的な注目。そんな中、気丈にも訓練を積んで大会に復帰するも惨敗し、自分の全てとも言うべきサーフィンを捨てることを決意したベサニーの絶望・・・。

 しかし、ボランティアで訪れた大津波の被災地・タイのプーケットで、惨状を目の当たりにし、多くの被災者に出会う。そして、両親を津波で亡くし、目の前の海を恐れる少女に、サーフボードで海の楽しさを伝えることを通じて、彼女は生きる力を取り戻す。

 サメに襲われ、九死に一生を得たとはいえ、生きる喜びを奪われたと感じていた自分には、それでもやっぱり海がある。家族や親友が注いでくれる愛情がある。自分には、まだできることがある・・・。

 サメに襲われた後からラストの大会での大波乗りまで、ウルウルしっぱなしでした。途中からはなんだか嬉し涙ですよ(笑)。周囲からもずっとすすり泣きが聞こえます。決して押しつけがましくない演出ながら、彼女の両親や2人の兄、親友の女性サーファーとその家族、彼らのベサニーへの愛が素晴らしい。

 そして、何よりもサーファーとして真に復帰を果たした、彼女のしなやかな不屈の魂が素晴らしい。現在、プロ・サーファーとして活躍されているそうです。

 ちなみに、失った片腕はCGで消したようですが、これも凄い。サーフィン中の映像も良いです。僕としては、今年トップ級の評価。多くの人に観てほしい作品です。


『ソウル・サーファー』公式サイト
http://disney-studio.jp/movies/soulsurfer/
posted by ふくちゃん at 23:17| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(9) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月18日

映画『愛と誠』

 怖いもの見たさで、三池崇史監督の『愛と誠』へ。あまり作品を観たことは無いのですが、三池監督って本当に冒険家ですね〜。守りに入らない人というイメージがあります。


Story
富豪のひとり娘で天使のように純真無垢なお嬢様・早乙女愛(武井咲)は、復讐を誓い単身上京した、額に一文字の傷がある不良の誠(妻夫木聡)の鋭い眼差しを一目見たときから恋に落ちる。身の上も性格も何もかも違う2人。境遇の違いをまざまざと感じさせるような出来事や命を賭して彼女を愛するという岩清水(斎藤工)の存在もあるが、愛は決して一途な心を曲げない。己の拳以外、何も、誰も信じない頑なな誠に、全身全霊をかけて愛を捧げる愛の心は通じるのか?
(Movie Walkerより)


 純愛物語も、21世紀にはミュージカル風コメディになるんですかね。一方で、迫力のある喧嘩シーンはスカッと爽快。

 作品の印象が、大きく分裂してしまったように思います。全面的にシリアス路線か、もっと思い切りコメディに走るか、徹底した方が良かったのでは・・・?

 『愛と誠』という作品の存在は知っていましたが、原作漫画は読んだことないし、昔の映画も観ていません。三池版を観たことで、どんな作品だったのか、興味が湧きました。

 『愛と誠』の映画といえば、“西城秀樹さん(子供のころ好きでした)と早乙女愛さん(この映画の役名でデビュー)”というイメージだけが残っていたのですが、Wikiによると3部作で、ヒロインの早乙女愛役は全て早乙女愛さんなのに、太賀誠役は南条弘二さん(知らん)、加納竜さん(懐かしい)と毎回違うんですね。

 31歳の妻夫木聡さん(西條秀樹さんの『激しい恋』を唄う)が演じる高校生は、意外にも違和感なし。武井咲さんの早乙女愛(『あの素晴らしい愛をもう一度』を唄う)は、原作に忠実らしいヘア・スタイルのせいで、あまり美人に見えませんでした(笑)。


『愛と誠』公式サイト
http://aiandmakoto.jp/
posted by ふくちゃん at 21:45| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(7) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月11日

映画『幸せへのキセキ』

 マット・デイモンも、スカ・ヨハも別に好きな俳優ではないし、ベタな邦題だし・・・。ということで全く関心の無かった『幸せへのキセキ』。しかし、新聞の映画評で心が動き、新宿バルト9へ。

 ちなみに、原題は『WE BOUGHT A ZOO』(私たちは動物園を買った)と身も蓋もない即物的なモノわーい(嬉しい顔)(ですが、主人公ベンジャミン・ミーその人の著書のタイトルらしいです)。


