2013年12月26日

クリスマスの約束2013・・・など。

 25日の夜に新宿の家で『クリスマスの約束2013』を見て、26日は久しぶりに宝塚の家に戻りました。

 今年で13回目の『クリスマスの約束』。16万通の応募から選ばれた2,000名の観客の方々が羨ましい。

 最初のゲストは、吉田拓郎さん。売れた時代が重ならないから、同時代を生きてきたようには思えない2人。小田さんの方が1歳下なんですが、完全タメ口の他愛のない会話が妙に可笑しい。

 曲目は、拓郎さんの『落陽』、『リンゴ』、『今日までそして明日から』、『人生を語らず』。知っているのは、『今日まで〜』『人生を〜』の2曲だけですが、拓郎さんの歌声も味がありますね。

 次は、クリ約小委員会バンド(スキマスイッチ+スタレビ根本要さん+いきものがかりの水野さん)。練習したんだろうな〜。完成度の高い、歌と演奏でした。曲目は、『PLEASE MISTER POSTMAN』、『奏(かなで)』のアカペラVer.(鍵盤あり)、『デイ・ドリーム・ビリーバー(忌野清志郎訳詞Ver.)』。特に気合の入った『奏』が素晴らしかった。

 そして、ひときわ大きな歓声に迎えられ、ミスチルの桜井和寿さんが登場。『365日』(ミスチル)、『その日が来るまで』(小田さん)、『パノラマの街』(詞曲のベースは桜井さんで、小田さんとの共作)、『クリスマス・イブ』(山下達郎さん)の4曲でした。

 続いて、東北大学混声合唱団と共に、小田さんが東北大学総長の依頼で提供した東北大学校友歌『緑の丘』の合唱。

 ラストは、JUJUさんと松たか子さんでしたが、編集の都合か出番が短く、なんかあっさり(笑)。曲は、バートバカラック作曲の『what the world needs now is love』と小田さんの現時点での最新曲(かな?)『やさしい夜』(WBSの新エンディング・テーマソング)。

 この番組を見ると、音楽っていいなぁ、音楽で繋がるっていいなぁ・・・としみじみ思います。


 ということで、寝坊して予定の新幹線に乗れず・・・。毎度のことながら、やっぱり関西がホーム・グランドだなぁと感じます。1ヵ月以上ぶりの宝塚ですが、アパートのお隣のご一家はその間に引越してしまわれたようだ。今日はPCとプリンタで遅ればせながら、年賀状を作成しておりました。

 そして夜には、高級(?)ビールとツマミ。ビールは、梅錦アロマティックエール。ツマミは、“プロシュート(生ハム)とバジルポテトの生春巻き”と“トリュフ香る3種きのこのキッシュ”。

ビールとアテ

 こういうこじゃれたツマミは新宿の家では食べない(笑)。夕食の弁当も少し奮発しました(材料を買っても余った食材は長期放置になるので、宝塚でも自炊はせず)。

 新宿で会社にいるときの休憩では、ほぼカレー・うどん・そば・ラーメンのローテーション(時間があるときは、たまに大戸屋)。新宿の家では、ほぼすべてコンビニ弁当(たまにスーパーとオリジン)。体に良くないとは思う・・・。関係あるかどうか分かりませんが、今年の健診では、血糖値が高めでした。

 ということで、いつものごとく明日の夜には新宿に戻りますが、宝塚でリフレッシュされました。

 28日・29日と働いて、年末年始は大阪の実家で過ごします。
posted by ふくちゃん at 23:55| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の泡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月21日

映画『永遠の0』

 原作を読んだのは3年前。それなりに面白かったようにも思います。でも、もう記憶が薄い・・・。しかも、映画化の話を聞いた時に「絶対に観に行こう!」とは思わなかったので、その程度の読後感だったのかも。自分の読書ブログの冬至の記事を読んでも、この原作をどの程度評価しているのか、よく分かりません


