アメリカでは最初に5館で封切られ、口コミで1300館まで拡大。
アカデミー賞歌曲賞に輝いた、同じジョン・カーニー監督の前作『once ダブリンの街角で』(←見逃した)と同じ展開ですね(この時は2館から140館に)。
なぜ、最初からある程度の館数で上映しなかったんでしょう?
Story
ニューヨーク。シンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)は、デビューを果たしスターダムに乗った同じミュージシャンの恋人デイブ(アダム・レヴィーン)に裏切られ、失意のまま友人の小さなライブで1曲だけ歌う。そこに偶然居合わせた落ち目の敏腕音楽プロデューサー、ダン(マーク・ラファロ)はグレタの才能に惚れ、彼女にデビューの話を持ちかける。だが、レーベルをクビになったダンには、スタジオもなければ、元手もない。しかし、いきなりニューヨークの街角でアルバムの録音を行うという。セントラルパークやチャイナタウン、橋の下、路地裏、ビルの屋上、地下鉄のホーム … グレタのゲリラレコーディングは続いていく。やがて、街の空気を孕んだ最高のアルバムが完成、グレタとダンは、ダンのいたレーベルとの契約にこぎつけるが…。
(Movie Walkerより改変)
監督自身が昔はプロミュージシャンで、キーラ・ナイトレイさん演じるグレタのオリジナル(という設定の)曲のうち2つは、監督が書いているそうです。
キーラ・ナイトレイさんが別の映画で少し歌うのを聴いて、彼女をグレタに決めたとか。かなり上手かったと思います。
恋人役のデイブを演じたアダム・レヴィーンさんはマルーン5のボーカル。こちらは、どうりでやたらに歌が上手いと思った。マルーン5は名前だけは知っているけど、ちゃんと聴いたことはないし、メンバーの顔と名前も知らなかったもので…。
映画のストーリー自体には目新しさはありません。でも、観終わった後、非常に気分の良い、清々しい映画です。
【満足度】★★★★☆
『はじまりのうた』公式サイト
http://hajimarinouta.com/