Story
イギリスの体当たりコラムニスト、ベンジャミン・ミー(マット・デイモン)は、半年前に妻を亡くし、14歳の息子と7歳になる娘とともにその悲しみから立ち直れないでいた。ベンジャミンはスランプで仕事を辞め、息子は問題を起こして退学処分になってしまう。ベンジャミンは心機一転、新天地での再スタートを望み、郊外に家を購入。その家は、閉鎖中の動物園付きだった。動物園を再建すべく取り組むベンジャミンだが、素人ゆえわからないことだらけでトラブルが続き、かさんでいく修理費や薬代に頭を抱える。しかし飼育員たちや動物園を心待ちにしている地域住民、思いもよらぬ亡き妻からのプレゼントに支えられ、妻とのある約束を果たそうとする・・・。
(Movie Walkerより)


 妻を亡くしたベンジャミン、母を亡くした息子のディランの悲しみや葛藤がもっと深く描かれてもよかったと思いますが、そういう意味ではわりにライトな映画でした。

 事実に基づいた作品だという認識が無かったら、ただの出来すぎた話としか感じられなかったかも知れません(かなりアレンジはされているようですが)。動物園の再建・運営も、実際はもっと大変だったでしょう。

 爽やかな物語でした。


『幸せへのキセキ』公式サイト
http://www.foxmovies.jp/sk/
posted by ふくちゃん at 21:20| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(19) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月30日

宇宙戦艦ヤマト2199

『宇宙戦艦ヤマト2199』第1巻DVDを発売日翌日に早速見ました。リピート観賞中です。

いやぁ〜、全26話中、最初の2話ということでストーリーはまだまだ序章ですが、なかなか良い出来ではないですか。嬉しいですね。

次の4話が収録されたDVD&BD発売前の期間限定劇場公開には、足を運ぼうっと。

ところで、今回、ひょっとして、スターシャの妹・ユリーシャ(オリジナルには登場しないないキャラ)=森雪なのか?



宇宙戦艦ヤマト2199公式サイト


さて、東京の我が家。予定より早く納品されることになったロフトベッドは、大きすぎて結局返品。。。如何に寝床の下の空間を生かせるといっても、ドアから部屋の奥にスムーズに進めないようでは・・・(笑)。

ついでに、ガラストップテーブル(これも大き過ぎた)、ベッド専用布団セットも返品。とにかく部屋の狭さが半端ない(笑)。ということで、今度はネットで徹底的に調べて、広げた状態で幅78cm・奥行191cmの小さな折り畳みベッドを購入。32型薄型液晶TV用のTV台も幅80cm、奥行29.7cmという小さく薄いものを発見しました。

これから小さな丸テーブルとオープンラックを探しま〜す。

しかし、休日のたびに配送やら返品やらで、映画を観に出かけることもできません。。。まあ、来月半ばには・・・。
posted by ふくちゃん at 22:18| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月05日

映画『宇宙兄弟』

 東京勤務を始めて半月。かなり慣れてきましたが、東京での住居はいまだ決まらず、新幹線通勤&ホテル住まい。

 GW休暇中の本日5月5日、TOHOシネマズ梅田にて『宇宙兄弟』を鑑賞しました。


Story
西暦2025年。幼い頃に兄弟で交わした「2人で宇宙飛行士になる」という約束通り、弟・ヒビト(南波日々人:岡田将生)は宇宙飛行士となり、NASAから月へ飛ぶ。宇宙飛行士を早々に諦めた兄・ムッタ(南波六太:小栗旬)は、コンセプト・カーのデザイン会社に勤務。ところがひょんなことから、プロジェクト・リーダーまで務めていた、その会社をクビに。再就職先が決まらずに悶々と過ごすある日、ムッタの元にJAXA(宇宙航空研究開発機構)から宇宙飛行士選抜試験の書類選考に合格したとの知らせが届く。ヒビトが秘かに応募していたのだ。電話で弟の想いに触れ、ムッタは再び宇宙を目指し始める。夢を追い続けたヒビトと、夢を思い出したムッタ。いま、2人の壮大な夢が動き出した・・・。
(Movie Walkerより改変)


 ちょっと脚本が雑だな、と思いました。まず、兄のムッタが会社をクビになる経緯。ここにそれほど時間をかけることができないからでしょうが、ありえない展開です。全編ハチャメチャ路線で行くなら、分かりますが。