Story
2004年。佐伯健太郎(三浦春馬)は、今年も司法試験に落ち失意の日々を過ごしていた。祖母・松乃が他界し葬儀に参列するが、そこで祖父・賢一郎(夏八木勲)とは血がつながっていないことを知る。血縁上の祖父は、松乃の最初の夫で、太平洋戦争時に零戦パイロットとして出撃、終戦間近に特攻隊員となり散った宮部久蔵(岡田准一)という人物だった。健太郎はフリーライターの姉・慶子(吹石一恵)と共に、久蔵がどんな人物だったか調べようと、彼のかつての戦友を訪ねてまわる。しかし、その先々で海軍一の臆病者といった手厳しい評判を聞く。天才的な操縦技術を持ちあわせながらも、敵の駆逐よりも生還を第一に考えていたからだが、その裏には愛する妻・松乃(井上真央)と娘・清子の元に必ず生きて戻るという強い思いがあった。にもかかわらず、なぜ久蔵は最後に特攻の道を選んだのか。やがて久蔵の最期を知る人物に行き着き、健太郎は久蔵の懸命な思いを知る・・・。
(Movie Walkerより若干改変)


 監督が山崎貴さん(『ALWAYS 三丁目の夕日』『SPACE BATTLESHIP ヤマト』)だということも後で知ったぐらい、興味が無かった映画・・・。

 あれほど太平洋戦争を生き延びて家族の元に帰ることに執着していた久蔵が、なぜ特攻という死を選んだのか、もうひとつ腑に落ちなかった。理詰めで考えれば、
1)自分の教え子たちが若い命を特攻という愚劣な作戦で、自分の目の前で死んでいくのを見て、自分だけが生きて帰るわけにはいかないと思った。
2)身を挺して自分を守ってくれた教え子を死なせたくないと思った。
ということになるでしょうが・・・。自然に納得させて欲しいところです。果たして原作を読んだ時の僕は、納得したのだろうか・・・?

 あと(多分)原作を読んだときには気にならなかった松乃と“あの人(ネタバレ防止のため書けない)のロマンスですが、映像でやられると相当安いメロドラマのようでした。

 Web上のレビューでは評価が高く、「泣いた」という声も多いようですし、僕の隣の女性も泣いていましたが、どこに反応して涙しているのか、僕には分かりません・・・。

 ちなみに原作を読んだ直後の僕は「実在の人物の名前も登場するが、フィクションであり、架空の存在である宮部という男の生き方が迫ってくる。戦争とそこで無くなった命を美化することなく、かといって貶めることもなく、フラットに書かれているが、根底には戦争に対する怒りが流れている作品だと思う」と読書ブログに記しています。

 映画は原作に比べると、そういう点ではやや弱かったように感じました。


『永遠の0』公式サイト
http://www.eienno-zero.jp/


 おそらく、これが今年最後の劇場観賞。結局今年は31回、映画館に行きました。来年も良い映画に出会いたい。
posted by ふくちゃん at 23:31| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(4) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月13日

映画『ゼロ・グラビティ』

 12月8日(日)20:30から23:00過ぎまで、新宿ピカデリーで行われた『宇宙戦艦ヤマト2199 帰還式』に行ってきました。第七章のBD・DVDバージョン(23話〜26話完全版)の上映と総監督の出渕裕さん、当初のイベント上映では未完成短縮バージョンの上映となった曰くつき(?)の第25話の絵コンテを担当した大倉雅彦さんによる「ヤマトーク」でした。

 1番シアターは満員御礼。意外にもこれまでの上映に比べて、女性客が多くいました。ちょっと音響的に高音部がキンキンして耳が痛かったですが、観るたびに同じところでウルウル(笑)します。来年の映画はやはり続編(「白色彗星帝国編」)ではないようです。