 後半のヒビトの事故。奇跡が訪れない映画は、つまらない。ですが、どこまで上手に、都合の良い嘘を納得させてくれるかが、作り手の腕の見せ所のはず。科学考証以前の問題でしょう、これは。

 だから、その後の感動シーンに、全く感動できない。映画に協力したJAXAもNASAも、がっかりじゃないでしょうか(邦画なのにNASAでのロケとは凄い!)。

 ラストシークエンスも急ぎ足で、余韻も何もあったもんじゃないですな〜。

 ロケット発射シーン、宇宙空間、月面世界の描写は、邦画にしては(という言い方は、もう時代遅れかも)よくできていたと思います。コールドプレイの主題歌もいい。

 そして、NASAの旧管制塔でムッタと会話するアメリカ人は、なんとアポロ11号で人類初の月面着陸に成功したメンバーのひとり、バズ・オルドリン氏ご本人(と知ったかぶりしているが、映画公式サイトとJAXAサイトで知りました・・・)。

 JAXA内での宇宙飛行士の選考過程も、とても興味深かったです。

 でも、なんか中途半端で、盛り上がりに欠ける映画ですね。。。


『宇宙兄弟』公式サイト
http://www.spacebrothers-movie.com/
posted by ふくちゃん at 23:15| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(7) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月23日

映画『バトルシップ』

 初めての新宿ピカデリーで『バトルシップ』を鑑賞。ピカデリーというと廃館した梅田ピカデリーのイメージがあったのですが、全然違いました。こちらは綺麗なイマドキのシネコンです。


Story
ハワイ沖。アメリカ、日本、豪州など世界各国の艦隊が集結して大規模な軍事演習が行われるなか、沖合に正体不明の巨大な物体が出現する。それは、地球からの通信に応じて飛来したエイリアンの母船だった。彼らは次々と未知の武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛けてくる。その戦いの最前線に立たされたのは、米海軍の新人将校アレックス・ホッパー(テイラー・キッチュ)と、彼がライバル心を燃やす海上自衛艦の指揮官ナガタ(浅野忠信)だった。弱点も戦略も読めないエイリアンに対し、知力と体力の限りを尽くして立ち向かう海の精鋭たち。果たしてエイリアンの攻撃の目的は何なのか。アレックスとナガタはそれを阻止することができるのか。そして、地球を壊滅の危機から救うことができるのだろうか・・・。
(Moive Walkerより改変)


 26歳で定職についていなかったホッパーが、海軍提督の娘と偶然に出会うまで、そしてそこでもトラブルを起こし、業を煮やした兄の命令で同じ海軍に入隊するまでの最初のシークエンスは、まったく不要の与太話だなと思いつつ観ていましたが、それなりに後半の展開に活きていました。

 戦闘が始まるまで少し長いですが(退屈)、始まってからはそれなりに楽しめます。ストーリー的には特に語るほどのものはなく、定番の範囲ですが、エイリアンの戦艦や武器は視覚的によくできていました。そして、善戦むなしく新鋭艦をすべて失ったとき・・・。ここからの戦いは、クライマックスに相応しい痛快さ。

 そして、浅野忠信さんは、ほぼ出ずっぱりで完全に主役級の扱い。「浅野忠信でなければならない」という必然性は感じない役柄ではありましたが(笑)。でも、なかなかカッコ良かったです。

 しかし、こういう映画、僕はついつい観ちゃうなぁ〜。


『バトルシップ』公式サイト
battleship-movie.jp/


 お昼は「クローブ」という店でカレー、夜はタンメンが売りらしい「圓」という店でタンメン。どちらも限りなくフツー(もしくはそれ以下)の味でした。
posted by ふくちゃん at 20:33| 兵庫 | Comment(0) | TrackBack(6) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月08日