 そんな1番シアターで、本日より公開の『ゼロ・グラビティ』(原題Gravity)を鑑賞してきました。3Dメガネが、使用前にスイッチを入れて起動させるものに変わっていました。でも、僕、左目があまりほとんど見えないので、3D効果ほとんどないんだよね〜ふらふら

 今回はネタバレ気味感想です。


Story
地表から600kmの上空。すべてが完璧な世界で、誰もが予想しなかった突発事故が発生。ロシアが寿命の尽きた自国の衛星をミサイルで破壊。その破片により、他の衛星も破損。大量の破片に襲われたスペースシャトルの大破によって、船外でミッション遂行中のメディカル・エンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)と、ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)の2人が無重力空間に放り出されてしまう。漆黒の宇宙で2人を繋ぐのはたった1本のロープのみ。残された酸素はわずか2時間分。地球との通信手段も断たれた絶望的な状況の下、果たして2人は無事に生還できるのか・・・?
(Movie Walkerから若干改変)


 本当に宇宙でロケしたかのような、超リアルな映像。宇宙空間は美しくもあり、恐ろしくもある。酔いそうなシーンもあります。

 冒頭では、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーだけでなく、もうひとり宇宙飛行士が・・・。しかし、あっという間に退場。ジョージ・クルーニーも意外に早めの退場で、画面に映るのは、ほとんどサンドラ・ブロックのみです。

 ジョージ・クルーニー演じるマット・コワルスキーが実にいかした男。常に沈着冷静でユーモアがあります。絶望的な状況に置かれてもなお。とてもこんな男にはなれません・・・。

 ストーリーは、とにかくピンチに次ぐピンチ。映像の素晴らしさ、そして恐ろしさ(怖すぎる状況です)も相まって、釘付けです。

 観終わった後のカタルシスは、正直弱いかな。ライアンが助かるラストは予想通りですし・・・。まあ、こればっかりは仕方がない。

 一見の価値ある映像です。


『ゼロ・グラビティ』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/


 ところで、「【Seesaaブログ】iTunesアフィリエイト、Dropbox、絵文字ボタンが記事投稿ページに追加されました」ということですが、新しい絵文字ボタンを投稿画面で押しも、「絵文字パレット」という文字が出るだけで、肝心の絵文字が出ませんぞ・・・。
posted by ふくちゃん at 22:11| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(15) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月30日

映画『サカサマのパテマ』

 珍しく続けてアニメ映画の鑑賞することに。場所は単館系の角川シネマ新宿。初参戦です。梅田ガーデンシネマと同じ系列の劇場ということで期待していましたが、ガーデンシネマの方が、お洒落でいい空間ですね。


Story
学校内で孤立気味の中等部2年生エイジ(声:岡本信彦)は、管理されたアイガ社会では珍しく教師にも反抗的な態度を示す不良っぽさのある少年だ。“かつて多くの罪びとが空に落ちた”と空を見上げることを忌み嫌うこの世界の慣習にも従わず、時折、学生寮を抜け出しては一人“空”を見上げている。そんなある日、突然現れた“サカサマの少女”パテマ(声:藤井ゆきよ)。必死にフェンスにしがみつき、今にも“空”に落ちそうな彼女を助けようと、エイジがパテマの手を握った瞬間、体がふっと軽くなり二人は空に浮かびあがる。落下する恐怖に慄くパテマと、想像を超える体験に驚愕するエイジ。この奇妙な出会いは、封じられた<真逆の世界>の謎を解く禁断の事件であった。しかしその頃、アイガの君主イザムラ(声:土師孝也)の元に“サカサマ人”が現れたとの報告が届く。イザムラは治安警察のジャク(声:安元洋貴)に、その“サカサマ人”を捕獲するよう命じるのだが・・・。
(Movie Walkerより)


 『かぐや姫の物語』を観た直後とあっては、映像表現としての斬新さでは劣ります。それでも、なかなか魅力的なビジュアル。日本のアニメーションって、本当に水準が高いと思います。

 ストーリーとしては、実験の結果、重力が反転して多くの文明と人類が空に“墜ちる”という大災害の後に生まれた地上の管理社会アイガと地底社会、重力の方向が上下反対の2つの世界の関係性が最後に反転するというオチが劇場で観た段階ではイマイチ理解できませんでした。

 アイガの禁を破って、忌むべき空へと向かおうとしたエイジの父の飛行船をエイジとパテマが発見した場所の意味も後で、ネット上で感想まとめのサイトを観て初めて理解できました。

 自分の理解力に難があったのかもしれませんが、実際に劇場で観ているときに理解できていたら、もっとこの作品に感心していたでしょう。

 でも、観ていて気持ちの良い映画だと思います。


『サカサマのパテマ』公式サイト
http://patema.jp/
posted by ふくちゃん at 19:44| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(3) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月25日

映画『かぐや姫の物語』

 新宿ピカデリーにて『かぐや姫の物語』を鑑賞してきました。各回最大客席数の1番シアター(580席)での上映ですが、なぜか唯一小さな5番シアター(157席)で上映している11:40の回で。月曜日の午前中ですが、そこそこの入りでした。

 元々は興味のない作品でした。『風立ちぬ』では少々がっかりしましたし、今さら「かぐや姫(竹取物語)」と言われてもなぁ・・・と。

 予告編や広告ビジュアルにもピンと来ず、食指は動きませんでした。

 でも、「なぜ、かぐや姫が地球に来て、再び月に帰らなければならないのか。かぐや姫が、罰として地球に送り込まれることになった罪とは何なのか」− 原作では明確に描かれていないその“真相”に、高畑監督が50年以上も前に思い至っていたこと、それが今回の映画化に繋がったこと、原作の“かぐや姫”を感情移入できる生き生きとしたキャラクタに描き換えたこと・・・などを知り、興味が湧きました。

 宣伝、上手いな(笑)。


Story
竹から出てきたかぐや姫が美しく成長し、男性たちからの求婚をかわし、やがて月に帰っていく様を綴った『竹取物語』。日本最古の物語と言われている『竹取物語』を題材に、姫が犯した罪と罰を描く。
(Movie Walkerより)


 感想をまず一言で表せば、「なんだか、すごいものを観た」です。

 残念ながら、僕が興味を抱いた「かぐや姫が地球に送り込まれることになった罪とは何なのか」は詳細には描かれていませんでした。公式サイトの「監督の言葉」にあるように、そのエピソードはカットされたのです(パンフレットには、50年前に考え付いた、その着想が詳しく書かれています)。

 このエピソードを入れた方が、“姫の犯した罪と罰”というキャッチコピーの意味がより明確になったのでは?・・・と思います。

 でも、とにかく素晴らしい。

 特に、絵。このタッチと映像は、今まで観てきたどんなアニメとも違います。手書きの温かさがあり、淡い水彩画のようでありながら、色彩に富んで、生命感に溢れている。

 音楽、唄、音響、効果、声の演技と相まった素晴らしい(語彙が貧困だなぁ・・・)総合芸術を、片時も目を離さず、かじりついて観ていました。

 高畑勲、すげぇ!・・・と感嘆しながら(スタッフの力も大きいはずですが)。

 ジブリ作品に限らず、俳優さんがアニメの声を当てると、どうも棒読み読みというか、感情の籠らない感じがすることが多いのですが、それも皆無。アフレコではなく、プレスコ(先に台詞を録音してから、それに合わせて映像をつくる手法)だからでしょうか。とりわけ、翁役の故・地井武男さんの演技が印象的です。