映画『アーティスト』

 本年度アカデミー賞で作品賞他、最多5部門受賞。話題のフランスのモノクロ・サイレント映画です。でも、TOHOシネマズ梅田のシアター9は、空席の方が多いですね。


Story
1927年、サイレント映画全盛のハリウッド。大スター、ジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、共演した愛犬とともに新作上映後の舞台挨拶で拍手喝采を浴びていた。熱狂する観客で映画館前は大混乱となり、若い女性ファンがジョージを突き飛ばしてしまう。それでも優しく微笑むジョージに感激した女性は、大胆にも頬にキス。その瞬間を捉えた写真は、翌日の新聞の一面を飾る。彼女の名前はペピー・ミラー(ベレニス・ベジョ)、未来のスターを目指す新人女優だった。映画会社キノグラフでオーディションを受けた彼女は、愛らしい笑顔とキュートなダンスで、ジョージ主演作のエキストラ役を獲得。撮影後、楽屋を訪ねてきたペピーに、ジョージは“女優を目指すのなら、特徴が必要”と、アイライナーで唇の上にほくろを描く。そして、付けほくろをチャーム・ポイントに加えたペピーの快進撃が始まる。踊り子、メイド、名前のある役、遂にはヒロインに。1929年、セリフのあるトーキー映画が登場すると、過去の栄光に固執し“サイレント映画こそ芸術”と主張するジョージは、キノグラフ社の社長(ジョン・グッドマン)と決別。しかし、主演だけでなく初の製作・監督を兼任したサイレント映画の興行は惨敗に終わる。心を閉ざしたジョージは、心配して訪ねてきたペピーも追い返してしまう。それから1年。今やペピーはトーキー映画の新進スター。一方、妻と別れ、完全に過去の人となったジョージは、質屋を頼りに、つましいアパート暮らし。長年仕えてきた運転手クリフトン(ジェームズ・クロムウェル)も解雇し、オークションで想い出の品々を売り払う。全てを喪ったジョージを見つめるペピーだが・・・。
(Movie Walkerより改変)


 冒険心が無いと言われることも多いアカデミー賞。この『アーティスト』の作品受賞もそういう意味で物議があったような・・・。

 しかし、今のご時勢に、あえてサイレント映画を作るというのは、十分に冒険だと思います。

 なぜサイレント映画がトーキー映画によって駆逐されたか、よく分かりました。セリフや物音が聴こえる方が、あきらかに見やすいです(サイレントが分かりにくいということではなく、何かが足りない気持ちになってしまう)。

 しかしながら、それでもこの作品には、限りない優しさと愛情が溢れているようで、何度となく涙が滲みそうになりました。

 楽しいハッピーエンドで、鑑賞後はスッキリ!観て良かったです。


『アーティスト』公式サイト
http://artist.gaga.ne.jp/
posted by ふくちゃん at 19:31| 兵庫 | Comment(2) | TrackBack(20) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月20日

映画『汽車はふたたび故郷へ』

 テアトル梅田にて、予告編で関心を持った『汽車はふたたび故郷へ』を鑑賞。いきなりですが、今年のワースト候補ですふらふら


Story
旧ソ連の一共和国だった頃のグルジア。牧歌的な少年時代を過ごしたニコは、やがて夢をかなえて映画監督になった。だが、苦労を重ねた結果ようやく完成した映画は検閲によって“公開禁止”と判定されてしまう。ある日、フランスから大使がやってきた。ニコは友人の手引きで、大使の滞在先を訪れる。盗聴に気を配りつつ会談するニコたちだったが、その一部始終は何者かによって監視されていた。投獄され、暴行を受けるニコ。祖父母が用意してくれたワイロ代わりのワインを片手に、ニコが政府高官のもとへ出向くと、高官は遠慮がちに出国を勧めるのだった。このままここにいても、ほんとうに作りたい映画を作ることは出来ない − 。ニコは、生まれ育ったグルジアを離れ、フランスへ旅立つ。自由を求めてパリにやってきたニコは、幸いにもプロデューサーに作品を気に入られ、彼らの出資をもとに映画制作に取り掛かる。だが、撮影所でニコを待ち受けていたのは、映画に商業性を求めるプロデューサーとの闘いだった。「独創性が強すぎる」「映画は90分を越えてはならん」果たして、ニコは自分が作りたい映画を作ることが出来るのだろうか・・・。
(Movie Walkerより)


 目の前のスクリーンで何が起こっているか、表層的には分かります。しかし、何のためのシーンなのか、何を意味するシーンなのか、本当のところは全く理解できませんでした。別に超現実的な映画でもないのに。

 一応、芸術性のある作品にカテゴリされるのでしょうけど、ひたすら緩慢かつ散漫な映画。退屈・苦痛・無益な、長い2時間でした。今年ワーストどころか、人生ワーストの作品ですちっ(怒った顔)


『汽車はふたたび故郷へ』公式サイト
http://www.bitters.co.jp/kisha/
posted by ふくちゃん at 20:10| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。