 “かぐや姫”も、原作にはない幼少時代の描写を付加することで、監督の意図する通り、感情移入できる存在になっていました。

 主題歌も余韻があって、作品の世界観にピッタリです。

 当然ながら、感性は人それぞれ。僕とは全く異なる感想を持つ方もいるでしょう。でも、観るかどうか迷っている方には、「とりあえず観ろ!」と薦めたい作品です。


『かぐや姫の物語』公式サイト
http://kaguyahime-monogatari.jp/


 今日16:00から限定発売の『宇宙戦艦ヤマト2199第七章BD・DVDバージョン上映会』(新宿ピカデリー12/8(日)20:30〜23:00)のチケットも辛うじて取れたし、今読んでいる小説『蜩の記』もなかなか良いし、充実した休日となりました。
posted by ふくちゃん at 17:47| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(14) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月15日

映画『清須会議』

 三谷幸喜さんの監督・脚本最新作『清須会議』を新宿ピカデリーにて。天気予報では寒いのは木曜日までということでしたが、今日も寒いですね。


Story
天正10年(1582年)。本能寺の変で、一代の英雄・織田信長(篠井英介)が明智光秀(浅野和之)に討たれた。跡を継ぐのは誰か・・・。後見に名乗りをあげたのは、筆頭家老・柴田勝家(役所広司)と後の豊臣秀吉・羽柴秀吉(大泉洋)であった。勝家は武勇に秀で聡明で勇敢な信長の三男・信孝(坂東巳之助)を、秀吉は信長の次男で大うつけ者と噂される信雄(妻夫木聡)を、それぞれ信長の後継者として推す。勝家、秀吉がともに思いを寄せる信長の妹・お市様(鈴木京香)は、最愛の息子を死なせた秀吉への恨みから勝家に肩入れ。一方、秀吉は、軍師・黒田官兵衛(寺島進)の策で、信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方に付け、秀吉の妻・寧(中谷美紀)の内助の功もあり、家臣たちの心を掴んでいくのだった。そんな中、織田家の跡継ぎ問題と領地配分を議題に“清須会議”が開かれる。会議に出席したのは、勝家、秀吉に加え、勝家の盟友で参謀的存在の丹波長秀(小日向文世)、立場を曖昧にして強い方に付こうと画策する池田恒興(佐藤浩市)の4人。様々な駆け引きの中で繰り広げられる一進一退の頭脳戦。騙し騙され、取り巻く全ての人々の思惑が猛烈に絡み合っていく・・・。
(Movie Walkerより)


 三谷さんの“笑い”の演出は、“ナチュラル”というより“作り込んだもの”という感じが強く出るタイプだと思うのですが、ハマると非常に面白い。でも、ハマらないと作為的な印象だけが残って、自然には笑えないのです。

 僕にとって、今回の作品は後者でした。

 それに、笑いの中にも、もっと権謀術数に富んだ、丁々発止、スリリングな駆け引きを見せてほしかったですね。織田信長亡き後の日本の支配者が決まる大きなターニング・ポイントとなる会議だったわけですから・・・。

 いちばん良かったのは、先日TV放映された『ステキな金縛り』の更科六兵衛さん(西田敏行)が登場したシーンかな。これは楽しかったです。

『清須会議』公式サイト
http://www.kiyosukaigi.com/
posted by ふくちゃん at 21:19| 兵庫 ☀| Comment(2) | TrackBack(10) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月05日

DVD『宇宙戦艦ヤマト2199 第7章』

 やっと観ました。第7章のDVD。

 もちろん劇場での先行イベント上映既に繰り返し観たわけですが、DVDには劇場公開では「水準に達していない」としてカットされたところが、本来の形で収録されているので、いつもとは違う楽しみがありました。

 カットされてはいても、劇場での鑑賞上、特に展開に違和感は無かったのですが、こうして完全版となった第25話『終わりなき戦い』を改めて観ると、断然こちらの方が良いですね(TV放映版以上に修正・追加が行われているようです)。

 キャラクターの作画崩壊も修正されていましたし。

 第23話でヤマトがガミラスの民を守るために波動砲を撃つところ。最終26話の沖田艦長の最期のシーン。何度観てもウルウルします。

 “あまロス”ならぬ“ヤマロス”でしたが、新作劇場映画の公開がTV放映最終回で告知されました。

 “新作”としているのだから、かつてのオリジナル版劇場第1作のようなTV版の“総集編”ではあるまい・・・。年号は“2199”のままだから、“続編”でもないだろう。

 となると、外伝?

 いずれにしても来年が楽しみです。

 
posted by ふくちゃん at 19:17| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の泡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月29日

映画『グランド・イリュージョン』

 マジック絡みの映画がわりに好きなので、『グランド・イリュージョン』(原題:NOW YOU SEE ME)を新宿ピカデリーにて。

 セリフに「メンタリスト」「メンタリズム」という言葉が出てきて、日本語字幕監修にDaiGOさんの名前が(笑)。


Story
アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)ら4人のスーパー・イリュージョニスト・グループ“フォー・ホースメン”はラスベガスのでショーの最中に遠く離れたパリの銀行から金を奪うマジックで、観客の度肝を抜く。この複雑に計画された不可解な犯罪に、当局が動き出す。FBI捜査官のディラン(マーク・ラファロ)とインターポールのフランス人捜査官のアルマ(メラニー・ロラン)は、フォー・ホースメンがもっと大がかりな犯罪を行う前に阻止しようとするが、まったく尻尾を掴むことができない。捜査陣は、マジックの種を暴くことで有名なサディアス(モーガン・フリーマン)の協力を仰ぐが、フォー・ホースメンは誰よりも上をいっているのは明らかだった。彼らの最後のショーが終わるとき、フォー・ホースメンのトリックの秘密と彼らの目的が暴かれる・・・。
(Movie Walkerより)


 徹底的にお洒落、絢爛、スピーディー。娯楽映画の見本のような作品です。

 壮大なマジック(でも生のショーではなく、映画という映像技術だからなぁ〜とは思いつつ)と明かされるトリック。テンポが良すぎて、トリックを理解しきれませんが(笑)、面白いから許します(自分の頭の悪さは棚に上げて)。

 フォー・ホースメンの4人の他に黒幕がいるのか?

 4人も自分たちが何のためにイリュージョンと犯罪を行っているのか、本当は分かっていないのではないか?

 そんなことを感じながら、ラストでは驚きのどんでん返し。騙される爽快感。多分、いろいろ伏線を見落としているように思います。もう一度頭から観たら、より面白いかも。

 楽しかったです。

 早くも続編製作が決まったようですが(ただし、スタッフ、キャストは未定)、もし本当に実現したら観ます。

『グランド・イリュージョン』公式サイト
http://www.grandillusion.jp/
posted by ふくちゃん at 19:16| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(15) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月04日

映画『地獄でなぜ悪い』

 最近は社会派のようだった園子温監督がまた(と言っても初期の映画は観ていない)振り切った映画を撮りました。まだ映画界からまともに相手にされない頃(15年以上前)に書いた脚本を基にした作品だそうです。


Story
ヤクザの武藤組組長・武藤(國村隼)は娘のミツコ(二階堂ふみ)を主演にした映画製作を決意する。娘を映画スターにするのは、武藤を守るため、刑務所に入った妻しずえ(友近)の夢でもあったからだ。10代の頃から偉大な作品を撮る日を信じてきた映画青年(長谷川博己)と、偶然出会ったミツコにお金で恋人役を頼まれて巻き込まれた通りすがりの普通の青年(星野源)を監督に迎え、スタッフ&キャストはもちろん全員ヤクザ。さらに、武藤組と抗争を重ねながらも、ミツコに恋心を抱き続けてきた池上組の組長・池上(堤真一)とその配下も巻き込んで、武藤組による池上組への殴り込みを映画として撮影することに決定。史上最も命がけの映画は、電光石火のごとくクランクイン。狂おしいほどまっすぐな想いが叶うなら、行く先が地獄でなぜ悪い!
(Movie Walker)


 映画は撮れなくても、映画への狂おしい情熱だけは燃やし続ける平田は、園子温監督の分身なんでしょう。

 その平田が10代の頃の仲間たちとようやく映画を撮ることになるまでが意外に長い。つまり、なぜヤクザの組長が、娘を主演女優に映画を製作することになるのか、その経緯の説明が長い。やや冗長に感じました。

 でも、いざ映画の中で映画の撮影が始まると、過剰、下品、暴走、生首、血飛沫、ブルース・リー(笑)。PG12作品ですが、僕の横に座っていた子どもたちは大笑いしていました。“良識派”の方々は眉をひそめるでしょうけど、ドリフやひょうきん族のドタバタを観ている感覚に近い気がします。おバカな映画です。最後の方で警察が介入して・・・というところはやや興ざめでしたが・・・。

 長谷川博己さんと堤真一さんの演技が最高に笑えます。


『地獄でなぜ悪い』公式サイト
http://play-in-hell.com/
posted by ふくちゃん at 19:47| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(4) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月25日

映画『そして父になる』

 カンヌ映画祭審査員受賞で話題、新宿ピカデリーで先行公開中の『そして父になる』を観てきました。福山さん目当てか、女性客の比率が高いように思います。


Story
学歴、仕事、家庭といった自分の望むものを自分の手で掴み取ってきたエリート会社員・野々宮良多(福山雅治)。自分は成功者だと思っていた彼のもとに、病院から連絡が入る。それは、良多とみどり(尾野真千子)の一人息子・慶多(二宮慶多)は、別の夫婦のあかちゃんと取り違えられていたというものだった。6年間愛情を注いできた息子が他人の子だったと知り、愕然とする良多とみどり。病院で弁護士とともに、取り違えられた先の斎木雄大(リリー・フランキー)・ゆかり(真木よう子)夫婦と会い。話し合う。やがて、雄大とゆかりの長男として育てられてきた本当の息子・琉晴(ファン・ショウゲン)ら3人の子どもも含めて、家族同士の交流が始まる。だが、子どもを取り換えるか、このまま暮らしていくか、血のつながりか、愛情をかけ一緒に過ごしてきた時間か。良多たち親の心も、子どもたちの心も揺らぐ・・・。
(Movie Walkerより改変)


 福山さん演じる良多は、高層マンションのオシャレな空間に住み、妻と子どもと“お受験”に臨み、仕事では大きな建築のプロジェクトを手がけ、自分と違って大人しい慶多には厳しい(裏にはどこか慶多への失望もあるようだ)。小さな電器店を営む庶民的な雄大・ゆかり夫婦のことは粗雑に見えるらしく、倫理意識は強いが、エリート意識が滲み出て、ちょっと嫌な奴です。

 慶多と琉晴の両方を引き取ろうとして、雄大・ゆかりに「いくら払えばいい?」と聞いて、みどりにも怒られたりするし。

 その後、結局2人の子どもを交換しますが・・・。

 大らかに子どもたちを包む雄大・ゆかり夫婦と違い、良多・みどり夫婦は慶多を想い、琉晴と良多はぎくしゃく。良多とみどりもぎくしゃく。

 一緒に過ごせば家族、血が繋がっていれば家族・・・というわけではないでしょう。他者(自分以外の者)と暮らすことの難しさ、親子というものの難しさと喜び、「そして父になる」というタイトルですが、良多がその入り口に立つところで映画は終わります。淡々と、でも繊細な物語は、いわく言い難い気持ちを運んできます。“感動”という分かりやすい言葉は使いたくない。

 リリーさん演じる雄大がホッとさせてくれます。滋味に富んだ作品です。


『そして父になる』公式サイト
http://soshitechichininaru.gaga.ne.jp/
posted by ふくちゃん at 21:33| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(12) | Cinema Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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